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【山登り道】~低山には低山の魅力があるのです③~「奥高尾/陣馬山・景信山」

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記事投稿日:2018/05/11
最終更新日:2018/05/15

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こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。私は山登り(低山)が好きです。東京近郊には日帰りで愉しめる低山がたくさんあります。本シリーズ第三弾となる今回は「高尾」の魅力をお伝えしたいと思います。

<シリーズ第一弾、第二弾はこちら>

第一弾 低山には低山の魅力があるのです「金勝山・官ノ倉山・石尊山編」

第二弾 低山には低山の魅力があるのです「大霧山編」

高尾山といえば・・・

いわずとしれたミシュランの三ツ星も獲得した超有名な山です。が!今回は高尾山(本山)の話は出てきません。高尾は高尾山頂から更に奥に、高尾山頂~城山~小仏峠~景信山~陣馬山と連なる「奥高尾」と呼ばれるエリアがあります。

今からもうかれこれ8年くらい前、私は初めて高尾山に登りました。その時は「ビアマウント高尾」という山頂ビアガーデンで飲むのが目的でした。そこに連れていってくれた友達が高尾山頂に着いた時、こう言ったのです。「今日はここ(高尾山頂)までしか行かないけどね。実はここから先の"奥高尾"というところが本当は面白いのよ」と。その時の言葉がとても気になった私はそれから数か月後、ひとりで奥高尾に足を踏み入れました。そしてその時以来、私は奥高尾の虜になってしまったのです。今回はその奥高尾の中でも私が特に好きな陣馬山(じんばさん)~景信山(かげのぶやま)の縦走ルートをご紹介します。

【目次】

駅から登山口まではバスで移動

旅の始まりはJR高尾駅北口のバス乗り場です。

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この日は5月4日。ゴールデンウイーク後半の中日で快晴でした。多くの登山客がバス待ちをしています。ほらこんな具合に。

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めざすは陣馬高原下バス停

高尾駅から登山に関連するバス経路は大きく2つあり、ひとつは景信山や小仏峠等に登っていく「小仏バス停」行き。もうひとつは陣馬山をめざす「陣馬高原下」行き。私は陣馬高原下行きに乗ります。バスの本数が1時間に1~2本と少ないので要注意です。

高尾駅北口→陣馬高原下行きバス時刻表はこちらから

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高尾駅から陣馬高原下までバスに揺られること約45分で到着です。

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バス停にはちゃんとしたトイレがありますが、特に女性用は混むので高尾駅で済ませておくことをお勧めします。

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では、山登りのはじまり~

こちらで靴の紐をキツめに締め、充分なストレッチをしてから、さあ!登山開始です。

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バス停のそばには山下屋さんという蕎麦やお酒も飲ませるしぶ~いお店があります。

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街道沿いの宿場町の茶屋ムード満点です。山下屋さんを越えたところを右に折れ、車道を登っていきます。

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ここから車道を登り始めて15~20分位したら左に入っていく登山道が見えてきます。こちらが登山入口です。

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ここから本格登山道に入ります

山道の左側には沢があり、水のせせらぎが聞こえてきます。一気に自然に包まれた感じです。

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かわいい丸太の橋を渡って更に登っていくと小さな滝も見えてきます。マイナスイオンが降りそそいでいるのを全身で感じられます。

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このコース最大にして最強の難所

そうこうしていると、本格的急な登りが始まります。今回のルートで最大の難所。ここから標高差約500メートルを一気に登っていきます。ひたすらひたすら登りが続きます。汗をかきますので、上着を1枚脱いでおいた方が良いかもしれません。暑くなる前に脱ぐ、登山のコツですね。

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木の根っこがむき出しの道ですが、根の間はさほど密ではないので、見ためほど歩きにくくはありません。しかし木の根っこは滑りやすいので、踏まないように気をつけましょう。

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ご覧の通り急登です。焦らず慌てず一歩一歩自分のレベルに合わせて登っていきます。

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まるで修験者のようです。

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ひたすら登りが続きます。途中で休憩できるような広いスペースもないので苦しい場面ですが、水分を補給しながら、自分を励ましながら登っていきます。

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ここまで来たらもうひと息・・・

登り始めて約45分、急な登りが終わり、右方向へ平坦な道が出てきます。ここまで来たらもう4分の3は来たようなものです。もうひとがんばり!

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和田峠からの道と合流し、さらに登りが始まります。ここも結構きついのですが、頂上までは残り15分くらいです。

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つづら折りの道の先にいよいよ山頂が見えてきます。

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やった~ 陣馬山登頂!見よ、この360度の眺望を!

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白馬がこの陣馬山のシンボルです。陣馬山とは昔、北条氏と武田氏が戦った古戦場で陣を張ったというのが由来だそうで、陣場とも書きます。この山の最大の特徴は山頂が広く、360度眺望が楽しめるということです。私がこれまでに登った低山(標高1,000m以下)の中では、陣馬山頂の眺望がナンバーワンです。

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透き通った青い空に、雲がふんわりくっきり浮かんでいて、とっても気持ちいいです。

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陣馬山 857m ザ・低山です。

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ではここで山頂からの360度眺望をお楽しみください。風に揺れる新緑の美しさがおわかりいただけるでしょう。

山の楽しみといえばこれでしょう

陣馬山頂には3つの茶屋があります。中でも富士見茶屋の具だくさん「けんちん汁」が名物なのですが、今回は気分を変えて清水茶屋の「陣馬そば」を食べました。

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整備された椅子とテーブルが嬉しいです。こういう設備が高レベルで整っているのも高尾の嬉しいところです。

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こちらが陣馬そば(600円)。山菜と小さなさつま揚げが入ってて、つゆはあっさり、麺は少し柔らかめで体に優しいそばでした。

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この日、陣馬山頂からは見えたのは・・・?

