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マレーシアのカパス島は日帰りでバカンス気分を楽しめる場所!
<TOP画像:カパス島のビーチ>
マレーシアといえばランカウイ島やレダン島などのリゾートアイランドがあり、日本人にも大人気です。しかし、マレーシアにはまだまだたくさんの島があります。カパス島もその中の1つです。
私はマレーシアの中でカパス島が一番のお気に入りです。実際に何度も行っていますし、日本から遊びに来てくれた友人を連れて行くこともあります。
この記事では、カパス島の魅力についてお伝えします。ビーチリゾートでゆっくりするのが好きな方やちょっと変わった旅行に興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
カパス島とは?
<ビーチの砂浜から撮った写真。水がとても透き通っているので、天気が良いと砂に波の影が映ってとてもきれいです>
カパス島は、マレー半島、東海岸沿いのトレンガヌ州に属する小さな島です。マレーシアにはたくさんの島があり、青いビーチと白い砂浜、珊瑚礁といった素敵なビーチリゾートを満喫できますが、私はその中でも特に、カパス島がお気に入りです。
青くて透き通った海や白い砂浜など、本当に景色が美しいので、見ているだけで幸せな気持ちになるからです。また、それほど深くない位置に珊瑚礁があり、たくさんの魚が暮らしているので、気軽にシュノーケリングが楽しめます。
カパス島の魅力
<カパス島のビーチとボート>
海によって色合いが異なりますが、私はこのビーチの青の色合いが特に好きで、見るたびに癒されます。ところどころ黒く写っているのは珊瑚礁です。
カパス島の魅力はたくさんありますが、その中でも私が個人的に感じている魅力を紹介します。
素朴な雰囲気
東海岸沿いには、カパス島のほかにレダン島やプルフンティアン島、ティオマン島など、数々のリゾートアイランドがあります。
どちらかといえばカパス島よりもそれらの島の方が有名で、ガイドブックに載っているのもよく見かけます。実際におしゃれなリゾートホテルなどがあり、多くの観光客に大人気です。
反対に、カパス島は、どちらかといえばローカルに人気です(最近は欧米人も見かけるようになりました)。バックパッカーが好む簡単な宿泊施設はありますが、リゾートホテルなどはありません。
とても素朴な印象で、自然をガッツリと楽しめます。そして、ボートの料金や滞在費用などが比較的リーズナブルなので、気軽に訪れやすいです。
本土から近い
カパス島は本土からとても近く、マランにある港から15分くらいで到着するので、気軽に行けます。ビーチから本土が見えるほどです。マレーシアにある島は、本土から少し離れているため、船で2、3何時間もかけて向かわなければならないことも。
トレンガヌに住んでいる地元の人の中には、頻繁に日帰りで島に行っている方も少なくありません。
私は、以前クアンタンというトレンガヌから車で3時間ほど離れた街に住んでいましたが、当時は年に一度、日帰りでカパス島に遊びに行っていました。
おすすめのカパス島での過ごし方
<イソギンチャク周辺に生息しているカクレクマノミ>
島のショップの人によると、彼らはどのイソギンチャクにどのカクレクマノミが住んでいるのか把握しているそうです。普段はイソギンチャクの中に潜っていて気持ちよさそうに泳いでいるのですが、あまり近くで観察しすぎると、警戒してイソギンチャクの中から出てきます。
カパス島を訪れている人たちは、ゆったりとしたビーチや青い海などを満喫し、思い思いに過ごしています。私自身が楽しんでいる方法や周囲の人を参考にした過ごし方などをご紹介します。
マリンスポーツを楽しむ
カパス島では、シュノーケリングセットやカヤックの貸し出しやダイビングツアーなどのアクティビティがあります。アクティブにマリンスポーツを楽しむのもおすすめです。
海には珊瑚礁があちこちにあり、小さな魚たちが珊瑚礁の周りを泳いでいます。
カラフルな魚やカクレクマノミ(ニモ)も。シュノーケリングをして魚や色々な形をした珊瑚礁を見て回るのも楽しいです。「でも...泳ぐのが苦手...」という方も安心してください。ライフジャケットの貸し出しもあります。また、カパス島の珊瑚礁は、岸からほんの数メートルの位置に生息しているので、ほとんど泳ぐ必要がありません。
特に、引き潮のタイミングでシュノーケリングをすると、簡単に珊瑚礁に到着します。なので、泳ぎに自信がない方もシュノーケリングをじっくりと楽しめます。
ただし、昼間の日差しが強い時間にシュノーケリングすると、皮がむけて火傷するほどに日焼けしてしまいます。日焼け止めクリームの準備を忘れないようにしましょう。
本を読んだり昼寝をしたりする
カパス島では日陰のベンチやハンモックでくつろいで、昼寝をしたり本を読んだりしている人も見かけます。宿泊している方は特に、日中は木陰できれいな景色を見ながらゆっくりとくつろぎ、朝や夕方の涼しい時期に海に繰り出しているようです。
