UAEの夏といえばコレ！（飲み物編）〜中東で人気のおすすめドリンク

今年もまた長く暑〜いUAEの真夏がやって来ました。UAEは四季というより、11月〜４月までの春のような時期と５月〜１０月までの真夏の時期のざっくり二季に別れています。「春」は日本の初夏のような気候で最高気温２０〜２５度くらいのすごしやすいベストシーズン、真夏は特に６月〜８月の間には気温が５０度近くまであがることもある厳しい季節です。照りつける強烈な日差しとまとわりつく湿気に日中外を歩く人はほとんど見かけなくなるほどです。

そんな年中夏といっていいUAE、日本の夏のようにビアガーデンでくーっとまず一杯！といきたいところですが、ここはアラブ、基本禁酒の国です。（ライセンス所有のホテルや一部レストランか自宅のみで飲酒可能）そこで気軽に飲めて喉の乾きを潤すのにピッタリのドリンクを今回はご紹介します。

まずはこちら、「ミントレモネード」です。

"Lemon mint"といったり、"Mint lemonade"といったりお店によって名前が違いますが、大体どこのカフェでもいただけます。基本はミントをたっぷり入れたシャーベット状のレモネードのことです。甘さ控えめで見た目も味も爽やか、ほてった身体をクールダウンさせてくれる夏にぴったりのドリンクなんです！ミントは一緒に撹拌してあるので見た目はグリーンスムージーのよう。味や濃度（さらさらタイプやシャーベット多めのとろとろタイプなど）もお店によって違うので飲み比べて自分のお好みを探してみるのも楽しいです♪今のところ私の一番は、アブダビゴルフクラブ内のカフェレストラン"Cafe28"のレモンミント。甘みと酸味のバランスが絶妙で一気にごくごく飲んでしまいます。

そしてもうひとつのオススメが、ラマダン（断食月）中特に好んで飲まれるドリンクです。今年のラマダンも夏（６月末から）ということで、夏に美味しい飲み方も合わせてご紹介いたします！それがこちら、"VIMTO"です。

中東ではどこのスーパーにも年中おいてありますが、ラマダンが始まると表にどーんとコーナーが出来るほどその時期は大々的に売り出されます。

オリジナルはイギリスの飲み物で、ぶどう、カシス、ラズベリーにハーブやスパイスを調合して出来た濃縮タイプのジュースです。販売当初は健康ドリンクとして売り出されていたものなので、一日の厳しい断食を終え待ちに待ったお食事を頂く前にまず胃腸を整えるためのドリンクとして普及していったようです。現在はサウジアラビアでライセンス生産もしていて中東でとても多く飲まれています。

お味はまさに甘いぶどうジュース。お水で割って飲むものですが、たっぷりの氷と冷たい炭酸水で割ると甘さに爽やかさが加わり疲れた身体を癒してくれる夏にぴったりなドリンクになります！お酒と割ってカクテルを作っても美味しそうです♪同じようなラマダンドリンクで「イルクスース」というリコリス（甘草）からできたものもあるのですが、そちらはお薬っぽい味なので、こちらの方が飲みやすくてオススメです。

他にも中東ならではのドリンクとして是非試していただきたいのが、キャメル（ラクダ）ミルクとLabanです。

キャメルミルクは香りが牛乳とは全く違い、味に塩気を感じます。臭みはないのですが独特の風味なので、クセが心配な方はエミレーツパレスホテルの"キャメルチーノ"というラクダミルクを使ったカプチーノで是非試してみてくださいね。