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アメリカのコンビニって?(ampmとセブンイレブン)
日本のコンビニというと、今やスーパーよりも利用客が多いといわれたり、各コンビニ独自の名物商品があったり、人々の生活に不可欠な存在になっています。
その同じ感覚でアメリカのコンビニに入ると、イメージの違いに驚かれると思います。
というのもアメリカのコンビニは、昔も今も「何かのついで」に立ち寄ったり、旅行の際に忘れたものを買い足したり、飲み物を買ったりするための場所で、そこに売られている商品を目当てにでかけるという位置づけではないのです。
今回は日本でもお馴染みのセブンイレブンと、昔日本でも店舗展開していたampmをご紹介しますが、日本とはまったく異なる店だということを、繰り返しお伝えしておきます。
ampm
まずampm。
この店は南カリフォルニアで誕生。もともとARCO系ガソリンスタンドへの集客を目的として設置されたため、今でもガソリンスタンドに併設されているケースが多いです。主に西海岸を中心に展開しています。
ガソリンスタンドに併設されているのが写真からわかるでしょうか。
アメリカのコンビニでは、スナック菓子やガムなど、手軽に食べられる食品を中心に売られています。
写真は撮っていませんが、あとは日用雑貨、ビールなどでしょうか。コンビニスイーツは期待しないように。
そして、なんといっても一番人気はドリンクマシン。私がコンビニで一番利用するのがこれ。夏になると特にフローズン系ドリンクが人気です。
朝はコーヒーを買い求める人も。
コーヒー、ジュースのいずれも、まず好きなサイズのカップを取り、好みの飲み物を入れて、レジへ持っていき清算する仕組みです。コップのサイズで値段が決まっているのです。ストローや、コーヒーの場合は砂糖やミルクを持っていくのをお忘れなく。そうそう、フタも自分でしてください。
朝ならドーナツやデニッシュ。ampmには自分で作るセルフサービス・ハンバーガーもありました。
セブンイレブン
次はセブンイレブンへ行ってみましょう。外観は日本のセブンイレブンと同じですね。
ドライブの途中で立ち寄る人が多いため、ガムやキャンディの種類は豊富です。なかにはセブンイレブンオリジナルの商品も。
ampmと同じく、欠かせないのがドリンクマシン。旅行の途中でのどが渇いたときの強い味方です。
そしてピザなどの暖かいフードが売られているのですが、この手作り感満載のサインにびっくり。
袋入りパンはampmよりも種類が豊富でした。
レジはこんな感じです。
参考までに、CSP DAILY NEWSに掲載された「北米のコンビニ上位101社(店舗数ランキング)」を見ると、1位はやはりセブンイレブン。
以下上位にランク入りしているのは、ガソリンスタンドと併設されている店でした。これを見ても、アメリカにおけるコンビニの位置づけがおわかりいただけると思います。
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岡真由美
- 在LA15年以上のフリーライター兼翻訳家。