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いよいよ流氷南下!冬のオホーツク海を見に行ってみませんか?
ピンポンパンポーン!「お昼のニュースです。流氷が南下しました!」
こんにちは! 土門へれんのブログ第三弾はじまりはじまり~。
んなわけで、今回のブログの主役は「流氷と冬のオホーツク海域」です。
早速、クイズから行きマース!
Q 「日本海や太平洋と同じ緯度の場所で、何故オホーツク海だけで流氷が見れるのでしょう?」
では、次の三択の中からお選び下さい。
1 寒いから
2 アムール川が流れ込んでいるから
3 地形
さあ、何番でしょう・・・・チッチッチ。。。
答えは、じゃーーーーーん
1番と2番と3番! (^w^)v
アタクシ流の解説いきます!
「アムール川の大河がオホーツク海に流れ込み、その為オホーツク海は塩分の薄い層が出来、更にはシベリア寒気団の猛烈な寒さと、、千島列島やユーラシア大陸、サハリンなどに囲まれた地形のため太平洋や日本海の海水の出入りが少なくて。。それが対流によって凍っていくのデス。。。」
この説明で解りましたでしょうか・・・。解りづらい?簡単に説明って難しいですネ。
「いわゆる、塩分の少ない大きな水溜りが他の塩分の多い水溜りからの水の出入りが僅かで、塩分の少ない上層がグアアアアっと冷やされて凍りましたとさ♪」
アタクシの頭ではこんな風に理解しております。はい。(専門家の皆様、スミマセン・・)
流氷が見れる時期はだいたい1月中旬から3月中旬です。(過去に4月でも見れたりしてますので、結構前後しますネ)
また、海流によって接岸していたり、遠く離れてしまったりと、ナカナカ気まぐれですの。
そのため「絶対に見れる」という確約は無いのです。その分見えた時の感動は大きいのです。
でもね、最初に辿り着いた場所で見れなかったとしても諦める事はありません。海流で移動するので、見る場所を移動すると見れたりするのよ♪
では、今回は網走地方限定でおすすめの流氷見学スポットを紹介イタシマス。
1 北浜駅
小さな小さな駅です。
場所は網走市内から車で15分、知床方面に向かう途中にあり、近くには春のハマナスで有名な小清水原生花園があります。
ここは、オホーツク海に一番近い駅、釧網本線の無人駅なのです。
ホームに出ると目の前に、
ほおら、もうすぐそこ。 ※注 線路の横断は絶対にやめましょう
駅の横に展望台が・・・
天気が良ければ知床連山や能取岬や、そして雄大なオホーツク海が望めるの。
この日は知床連山は見えませんでしたが・・・
駅舎の中には、かつての事務室を改造して軽食、喫茶「停車場」があります。
この駅はかつて、日本のドラマ「みにくいアヒルの子」にも登場しており、松山千春さんが主題歌を歌っておりました。
アタクシもついついここで口ずさみましたの・・。
♪~♪♪~~♪♪~~~~
なんかもうね、歌詞とロケーションで青春時代のあれやこれやが思い出して涙が出てきて・・
そこに旦那様が現れて
「なにしてんのよ?井戸から出れない貞子みたいな顔になってんぞ」悪かったわね。だって寒いのと感傷にふけるのを合わせたら誰でもこんな顔になりますがな!
一気に現実に戻された事件簿でした。。
駐車場があるので車でも行けますが、勿論JRでも行けます。ただし、1,2時間に1本なので事前に下調べが重要です。
また、北浜駅から徒歩10分以内のところに、白鳥の飛来地があります。場所は濤沸湖(とうふつこ)が川となって海へと繋がる場所にあります。(湖は凍結しておりますが、川になる部分は凍結しないためここに集まります。)
北浜駅の前の信号を渡り、斜里(知床)側に進むと看板がありますよ。
ではでは、次のオススメ
2 能取岬(のとろみさき)
網走市内から12km、車で20分程のところにあります。美岬ラインと呼ばれる快適なドライブコースです。
余談ですが、その昔網走刑務所をこの能取岬に建設する予定だったと、バスガイドの時に聞いた事があります。三方が海に面しているため、絶好の立地条件だったそうで・・ところが、農園刑務所としては向かないとの事で、現在の場所になったとか・・・。
さてさて話は戻りますが、網走市内から北浜駅周辺で流氷が見れなかった時は、ここで見れる場合アリですよ~。ただし、駐車場から見れる場所まで少し歩きます。夏はこの少しは全然なんともない距離ですが、冬はこの距離が肌身にシバレつきます。入り江になっている為、流氷が動かずに居てくれる確立が高いかも。
ここでは、天然記念物のオオワシとオジロワシを4羽ほど発見しました!旦那様が写真を撮ろうと物陰からひょこっと顔を出した瞬間に、下からブファブファ~と突然目の前に現れて「急に飛んで来るなよ~、ビックリしたなもう」って、いえいえ鳥ですから飛ばなかったら困ります。。。多分、ワシの方がビックリしたと思います。はい。
大きくて凄い迫力でしたが写真が・・・
「なんやこれ?」
撮影した旦那曰く「だって、動くんだもの・・・」って当たり前や!
