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北海道の工房でモッツァレラチーズ作り体験をしました!
こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
北海道 十勝は「日本の食料供給基地」と呼ばれ、畑作、酪農が盛んなことで有名です。
例えばナチュラルチーズは全国の3分の2を北海道で生産しているそうです。
今回、初めてチーズ作りを体験しましたのでレポートします。
体験をしたのはチーズ工房「NEEDS」さんで、作ったのはモッツァレラチーズです。
こちらがチーズ工房「NEEDS」さんの入口です。かわいくていい感じです。
モッツァレラチーズをご存じですか?
モッツァレラチーズは、イタリア南部原産のフレッシュチーズで、弾力のある歯ごたえが特徴で、クセがない為、生食やサラダやピッツアに乗せて焼いたりして食べます。あまり保存が効かないので昔は日本にありませんでしたが、最近ではスーパーでもよく見かけるようになりましたね。本来は水牛の乳を使って作るようですが、牛乳で作るのも一般的です。モッツァレラの意味は「引きちぎる」というイタリア語「Mozzare(モッツァーレ)」から来ていると言われています。(今回チーズ作りを体験して、その意味がよくわかりました。)
チーズ作りの流れを簡単に言いますと・・・
手順としては、
①牛乳を低温殺菌し、
②乳酸菌を加え発酵させます。
③そこにレンネット (哺乳動物の胃で作られる酵素の混合物で凝乳酵素とも呼ばれる)を加えると、
④牛乳のタンパク質が固まって脂肪を包み、ホエー(乳清・・・ヨーグルトの上に出てくる透明な液体))とカード(凝乳)になります。
文字だけだとちょっと分かりにくいかもしれませんが、チーズ作り体験はこのカード(凝乳)を使うところから始めます。
ボールの中の薄い豆腐のようなものがカードです。
まずカードを手で細かくちぎっていきます。
こんな感じになります。
次に塩を小さじ1杯くらい入れて熱湯を注ぎます。
数秒置くとカードが柔らかくなっていきます。これを手で揉んでまとめていきます。お湯はかなり熱いです。熱すぎて触れない場合は2本のヘラで練ってもOKです。
ただお湯の熱さにはだんだん慣れてきます。手で揉んだ方がチーズを作っているという実感がわきますのでおススメです 。揉んで丸くまとめたり、ひっぱり伸ばしたり(これがモッツァレラの語源ですね)している内に表面がつるつるになってきます。
これを親指と人差し指でわっかを作って絞り切り、一口大に丸く整形して出来上がりです。また丸くしないで細長く伸ばし、それを折り畳み、また練って・・・を3回くらい繰り返すとあの「さけるチーズ」も作ることができます。
ほら、こんなふうに。写真はチーズ作りを実演してくださった佐々木工場長さんです。丁寧に楽しく教えていただきました。この後、私は自分で作りましたが、写真を撮る余裕はありませんでした(笑)
体験の所要時間15分で、意外に簡単に作れます。
出来立てのチーズはその場で試食できます。(いかん、写真を撮るのを忘れて食べてしまった)
心地よい弾力と歯ごたえがありフレッシュであっさりしていて美味しかったです。さけるチーズはさきいかのような食感で面白いです。このチーズ工房NEEDSさんではチーズ作り体験(1,300円)だけでなく、そのチーズを使ったピッツア作り体験(2,000円)もできます。
チーズ作り体験は本来夏の時期、スタッフの方が対応できる時に受け付けておられるそうです。(今回特別に受け入れて頂きました)訪れたい方は必ず事前に確認をお願いします。
チーズ工房は丘の途中に位置し、「酪農の地 十勝」という雰囲気満点です。工房のすぐ隣に牛がいるんですよ。新鮮なわけですね。
(撮影:浅賀信吾)
工房「NEEDS」の隣には十勝エリアで100年以上の歴史を持つ新田牧場があり、そこから毎朝届く搾りたての生乳を使ってチー ズを作りますので、なるほど新鮮で美味しいわけですね。NEEDSさんはナチュラルチーズコンテスト等で数々の賞を受賞されているようですよ。
チーズ作り体験なんてなかなか普段は出来ませんが、実際に手作り体験してみると酪農家さんのご苦労やありがたみが分かり、スーパーでチーズを見つめる視線もこれまでより少し変わったような気がします。皆さんもぜひ体験してみてください。
チーズ工房「NEEDS」のサイトはこちら
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。