瀬戸大橋（せとおおはし）の歴史

「瀬戸大橋」は、"瀬戸内海をまたいで本州（岡山県倉敷市）と四国（香川県坂出市）を結ぶ10の橋の総称"で、本州四国連絡橋のひとつです。1978年に着工し、9年6ヶ月の歳月と総事業費1兆1200億円をかけ、1988年4月10日に供用を開始し、そして平成29年には、「日本の20世紀遺産20選」に選ばれています。

今年、2018年4月10日に「瀬戸大橋」は開通30週年を迎えました。上部に4車線の高速道路が走り、下部にはJR本四備讃線が通る2階建ての構造の「鉄道道路併用橋」なのです。この鉄道道路併用橋によって本州と四国が結ばれたことにより、交通輸送時間は大幅に短縮され、地域産業の生産が拡大、生活圏も拡大しました。開通前は本州と四国間の移動に連絡船やフェリーで約1時間かかっていたところ、開通後は鉄道や車を使ってわずか10分で行けるようになったのです。

（c）岡山県観光連盟

2018年4月上旬～秋頃までイベントも目白押し！

瀬戸大橋の大部分は香川県に属していますが、岡山県側から瀬戸大橋と瀬戸内海の多島美を眺めるなら、「鷲羽山（わしゅうざん）」がおすすめです。
（c）岡山県観光連盟

鷲羽山は瀬戸内海国立公園を代表する景勝地として知られています。麓から山頂にかけて遊歩道が整備されていて、標高133mの頂上からは感動の眺望が楽しめます。ちなみに名前の由来は、鷲が羽を広げた様子に似ていることから「鷲羽山」と名付けられたそうです。

また、今年は瀬戸大橋の開通30周年を記念して、4月の上旬から音楽イベントや案内ツアー、宝探しゲーム、橋のライトアップ、など2018年の秋ごろまで多彩なイベントが開催されます。ぜひ参加してメモリアルイヤーをお祝いしたいものです。

▼記念行事についての詳しいスケジュールなどは、下記サイトをご参照ください。
http://www.jb-honshi.co.jp/seto30th.html

鷲羽山　基本情報

【住所】〒711-0924 岡山県倉敷市大畠
【アクセス】JR「児島駅」から下津井循環バスで約30分、「鷲羽山第二展望台」下車、徒歩約5分/瀬戸中央自動車道「児島IC」より車で約10分

写真提供：岡山県観光連盟

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