知っていますか?なかなか知らないマレーシアの6つの常識

マレーシア イスラム

お国が違えば、習慣、常識までも違う。マレーシアも「同じアジアの一員だけれど、近いようで遠い」という現実を目の当たりにするものだ。前回に続き、マレーシアの常識を紹介します!

>>前回の記事「えっ!? そうなの?」なかなか知らないマレーシアの習慣・常識」はこちら

目次

1. 外国人コンサートは、キャンセルになる場合が多い

昔より外人アーティストがコンサートを行うようになったマレーシアだが、まだまだ全部がスムーズに来馬してコンサートが行われるかと言ったらそうではない。

コンサートは、プロモーターがチケットを販売した後にイスラム局で正否が話し合われ、露出度の多い洋服は着ないように、卑猥な言葉がプリントされているTシャツは着ないようにと忠告されるだけならいいが、過去の言動を調査してマレーシア入国拒否という場合もある。

プロモーターはそのたびに聴衆者にお金を払い戻ししなければならず、ここでは購入した時点で「もしかしたら来ないかもしれない」とあまり期待しない方がよいかもしれない。

2. コンビニでビールを買ったら自分でビニール袋に入れてね!

スーパーマーケット

スーパーのレジで、キャッシャーがハラルとノンハラルに分かれているところもあるが、コンビニなどは場所が狭いために、キャッシャーは1~2か所程度。通常ハラルとノンハラルには分かれていない。

コンビニエンスストアで雇用されている人はほぼ95%以上がマレー系であり、イスラム教徒であるマレー系はアルコールが御法度である。他のイスラム国より緩いマレーシアではコンビニエンスストアでもビールを購入することができる。しかしレジでビールの缶を置くと、缶に触らずバーコードを通して、ビニール袋に自分で入れるよう渡される。

3. 広告宣伝にも厳しい監視の目が

イスラム 教会

イスラム国であるマレーシアでは、番組でカットされる部分も多いことながら、広告宣伝も厳しく監視されている。特にテレビのCMでは、男女のカップルが一緒にいたら、あきらかに結婚しているカップルを想定して、それなりのシチュエーションで見せなければならない。

4. イスラムのお葬式は、短時間の埋葬が好まれる

イスラム教のお墓

人が亡くなった後は、地域に必ずあるモスクですべて段取りよく行ってくれるために、家族は手間もお金も何もかからないような仕組みになっている。コミュニティーベースで行われるお葬式は身を清め、お祈り、そして短時間で直に土葬される。

死んだ人間は来世で神の裁きを受けて道が分かれることを固く信じているイスラムでは、人間は神の前では首相であれ王様であれ一緒のレベルとして、白い布に包むだけの墓もシンプルでできた葬式が望まれる。

5. 金曜日の礼拝ではモスク周辺3重ライン駐車になっても許される

三重駐車

金曜日のお昼時にはイスラム教礼拝があり、男性のみ義務付けられている。

モスクは各地域に必ずあり、各人会社の近く、買い物に出かけているときにはその近く、学校の近く、家の近く、とどこへ行ってもいいわけだが、モスク周辺は一度に多くの人が車で行くために、ほとんどの場所で駐車場が不足になる。

通常の道路は3重駐車になり、ガソリンスタンドも駐車場と化してあふれる。2重駐車の奥の人も出られなくても礼拝なのですぐに帰ってくるだろうと気長に待ち、もちろんこの時間帯は、警察官も礼拝に行ってしまうので、どこに駐車しても罰金の対象にはならない。

6. 感謝食事会を頻繁に行う

日本のお宮参り、七五三などのような子供の成長に関わる行事はもちろん、ハリラヤ(イスラムの断食開け祭)、旧正月、インド人正月時のオープンハウスなど、感謝を込めての食事会(自宅に招く)はもちろんのこと、他にも引っ越し、学校の卒業、コーランを読み終えた、退院などの際、神や周りのサポートがあるからこうした良い結果になった、ということに感謝して家に招く。

「おかげ様」の気持ちがとても強い。通常、家の者が調理するが最近ではコストはかかるがレストランに注文をする家も増えている。

関連記事

マレーシア」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『マレーシア』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingマレーシア記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

YasminYoko

マレーシア、クアラルンプールに在住。渡航して32年、ライター、リサーチ、コーディネートをはじめ翻訳通訳、日本語教師、個人輸出業を手がける。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!