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モーレア島の海の玄関、ヴァイアレ港
タヒチ島からモーレア島に渡るのは、飛行機ですと7分ですが、高速船ですと約30分で到着します。タヒチ島は首都パペーテの中心の港からフェリーに乗船することができます。高速船は前もって予約をする必要はなくて、出港前に切符を買ってそのまま乗船できます。そしてエメラルド色のラグーンや、時として船の周りをジャンプするイルカやラッキーだったら見られるクジラなどを探していると、30分後にはパスと呼ばれる珊瑚礁の切れ目からまたモーレア島の美しいラグーンに入って行きます。
<モーレア島のヴァイアレ港>
そして到着するのが、モーレア島の海の玄関ヴァイアレ港です。この高速船 Aremiti 5 以外にも大型トラックなどを載せて運ぶことができる Aremiti フェリー、そして別の会社のモーレアフェリーもすべてこのヴァイアレ港に到着します。
<高速船 Aremiti 5>
このモーレアフェリーと言う船は近づいてよーく見ると、なんと日本語で「にゅーひめじ」と書いてあるのを上からペンキで塗りつぶしてあるのです。もともと瀬戸内海で運行していたフェリーが第二の人生をタヒチとモーレア島を結ぶフェリーとして活躍しているのです。船内にはまだ日本語の「下船口」とかドアには「指づめ注意」のステッカーが残されています。
<にゅーひめじ>
<今ではモーレアフェリー>
船がヴァイアレ港に入港すると、とたんに港はにぎやかになります。送迎のバスやタクシーや車でいっぱいになります。普段はがらんとしている港ですが、船が着くと乗り降りの人で活気が出ます。そして港にある果物屋さん、喫茶店、観光案内所、レンタカー屋さん、などなどが忙しくなります。
<ヴァイアレ港>
<港の果物屋さんと喫茶店>
出港前の乗船時間のしばらく前に切符売り場がオープンします。通常料金の他に島民料金が設定されていますが、身分証明書を提出する人はほとんどいません。1万7千人の人口の島ですからみんな顔見知りなのです。
<ヴァイアレ港の切符売り場>
船が出港してしまうとまた港はのんびりとしたところになります。地元の子供たちが釣りをしています。
<ヴァイアレ港で釣りをする子供たち>
そしてこのヴァイアレ港にはどこから来たのか由緒不明の大砲が置いてあります。1822年と彫られていますのでずいぶん古いもののようです。港に入港する連絡船に発砲することはないと思います。
<正体不明の大砲>
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ヒコ普川
- 1994年よりフレンチポリネシア在住。タヒチ(フレンチポリネシア)のモーレア島が気に入って住みついてしまったフリーランスガイド、民宿もはじめました。