空中でじっとしてる鳥なんて見たことないわい!
三脚構えても、どこに飛んでくるか解らないので、手持ちの撮影はブレて難しいと・・・てなわけで、警戒心が強いオジロワシが珍しく黄昏(たそがれ)ているツガイのオジロワシを撮れた時の写真載せときます。
この能取岬は岬先端部以外にも、沢山の流氷スポットございます。
そして、流氷とオオワシやオジロワシのコラボを見れるかもしれません。
岬からサロマ湖方面に車を走らせると、途中能取岬灯台と流氷が見れる撮影スポットがございます。
網走からドライブがてら、感動のシーンが見られるおすすめルートでーーす。
次いってみよ~
3 知床(斜里)
知床はもうもう、言わずと知れた流氷スポットですね。
世界遺産ってだけあって、野生動物の登場確立がハンパないっす。
バスガイド時代、冬の知床で痛い思い出がありましたが・・
(詳しくはアタクシ第一回のブログを御覧下さいませ→こちら )
ここ知床では、2016年2月まで「知床オーロラファンタジー」という、光と音でオーロラを再現するイベントがありました。
その後継として2017年から始まったのが「知床流氷フェス」。残念ながら、まだ行った事が無いので情報を元に内容を紹介致します。
期間 2018年1月30日~2月28日
時間 18:30~21:00
料金 入場料 500円(1ドリンク トコさんバッチ付)
会場 国設知床野営場(ウトロ温泉)
内容 流氷ライトアップ アイスドーム アイスバー 空中テント体験 焚き火 スライドショー
アクセス ホテルから15分間隔で無料循環バスが運行
※ オーロラの再現は無くなってしまったそうです。
知床ではこの他に
・知床五湖エコツアー(凍結した湖面の上などを、スノーシューや歩くスキーで歩く。料金大人6,000円~)
・流氷ウォーク(専用のドライスーツを着て、流氷の上を歩く。運営会社により料金が異なっております。5,000円位~)
等のイベントがございます。
兎にも角にも、第一回のブログでオハナシしたように、知床は夕日が綺麗なのです。
網走から夕日を追って見れる所まで走りましたら斜里にたどり着きました。
太陽の沈む方向から、斜里からウトロにかけての海岸線が夕日の絶景スポットです。
以上、今回は網走地区限定でのオススメでしたが、流氷は北の宗谷岬から南は知床半島までで見れます。
今ではすっかり定番になった流氷砕氷船については特筆しませんでしたが、紋別では「ガリンコ号」、網走では「おーろら号」が、流氷を掻き分け進む体験も他では味わう事が出来ませんね。
但し、絶対に見れるという確約は無いので、状況を確認して予約されると良いかもです。
ちなみに、アタクシがこの旅行に行ったのが昨年の3月中旬でしたの。
何かのお役に立てたらと思いましてお伝えしますと、交通量の多い国道などは日中はアスファルトが見えていた道路が多かったです。
峠は積雪や、朝や日没からはブラックアイスバーンになっていた所もありました。
冬道運転に恐怖感がある方は、3月の天気の良い日のなるべく日中の行動がおすすめですね。
あとは、目的のイベントの期間を確認したり、目的の場所が入っているツアーに参加したり・・
計画を立てている時間も楽しいのデス。
流氷は、凍り始める蓮の葉状が序盤、しっかり厚みを増してダイナミックな中盤、少しづつ溶けて海の彼方へ消えていく終盤・・。
それぞれ違う味を見せるのです。
地元の人は、流氷が去って漁が始まる時期を
「海明け」
と、呼んでおります。。なんか響きが素敵です・・・。
また感傷にふけったら
「貞子明け」
って言われそうなので、今回はこのへんで・・・
読んでいただき、ありがとうございます。
またね~
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土門 へれん
- 元バスガイド、現在は旅行会社で働くワタクシ、長年の(年は秘密・・)旅行のお仕事で培ったメジャーな観光地や穴場スポットまで、風景写真を撮る為、北海道の道路地図を隅々まで網羅したアタクシが様々な視点で紹介して参りたいと思います。