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コスタリカってどんな国?美しい鳥ケツァールと大自然に囲まれた、エコツーリズム発祥の国!
目次
- エコツーリズム発祥の国・コスタリカ
- 自然に恵まれた国・コスタリカ
- 1. モンテベルデ自然保護区
- 2. ハミングバードギャラリー
- 3. タルコレス川 リバークルーズ
- 4. アレナル火山国立公園
- 5. タバコン温泉リゾート
- 6. 世界で一番美しい鳥『ケツァール』
- 最後に
エコツーリズム発祥の国・コスタリカ
コスタリカという国に皆様はどのようなイメージを持たれているでしょうか。
日本人にはあまりなじみのない中米のこの国は、近年話題のエコツーリズム発祥の国として欧米諸国では観光大国として大きく知られています。
エコツーリズムとは「自然環境の保全を強く意識した観光行動」を意味する造語で、自然の美しさ、素晴らしさを観光を通じて学ぶ機会を与えると同時に、入場料などを自然保護に充てる自然保護と観光を両立した考えとなります。
そのような意識の発祥と言われるのがコスタリカです。
自然に恵まれた国・コスタリカ
コスタリカは中米に位置しており、面積わずか51,000平方キロメートル(四国と九州を合わせたほどの面積)の小さな国。北東にカリブ海、西南に太平洋が面しています。国土には2,000mを越える山々もあれば、現在も活動する活火山もあり、さらには熱帯雨林もあるなど、多種多様な環境が存在しています。
そんなコスタリカは「地球上の約0.03%の面積に、地球上の約5%の生物が棲息している」という、まさに生き物の楽園とも言われる国なのです。
<見た人は幸せになれるというケツァール>
<コスタリカで見られるアカメアマガエル>
そんな自然に恵まれた国コスタリカの魅力を、今回はいくつか紹介したいと思います。
1. モンテベルデ自然保護区
コスタリカの人気の観光スポット「モンテベルデ自然保護区」は、熱帯雲霧林(うんむりん)と呼ばれています。熱帯雲霧林とは、一年のそのほとんどの期間で雨や霧が発生しており、そのため全ての樹林に苔などの寄生植物が発生している特殊な生態系を持った地域です。
<大木に寄生する通称「絞め殺しの木」>
保護区内には多種多様な生物が生息しており、特に多いのが鳥類と言われています。およそ400種の鳥類が生息していることから「野鳥の楽園」とも呼ばれており、バードウォッチング愛好家の方も多く訪れる地区です。
保護区内では、様々なトレッキングコースや地上約50mの吊り橋を歩くスカイウォーク、ケーブルを滑車で渡るキャノピーなど、様々なアトラクションも楽しめます。面白いのがこれらのアトラクションはすべて元々は研究用に作られていた施設というのです。 自然保護と観光を共に高め合うコスタリカならではの観光とも言えるかもしれません。
<もとは研究用に作られた吊り橋>
2. ハミングバードギャラリー
モンテベルデ自然保護区内には、ハミングバード(ハチドリ)をほぼ確実に見ることができる施設もあります。
日本ではなかなか見ることができないハミングバードが自由自在に飛び回る様子を目にすることができます。
3. タルコレス川 リバークルーズ
タルコレス川とは、コスタリカの西部太平洋にそそぐ河川です。ここではジャングルリバークルーズを楽しむことができます。
リバークルーズでも、水辺で過ごす様々な鳥類や、河を我が物顔で過ごすワニも見ることが出来ます。
運が良ければボートのすぐ真横をワニが通りぬけていくことも!!
4. アレナル火山国立公園
コスタリカの観光スポットとして人気が高い「アレナル火山国立公園」は、コスタリカにある火山の中で最も活発な活火山です。2010年の大きな噴火を最後に火山活動はおとなしくなっていますが、2010年までは頻繁に噴火が起きていました。 アレナル火山は日本の富士山にも似た形のため、日本人には親しみやすい山かもしれません。
また、アレナル火山国立公園内には「アレナル湖」というコスタリカで最大の人造湖があり、その景色もまた格別に美しいです。
5. タバコン温泉リゾート
そんなアレナル火山国立公園ですが、人気の理由は日本人も大好きな『温泉』。
「タバコン温泉リゾート」と呼ばれる高級リゾートが国立公園内にはあり、アレナル川を利用した自然そのままの大小さまざまな温泉やジャグジー、スパなどレベルの高い施設があり、多くの観光客を魅了しています。
また、ここのリゾートのレストランが提供するビュッフェも最高に美味です。南米の肉料理「アサード」や、魚のマリネ「セビーチェ」など中南米諸国の料理を楽しむことができます。タバコン温泉リゾートを訪れた際は、ぜひ温泉と食事で最高のひとときを過ごしてくださいね。
6. 世界で一番美しい鳥『ケツァール』
世界で一番美しいと形容される鳥『ケツァール』。 バードウォッチャー達を多く魅了するこの鳥は、中米の亜熱帯地区に生息しています。 手塚治虫の漫画『火の鳥』のモデルにもなったとも言われている美しい鳥は「見た者は幸せになれる」という言い伝えが生まれるほど、中米に暮らす民族にとって貴重な存在です。
そんな伝説の鳥が、このコスタリカでは首都サンホセから日帰りで見ることが可能なのです。 ケツァールの行動時間は早朝のため、日帰り観光の際はサンホセの出発は早朝になります。
<ケツァールを待つ観光客>
ツアーでケツァールを見に行くときはケツァールに詳しい専門のガイドが同行して、遭遇しやすいポイントを探してくれます。ケツァールはリトルアボカドの実を主食とするため、その木や巣を探すのが一般的のようです。
装備が心配な方も専門ガイドはスコープを持っているため、スマホやデジカメでもこんなに綺麗に写真を撮ることができます。 見ると幸せになれるケツァールを、ぜひコスタリカまで見に行ってみてください。
最後に
エコツーリズム発祥であり、自然や動植物に恵まれた国コスタリカ。日本ではまだまだ知名度が低いこの国ですが、観光地化が完全にされていないところも、この自然溢れる国の大きな魅力の一つかもしれません。まだ手付かずの大自然を楽しみに是非訪れてみてください!
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