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はい、富士山です。山に登っていて、富士山が見えるか見えないかは重大な問題です。富士山は冬は比較的見えやすいのですが、春は晴れていても大気が霞んで見えないことが多いです。この日は前日雨が降り、空気も澄みきって富士山がよく見えました。

なぬ?富士山も動画で見たいって?わかりました、わかりました。どうぞ~ 

鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでいました。

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昼近くになると登山者も増えてきました。陣馬山は高尾山より人はずいぶん少ないのですが、さすがゴールデンウイークですね。

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今回のコースの中で「私が一番好きな道」とは

山頂で30分ほど休憩した後、もうひとつのピーク景信山をめざします。奥高尾縦走ルートの中で私が一番好きなのが「陣馬~景信」間の道なんです。その理由は基本的に尾根沿いを歩くので、アップダウンが少なく(もちろん山なのであるにはありますが)、歩きやすく気持ちいい道が多いこと、そして歩く人が少ないことです。

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山を歩いていて気持ちよい場所は山頂だけじゃない

柔らかな木漏れ陽が自然の中にいることを実感させてくれます。この日は日ざしが強かったのですが、草木のおかげで山道は直射日光が当たらず、アスファルトもないので風が涼やかでとても心地よい気分で歩けました。

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陣馬~景信の中間にある明王峠の茶屋です。

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日蔭のない道はここの部分(200mくらい?)だけでした。抜けるような透明感ある青空に雲も気持ちよさそうでした。

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~低山には低山の魅力があるんです~シリーズ初の試み

登山道途中での360度ぐるり撮影を今回初めてやりました。この方がより臨場感が伝わると思います。どうぞ~ 

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本日2つめの山、景信山 登頂!

陣馬山から景信山まで途中小さな峠(明王峠、底沢峠、堂所山)を越え、約1時間45分で景信山に到着です。標高727m。

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景信山は360度眺望とはいきませんが、視界の良い日には、横浜ランドマーク、東京スカイツリー、遠くは筑波山まで見渡せます。

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そして景信からも富士山、こんにちは!

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母娘で仲良く山登りなんていいですねえ~

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山で飲むビールの味はずいぶん違う!

高尾の茶屋にはなんと冷えた瓶ビールが売っています。値段は700円と少々お高めですが、山頂で冷えたビールを飲めるのは何よりのごちそうです。ゴキュゴキュッと喉を潤し、なめこ汁で体を休めます。

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景信山も登山者で賑わっていましたが・・・

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超満杯で座る場所もない、というほどではありませんでした。このゆったり感が奥高尾の魅力でもあります。

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山は下りが要注意!

景信から約300mの標高差を下山します。登山では特に下りは要注意です。急坂、浮き石のある砂利道は滑らないようにゆっくりゆっくり下りていきます。転んでも良いように手袋(軍手でも可)があれば安心です。心配な方はストックがあればなお安心です。

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景信山からの下山途中のぐるり眺望もお楽しみください。

景信山側の登山口に到着しました。

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ここから車道となり、歩くこと約10分で「小仏バス停」に着きます。

小仏バス停→高尾駅北口行きバス時刻表はこちらから

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私が高尾駅で必ず行くお店

小仏バス停から高尾山駅までバスで約20分。朝出発したのと同じ場所に戻ってきます。高尾駅で時間があった時、私が必ず寄るのが駅前の玉川亭さんです。

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高尾はとろろそばが名物なのですが、玉川亭のとろろそば(920円)は驚きです。

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見てください。とろろの量がハンパないんです。これをかき混ぜると、とろみが「これでもかっ!」とばかりに麺に絡みつき、つるつるっと食べられます。街なかのとろろそばでこんなにとろろが入ったのを見たことがありません。ちなみにとろろは疲労回復に効くそうです。山登りの後にはぴったりですね。この日2杯めの蕎麦でした(笑)

やっぱり低山はいいな~

さて、奥高尾「陣馬山~景信山」縦走はいかがでしたか?このふたつの山をまたぐルートが低山の中では私が一番好きな道です。晩秋から初冬にかけては人がほとんどおらず、自然の中に、自分がたったひとりだけという気分を味わうことが出来ます。高尾は交通の便がよく、山頂の茶屋が充実していて、お手軽に来られるのも魅力ですが、本格的な山歩きも楽しむことが出来ます。

日帰り低山の旅は、当日の天候によって行くのを中止したり、逆に天気がすごく良いから急に「出かけてみよう!」と思い立ったり、臨機応変に行ける(又は止める)ことが出来るのも魅力でしょう。都心の近くにも自然を満喫できる場所は意外にまだまだあるんですよ。

山登りをした後、私がいつもつぶやくひとことがあります。「あ~いい一日だったなあ~」この気分を味わいたい為に、私はまた登りますよ。山に!

<ご参考>このコースのタイムスケジュール

高尾駅北口→(バス約45分)→陣馬高原下→(約20分)→陣馬登山口→(約50分)→陣馬山頂→(約1時間50分)→景信山頂→(約45分)→景信登山口→(約15分)→小仏バス停→(バス約20分)→JR高尾駅北口 (休憩時間含まず)

<関連記事>

第一弾 低山には低山の魅力があるんです①「金勝山・官ノ倉山・石尊山編」

第二弾 低山には低山の魅力があるんです②「大霧山編」

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