たびこふれ

フワフワの白団子のようなシロヘラコウモリ探索ツアー<コスタリカ>

記事投稿日:2020/10/02最終更新日:2020/10/02

Views:

シロヘラコウモリと呼ばれる世界でも珍しい白いコウモリ。そしてこのコウモリは、白いだけでなくとても小さなコウモリでもあります。シロヘラコウモリという名前を聞いたことがないかもしれませんが、動物好きな方であれば一度はこのコウモリの写真かビデオを何かで見られたことがあるはず!!今回はこの一風変わった、でもとても愛らしいこのコウモリの探索ツアーをご紹介します。

目次

シロヘラコウモリとは

CRI2009-02.jpg

シロヘラコウモリの「シロヘラ」を漢字で書くと、「シロ:白」、「ヘラ:箆」(料理などで使うヘラ)と書きます。とても珍しい白い色のコウモリで、鼻の部分がヘラのようになっていることからそのように名づけられました。英語では、Honduran white bat :ホンジュラス シロ コウモリという、国名の入った名前がつけられています。

世界でも希少で珍しい白い色のコウモリを、このコスタリカで観察することができます。また飼育されているわけでも、保護されているわけでもなく、完全な野生の状態で観察することができます。コスタリカでは、シロヘラコウモリの保護活動も行われていますが個体数は多くないと言われています。シロヘラコウモリに関する研究・調査もまだ途上で、生態は詳しく解明されていません。

日本でよく見かけるコウモリは、夕方や夜になると飛んで虫などを食べていますが、このシロヘラコウモリはフルーツなど果物や木の実を主食とするベジタリアンのコウモリです。シロヘラコウモリは、コウモリの中でもとても小さく体長が4-5cm程度で、フワフワ・モフモフした白い毛で覆われています。コウモリながらとても可愛らしい愛嬌のある姿をしています。そしてそのすみかがとてもユニークです。さて、シロヘラコウモリはどこにいて、どこをすみかにしているのでしょうか。

どこにいるの?

CRI2009-03.jpg

シロヘラコウモリは基本的に熱帯雨林のジメジメした湿った森林地帯に生息しています。そうした環境では、一年中同じような気温、湿度で、常にあらゆる木々が実をつけているため、シロヘラコウモリたちの食物が常にあります。このシロヘラコウモリも多くのコウモリと同様、夜行性で、夜になると巣から飛び立ち、フルーツを探しに出かけます。

彼らのすみかはとてもユニークです。普通、コウモリのすみかは、洞窟などの暗い場所にたくさん群がってぶら下がっている様子をイメージしますが、このシロヘラコウモリは、なんとある特定の種類の葉っぱをすみかにします。

CRI2009-04.jpg

CRI2009-05.jpg

バナナの葉っぱに似た(ヘリコニアとも、オウムバナ科とも呼ばれたりする)大きな緑色の葉っぱをすみかにして、昼間にはそこで寝ています。普通の状態だと葉っぱは大きく広がっていますが、このコウモリたちは自分たちの姿を隠すため、そして雨の多いこの熱帯雨林の中で、雨に濡れないために、葉っぱの中心を走る葉脈の近くをかじり、葉っぱの両側をテントのように垂れ下げて屋根付き・壁付きのすみかを作り上げています。

時間が経つと葉っぱも徐々にしおれてくるので、数日経って、また危険を感じるとすぐにすみかを変えるため、見つけるのは簡単ではありません。

大抵、シロヘラコウモリは家族でグループをなして生活しており、昼間に葉っぱの中で寝ているを発見できると、数匹から、多いときは10匹以上が固まって葉っぱの中にぶら下がっているのを見ることができます。

いつ見られるの?

シロヘラコウモリが生息する場所として好む熱帯雨林は、一年中ジメジメした森林地帯です。コスタリカには、雨季と乾季がありますが、熱帯雨林は一年中ほとんど気温や湿度は変わりません。そのため、シロヘラコウモリはいつもエサとなるフルーツを見つけることができ、いつでもそこに生息しています。

そのため、一年中、熱帯雨林の中でシロヘラコウモリを観察することができます。乾季でも熱帯雨林では雨が降りますが、雨季になると乾季の時期よりも格段に降水量が増えますので、12月〜4月頃の乾季シーズンはシロヘラコウモリが観察しやすい天候ですのでお勧めの時期です。

どこで見られるの?:探索ツアーのご案内

CRI2009-07.jpg

コスタリカで見られる場所は数か所ありますが、ここではとても有名で観察できる確率の高い場所をご紹介させていただきます。

1. サラピキ

コスタリカの首都サンホセから車で2時間前後の場所にあるサラピキに、ラ・セルバ生物研究所という施設があり、そこで熱帯雨林の森を探索するツアーで観察することができます。野生動物ですので、シロヘラコウモリをいつも発見できるというわけではありませんが、高い確率で見ることができます。また、シロヘラコウモリだけでなく、たくさんの野鳥、カラフルなカエルなどを観察することもできます。また、自然探索ツアーだけでなく、川下りや乗馬などの他のアクティビティ、宿泊施設も備わっています。

2. ワピレス

首都サンホセから車で約1時間半の場所にあるワピレスには、自然国立公園のような公共の施設でもなく、自然保護区でもない、地元にある熱帯雨林の中でシロヘラコウモリを探索するというツアーが地元の方たちの活動によって行われています。ここでも、かなりの高確率でシロヘラコウモリを発見することができます。また、ここでは野鳥やナマケモノを見ることができることもあります。

  • 施設名:Cope Arte CR
  • 住所: La Unión de Guapiles, Provincia Limón
  • 料金:ツアー料一人$30〜50(人数による)
  • URL:http://copeartecr.com/

最後に

ぬいぐるみのようで、小さくフワフワでキモカワイイ、コウモリのイメージを覆す愛らしいシロヘラコウモリ。日本では絶対に見られない、動物園でも見られない、この野生のシロヘラコウモリを生で見たら、このかわいいキャラクターのようなコウモリのファンになること間違いなしです。

自然の保護活動が熱心に行われている国コスタリカでは、安全でそして楽しくシロヘラコウモリなどの珍しい野生動物の探索ツアーを満喫することができます。大自然・野生動物が相手なので、いつでも見られるというわけではありませんが、生のシロヘラコウモリの姿を、一度生で見てみるのはいかがでしょうか。コスタリカに来られた際には必見です。

プロフィール画像
この記事を書いた人
YM 3C
  • Facebook シェア
  • twitter シェア
  • はてなブックマーク  シェア
  • LINE シェア
  • instagram

記事投稿日:2020/10/02最終更新日:2020/10/02

Views:

コスタリカのアクセスランキング

    © 2017 TabiCoffret Co.,Ltd.