日帰りOK! 台湾高級温泉地『北投温泉』の魅力とおすすめの温泉3選

海外旅行で温泉......と聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、海外にもたくさんの温泉地があり、今回ご紹介する台湾にも北投温泉と呼ばれる屈指の温泉スポットがあります。台北から日帰りで行くことができるアクセスの良さも観光客に人気があり、近年注目されています。そこで今回は、高級温泉地である北投温泉の魅力についてご紹介いたします。

気になる北投温泉の泉質は?

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photo by lohasteru

北投温泉の泉質は源泉の場所によって異なり、白硫黄泉、青硫黄泉、鉄硫黄泉という3種類に分けられます。どれも硫黄の成分が多く、温泉地独特の硫黄臭が漂います。

それでは、それぞれの泉質についての特徴を紹介しましょう。

白硫黄泉

多くのホテルや宿泊施設の温泉にも使われている泉質で、肌への刺激が少なく美肌や美容効果が期待できます。

青硫黄泉

青硫黄泉は日本でも数えるほどしかないラジウム温泉であり、病気の治療や療養のために入浴することで効果が期待できます。ほどよく放射線を浴びることは体にも良いとされており、観光客にも人気があります。

鉄硫黄泉

鉄硫黄泉は温泉に鉄分が豊富に含まれており、疲労回復はもちろん腰痛や神経痛、リウマチなどの効果が期待できます。

北投温泉で注意したいポイントとは

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photo by familyfriends754

日本では温泉施設といえば「裸で入る」というのが当たり前ですが、台湾の公共の温泉施設は水着の着用が基本です。日本の公共プールのような感覚なので、あらかじめ水着の準備をしておきましょう。
また、このような大勢の人が楽しめる公共温泉施設は、日本のように洗髪や体を洗う設備がない場所が多く、シャンプーや石鹸の持ち込みや使用を禁止しているケースが多いので注意してください。

日本の温泉施設のように裸で入ることができるのは、ホテルや宿泊施設の部屋に備え付けられてあるお風呂や、「湯屋」と呼ばれる貸し切り制の温泉施設などです。このような場所は他人と顔を合わせることがないので、裸で入ることができます。

また、ホテルの中にある大浴場などでは水着不要の場合もあります。しかしさまざまな温泉を楽しみたいのであれば、水着は準備しておいた方が無難でしょう。水着の着用の有無やそのほかのルールは施設によって異なりますので、スタッフの指示に従うようにしましょう。
温泉施設の入浴料は日本に比べると少し高めで、公共の温泉施設で200~500元(1,500円前後)、貸し切り制の湯屋だと1~1時間半で1,000元程度(4,000円程度)です。広さや設備の充実度などによっても差があります。

北投温泉へのアクセス方法

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photo by Cheng-en Cheng

温泉地と言えば、人里離れた山奥や秘境をイメージしてしまいますが、北投温泉は台北市の中心部から北へたった12キロほどの場所にあり、アクセスがとても優れているのが特徴です。距離的には東京駅からディズニーランド程度であり、台北市内から日帰りで訪れることもできます。

台北には複数の鉄道路線が乗り入れており、最も手軽にアクセスする方法としてはMRTの淡水信義線を利用するのが良いでしょう。早朝6:00頃から深夜24:00頃まで、おおむね10分に1本程度で運行しており、台北駅から新北投駅まで約34分で行くことができます。またMRTは台北市内を網の目のように路線がありますので、東京の地下鉄を乗り継ぐような感じで、台北市内のさまざまな場所へ行くこともできます。

台北観光のついでに北投温泉に立ち寄ることもできますし、宿泊拠点を北投温泉にして、台北市内観光も可能です。レンタカーやバスで行くこともできますが、市内はとても混雑するため、時間の誤差が少ないMRTを利用するのがおすすめです。

北投温泉にあるおすすめ温泉をご紹介

ここからは北投温泉に行ったら立ち寄りたい、おすすめの温泉をご紹介します。

加賀屋

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日本の老舗旅館の1つである加賀屋ですが、ここ北投温泉にも宿泊と温泉を兼ね揃えた施設があり、まるで日本の旅館へ来たのではないかと勘違いするほどのおもてなしを堪能することができます。宿泊以外にも日帰り温泉や貸し切り風呂の入浴も可能で、日本と変わりないサービスと設備が自慢です。価格は少し高めですが、安心して利用することができるでしょう。泉質は白硫黄泉で、女性に人気があり、多くの日本人観光客が訪れています。

瀧乃湯

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photo by Yusuke Kawasaki

台湾での公共浴場では水着の着用が基本ですが、ここ瀧乃湯は水着の着用が不要です。古い日本風の木造建築で、昔からある日本の銭湯というような趣があります。
温度が高く、強酸性のお湯なので洗顔は控え、あまり長湯しないように注意しましょう。また、貴金属や腕時計は変色する可能性がありますので必ず外しておきましょう。泉質は青硫黄泉で、ラジウムを含んでいます。いつもとは違うディープな温泉を楽しみたい方はぜひチェックしましょう。

北投麗禧温泉酒店

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photo by Ming-yen Hsu

設備やサービスが充実したホテルでゆっくりくつろぎたい方は、北投麗禧温泉酒店がおすすめです。宿泊はもちろんですが、比較的リーズナブルな価格で貸し切り風呂を利用することもでき、日帰りで食事と温泉だけ楽しむことも可能です。
泉質は白硫黄泉で肌にも優しく、美容効果が期待できるのも魅力です。リゾート気分で温泉を堪能してみてはいかがでしょう。


台湾旅行中に、日本にいるかのようにゆっくりと温泉に入って疲れを取ることができるなんて、とても魅力的ですよね。上記を参考に台湾旅行で北投温泉を訪れて、素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【台湾一口メモ】

台湾は日本からの飛行時間は3~4時間、時差もマイナス1時間ですので、気軽に行くことができます。親日的としても知られていますので、親切に対応してくれる方も多いと思います。台北近郊の北投温泉以外にも台湾グルメにショッピング、夜市が楽しい「台北市内」、赤い提灯が美しい「九フン」、願い事を書いて空に放つ"天燈上げ"が楽しい「十分」など、台湾は見どころがいっぱいです。格安ツアーから豪華ホテルに泊まるツアーまで、たくさんのプランが用意されています。

<時間と費用>(東京発目安)
●飛行時間:約4時間(羽田~台北)
●旅行日数:2~5日間
●ツアー費用:約25,000円~約180,000円

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