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絶対寒いよ!冬に北海道へ行くときに注意したい服装のこと
初めて北海道を訪れることになったななみさん。真冬の季節ということもあり、どんな服装にすればいいか悩み、友人のももこさんに相談しました。
ななみ
「2月の連休に北海道旅行へ行くことになりました! ももこさん、確か北海道出身ですよね?」
ももこ
「そう、札幌に実家があるの。もしかしてさっぽろ雪まつりの見物? 寒いから暖かくして行ってね」
ななみ
「2月の札幌って氷点下なんですよね。寒いの苦手だから、ちょっと不安で......。どんな格好をして行けばいいんでしょう?」
ももこ
「とっても冷えるからスキー場に行くときみたいな格好をしていっても大げさじゃないわよ。上下がっちり着込んだ観光客がいっぱい歩いているもの」
ななみ
「本当ですか!? でも、屋内は本州より暖房が効いているって言いますよね。もっと詳しく教えてください!」
気温差がある場所に出かける際の服装は迷いますね。到着してからアレを着て来ればよかった、コレは余計な荷物になってしまったなんてことがよくあります。旅を楽しむためにも可能な限り無駄なくコンパクトな荷造りで出発したいものです。札幌出身のももこさんが語る防寒対策とはどのようなものでしょうか。今回は、冬の北海道を楽しむための服装の注意点について説明します。
目次
1. 服装を考える上での基本的なポイント
冬の北海道は昼間でも気温がマイナスとなることがままあります。以下の点を念頭におき、持参する服をセレクトしましょう。
1.1. 体温を逃がさない
まずは自分の体温を一定に保つことが大切です。身体を冷やすと血の巡りが悪くなり、具合が悪くなったり、身体が動かしにくくなったりすることがあります。旅行中アクティブに過ごすためにも体温調整には気を配りましょう。
1.2. 風を防ぐ
北海道では気温が低くなるだけでなく、吹雪く日も多いです。防風加工など風を通さない生地が望ましいです。
1.3. 首、手首、足首を冷やさない
露出する肌面積を少しでも減らし、雪や風から身を守り、体温が奪われるのを防ぎましょう。冬の北海道でマフラーや手袋はおしゃれのために身につけるものではありません。実用的な防寒用具なのです。
1.4. 屋内で調節可能かどうか
建物の内外で気温差が激しいです。重ね着できるコーディネートを考えましょう。冬でも温かい家の中ではTシャツ1枚で過ごし、暖房の前でアイスクリームを食べるのが一般的な道産子のライフスタイルなのです。
2. 肌着の選び方
綿や毛などの天然素材もけっこうですが、寒さ対策に特化した機能性インナーがメーカー各社から販売されています。具体的には発熱・保温効果、そして汗をかくので吸湿、乾燥しがちな肌のために保湿効果などをうたった商品です。
2.1. トップスの選び方
首から身体が冷えないようにタートルネックを選ぶのが理想的ですが、とっくりセーター1枚といったスタイルではなく、重ね着で体温調整できるようにしましょう。
例えば、薄手のカットソーの上にカーディガンを羽織るような工夫です。最近ではコートの下に着用することを前提としたライトダウンジャケットの色揃えも豊富なので、そういったものも利用してみてはいかがでしょうか。折りたたんで専用の袋に入れると、ポケットにしまえるくらいコンパクトなものもあります。
2.2. ボトムスの選び方
下半身冷えを防ぐという意味ではパンツスタイルで決まりでしょう。中にいつもより厚手のタイツやレギンスを履くことを前提にゆったりとしたパンツを選びましょう。女性は厚手のロングスカートでも構いませんが、長すぎて裾を踏んでしまい転倒してしまうと危険なので、長すぎない程度のスカートの下に防寒レギンス(スパッツ)を穿くなどのコーディネートを考えてみてください。
2.3. アウターの選び方
終日、屋外での観光を楽しむならスキーやスノーボードに行くときのようなアウターを持っていきましょう。北海道の雪は軽いので、北海道の人はあまり傘をさしません。代わりに雪を頭に降り積もるのを避けるためにフード付きのアウターを選ぶと良いでしょう。
北海道は冬の自然を活かしたアトラクションがたくさんあるので、雪や氷の上に転んでしまっても濡れないジャケットやコートがおすすめです。既存のアウターに防水スプレーをかけておくなど、出発前に準備できることはやっておきましょう。
2.4. 靴の選び方
街の中心部はロードヒーティングで雪を溶かしていますが、一般的な歩道は冬期間真っ白な雪道となります。ときに新雪を踏みしめながら、あるいはスケートリンクのように凍結した路面を歩くことになるでしょう。理想的なのは靴底に滑り止め加工が施されたブーツですが、アタッチメント式で靴に取り付けられる商品も空港などで買えます。
観光をするなら歩くことは大前提だと思いますので、ブーツは雪対策がしっかりされたものを選んでください。
2.5. 小物の選び方
一瞬でも脱ぐと手がちぎれるんじゃないかと思うくらい冷たく痛くなるので、スマホ対応手袋は必須です。ちなみに北海道弁で手袋はつけるのでなく、履くと表現します。防寒第一で暖かい手袋を履いてください(笑)。マフラーや帽子はもちろんのこと、あると快適なものに耳あてやレッグウォーマーも挙げておきます。
3. その他の便利なグッズ
3.1. 使い捨てカイロ
ポケットに一つ入れておくだけで安心です。コンビニでも買えますが、宿泊先を出る時点で身体に貼っておくなど用心するに越したことはありません。
3.2. マスク
口周りの保湿や防寒に役立ちます。また、冬はインフルエンザや風邪などが流行していることもありますので、予防のためにも人の大勢いるところではマスクをしたほうがいいかもしれません。
3.3. サングラス
いわゆる雪目予防です。冬の北海道はまぶしいくらい一面が真っ白となるので、サングラスや度付きゴーグルをつける人もいます。ただし、吹雪の日は眼鏡に雪が積もってしまうので、コンタクトレンズをお持ちの人はそちらを装着したほうが過ごしやすい場面もあります。
真冬の北海道は装備を万全に!
服装を中心にざっくりと防寒対策について解説しましたが、イメージできましたでしょうか? 2泊3日程度の旅行なら、機内持ち込みができる小型スーツケースに持ち物をまとめたいですね。肌着は滞在日数分、無難なデザインの替えボトム1本、着回しと重ね着を意識したトップス数点が妥当です。
真冬の北海道は市街地でも遭難したり、滑って転んで救急車で搬送されたりする人もいるので、万全の備えを整えてから楽しんでください。
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