世界の国にはチャイナタウンなど、移民が作り上げた異国情緒あふれる「移民街」があります。特に移民で成り立つカナダの都市には移民街が数多くあります。

その中で、「リトルイタリー」はイタリア系移民が住むイタリア街のことで、世界の都市に広がる大きな移民街の１つ。特にアメリカ、カナダに多く、カナダにはモントリオールの他、オタワ、バンクーバー、エドモントン、ウィンザー, ウィニペグ、そして一番大きなリトルイタリーがトロントにあります。

フランス系移民が多いことで知られるモントリオールですが、実はイタリア系移民も多く、カナダのイタリア系カナダ人人口はトロントに次ぐ２番目に多いのだそう。

ここモントリオールで大きな規模を誇る「リトルイタリー」。

地下鉄Jean-Talon駅からJean-Talon通りを沿って数分ほど歩くと「Little Italy」と書かれた旗が目印の入り口門に入ります。

決して本場のイタリアとは言い難いものの、イタリアの国旗が描かれたお店がたくさんあり、ひと昔の街並みが広がる少しレトロな雰囲気。

そして以前ご紹介したモントリオールの人気観光スポット、ジャンタロン・マーケットもこの中心にあり、イタリア料理の食材もたくさんあります。

この教会は「Church of the Madonna della Difesa」といい、リトルイタリーの観光スポットの１つ。2002年に「カナダ国定史跡－National Historic Sites of Canada」に指定された名誉ある教会です。国民のほとんどがカトリック教徒のイタリアでは、教会は彼らになくてはならないもの。

そして毎年夏には「Montreal's Italian week」と呼ばれるイタリアンフェスティバルが開催されます。今年は８月７日から１４日までの１週間ほど。イタリアの食や音楽、芸術、ファッションなど、陽気なイタリア文化が体験できます。

８月にモントリオール旅行を計画されている方はぜひリトルイタリーに訪れてみてはいかがでしょうか？

次回はリトルイタリーにあるレストラン・カフェをご紹介します。

＞「モントリオールのテレビ番組に紹介された人気のカフェ・レストラン「Café International」」はこちらから！

「モントリオール　リトルイタリー」　ホームページ
http://www.petiteitalie.com/?language=eng