私はどちらかというと、島に来るとマリンスポーツを思う存分楽しみたくなるのですが、一度真似してみると、何もしない贅沢な時間にはまりました。ボーっと何もせずにただ波の音を聞いたり、景色を見たりしているだけで本当に癒されます。
さらに、木陰で好きな本を読むと、本当に気持ちが良いです。ガッツリ楽しむのも良いですが、ゆったりするのも自然を満喫するためのおすすめの方法です。
カパス島への行き方
「D Seri Kapas」にはベンチやハンモック、大きな木などがあり、とても素朴で落ち着く場所でした。
ここにベースキャンプを作って、休憩したり、ご飯を食べたりしながら、マリンスポーツも楽しめます。人も少なくとても静かでリラックスできました。
カパス島へ行くためには、マラン港からボートで行きます。マラン港には、幾つかのショップがあり、それぞれがボートを出しています。ボート会社と、島のアイランドリゾートが提携しているようで、どのボート会社を選ぶかによって島の目的地が変わります。
私たちは「TOK WAN NAH BOAT SERVIS」のカウンターでチケットを購入し、乗ったボートは「D Seri Kapas」というアイランドリゾートへ到着しました。ボート会社によって、ボートの時間帯が異なるため、特に帰りの時間とボート会社の名前を間違えないことが大切です。
トレンガヌの中心地から、マランの港まで車で30分ほどです。カパス島に宿泊しない場合、トレンガヌ中心地にあるホテルに泊まり、そこからgrabタクシーなどを使ってマランまで行けす。船着場の近くには、地元のマーケットがあるので、マーケットでお昼ご飯(マレーシアのグルメなど)を購入して船に乗り込みます。
船着場の場所
Jeti Marang (Terengganu), 21600 Marang, Terengganu
TOK WAN NAH BOAT SERVIS
住所:No 1, JETI PELANCONGAN, 21600 Marang, Terengganu
ついでにトレンガヌで楽しむのもあり!
<トレンガヌの中心地から少し離れた場所にあるカフェ>
「景色もよくとてもリラックスできるのでおすすめだよ」と地元の友達に教えてもらって行ってきました。タイミング悪く閉まっていましたが、とても可愛いカフェでした。アイスクリームやワッフルなどのスイーツが美味しいようです。
カパス島にきたついでに、トレンガヌを回って楽しむのもありです。トレンガヌはマレー民族が多く、マレー文化の強い街です。美味しいマレー料理を食べたり、伝統工芸であるバティック(ろうけつ染の布)を買ったりと、マレーシアの文化を楽しめます。
街や周りの景色は、クアラルンプールとは全く違い、素朴な田舎の雰囲気です。といっても欧米人の観光客も多いので、ちょっとしたBARやおしゃれなカフェなどもあります。トレンガヌ周辺もとてもきれいな浜辺が続いているので、ビーチ沿いのおしゃれカフェでくつろぐのもおすすめです。
By SANTAI CAFE
- 住所:Lot 4071, Jln Penarik, Kampung Penarik, 21010 Permaisuri, Terengganu
- 電話番号:+601126929558
- 営業時間:15:00~23:00
- 定休日:火・水曜
まとめ
<カパス島の珊瑚礁>
よく見ると、平たい形や丸っこい形などいろいろな種類があります。写真では伝わりにくいのですが、太陽の光が当たってキラキラしてとてもきれいなので、魚がいなくても珊瑚礁をただみているだけでも楽しいです。
マレーシアのカパス島では、気軽にバカンス気分を楽しめます。バカンス気分と言ってもかしこまった雰囲気は全くなく、素朴なイメージです。とにかく自然を堪能したい方やいつもの旅とは違うことをしてみたい方、マレーシアに住んでいる方に特におすすめです。
透明で透き通った海や波の音に癒されると、日頃の忙しい毎日を忘れてしまいます。小さな島ですが、自然の素晴らしさや広大さを実感できる島です。
マレー半島の東海岸沿いは10月ごろから3月ごろにかけて雨季なので、カパス島がオープンしているのは4月ごろから9月ごろまでです。その中でも特に、5月ごろから8月ごろまでの海が特にきれいでおすすめします。
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maco
- 趣味は旅行とカフェ巡り、マリンスポーツです。日本とマレーシアを行き来する生活を送っています。マレーシアは多民族国家で、いろいろな言葉や文化が入り混じっている国です。その中で、マレーシア人の優しさや人を尊重する態度に触れて、私自身の考え方も変わってきている気がします。そんなマレーシアの魅力を、マレーシアの文化やおすすめスポットとともにお伝えできれば嬉しいです。