たびこふれ

南インド・ケララで体験する。本物のインド伝統医療「アーユルヴェーダ」

記事投稿日:2017/10/02最終更新日:2017/10/02

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アーユルヴェーダというと「額にオイルを垂らすスパのいちメニュー」を思い浮かべられる方も多いと思うのですが、実はインドの歴とした伝統医療です。しかもその起源は世界で最も古く、中医学などを始め様々な国の医学に影響を及ぼしたといわれています。今回は近年ヨガと同様に、様々な国で注目を浴びているアーユルヴェーダ体験をレポートします。

アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で「生命の科学」という意味だそう。症状を取り除く西洋医学に対し、アーユルヴェーダは病気の予防と日頃の健康維持に重きをおいています。体と心は繋がっているため、心身の調和を保つことが健康を作るというホリスティックな考え方にたち、ハーブやオイルをつかったマッサージ、食事療法、ヨガやメディテーションなどを組み合わせた総合的な施術がアーユルヴェーダ施設では行われていました。

THE HEALTH VILLAGE

アーユルヴェーダは元々インド北部のヒマラヤが発祥といわれていますが、ここ南インドのケララ州はインドの中で最もアーユルヴェーダが正しく伝承・実施されている地域として知られており、ホテル、療養所、病院など様々なタイプの施設でアーユルヴェーダを受けることができます。

Cochi国際空港から車で30分弱くらいのところにあるのが、THE HEALTH VILLAGEというアーユルヴェーダ療養所。ここは街中から少し隔離されたような一角にあり、聞こえてくるのは南国特有の鳥の鳴き声と遠くの電車の汽笛くらいで、とても静か。敷地の奥へ進むと大きな川があり、みずみずしいココナッツの木々が風に揺れて目にも優しい。部屋はシンプルながらも清潔で、エアコン有りとエアコン無しがあります。

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まずは、アーユルヴェーダ医師による体質診断

まずアーユルヴェーダ医師による問診、脈診、舌診などを受け体質診断をし、各自にあった施術内容とお薬が決められます。アーユルヴェーダではヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれる三つの体質特性があるとされ、そのうちどれが本来優勢なタイプなのか、そして現在はどういう状態になっているのかを診ます。例えば、本来ピッタが優勢なタイプの人が何らかの事情でヴァータが優勢になっているなど、自分が本来持つ体質特性が乱れた時に何らかの不調をきたすと考えられており、そのバランスを整える施術をします。

アーユルヴェーダ施設でのとある一日

朝はヨガ、夕方はメディテーションに参加し、南インド料理を三食食べ、一日二回アーユルヴェーダトリートメントを受けます。「三食カレー?!」と思われるかもしれませんが、南インド料理は本当においしい!ここでは肉を使わず、野菜に様々なスパイスをふんだんに使って調理をしているのですが、味がなんとも豊か。カレーというよりは、スパイスを使った様々な種類の料理といった方が正しいかもしれません。「野菜だけでこんなにおいしく健康になれるなら、肉を食べる必要がない」と、帰国後に肉を食べなくなる人もいるのだとか。

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また一日二回のアーユルヴェーダトリートメントは、まさに至福の時間。施術前にセラピストがアーユルヴェーダ医学の神様に祈るのを目にしたり、アーユルヴェーダに使われるオイルやハーブ特有の香りを嗅ぎながらトリートメントを受けていると、本物の伝統医療の重みを感じます。トリートメントの種類は人に寄りますが、オイルで全身をマッサージするアビヤンガや額にオイルを垂らすシロダーラ、ハーバルボールにオイルをつけて体をポンポン叩くキリなどがあります。

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一日を締めくくるメディテーションは、心のデトックスの時間。ここでもヨガに関係するヒンドゥー教の神様への祈りから始まります。メディテーション中に陽が落ちて辺りはだんだん暗くなり、途中で遠くにカラスの鳴き声、電車の汽笛、お寺のお祈りなどが聞こえ、とても幻想的。最後のシャバアサナでは天井で回るファンの音だけを聞き、風にあたりながら目を閉じていると、悩みや心配事がどこかにふっとんでしまいそうなくらい深くリラックスできます。

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自然に囲まれた静かな場所で体によい食べ物を食べ、アーユルヴェーダ、ヨガ、メディテーションを数日受けていると、本当の健康とは一体どういう状態なのかに気づくかもしれません。

心身ともにリラックスし施術の効果が期待できるよう、一週間などある程度まとまった日数で滞在したいところ。アーユルヴェーダの考え方は非常に奥が深く、もっと知りたい方は現地の学校で理論や実技を本格的に学ぶこともできます。百聞は一見に如かず!まずは本物のアーユルヴェーダトリートメントを受けてみられてはいかがでしょうか。

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記事投稿日:2017/10/02最終更新日:2017/10/02

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