UAEで2017年一番の大ニュース！ルーブルアブダビ11月にオープン決定！

先日、待ちに待ったニュースが飛び込んできました！

2012年にオープン予定で建築が進められていたルーブルアブダビが、いよいよ2017年11月11日にオープンするという発表がありました！ここ数日Facebookや地元のメディアはこの話題で持ちきりです。まだ近くまで行く事ができないので現物の画像がありませんが、個人で撮影したものを使ってこのUAE（アラブ首長国連邦）にとって夢と希望の美術館がどのような美術館なのかご紹介していきたいと思います。

2007年にフランス政府とアブダビ文化庁の間で契約が結ばれ開始したこのプロジェクト。契約内容はどんなものなのでしょうか？ちょっと調べてみました！

UAEのホテル同様、名前だけをお借りするライセンス契約
展示作品はフランスから10年周期で300点を貸し出しする
フランスは年間4回の展示会を15年間にかけてルーブルアブダビにて行っていく
パリのルーブルのみならず、オルセー美術館などの他フランス12の芸術施設から美術品を集め展示する

このように「ルーブル」とは言っても、今までなかったとってもユニバーサルな美術館なんです！

どのような作品が展示されるのかまだ明確には発表されていませんが、かの有名な美の巨人レオナルドダビンチ、アンリマティス、モネなどの作品も展示されるそうです。ドキドキしますね！

ルーブルアブダビって一体どんな建物？！

こちらはルーブルアブダビを紹介するパンフレットの表紙です。俯瞰図ですが鳥の巣のような網目模様で真ん丸お月様のようです。このパンフレットの画像からはわからないのですが実はこの美術館、海の上に建築されているんです！

この網目模様どうなってるの？

ルーブルアブダビのチャームポイントでもあるこの網目模様は"Rain of Light"(光の雨)と呼ばれ、ルーブルパリのイメージとは全く違う印象の新しい美術館と仕上がっています。

世界で活躍するデザイナーのジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)の手がけたこの奇抜なデザインは芸術性のみならず、しっかりとアブダビの天候を重視して明るさを保ちながら太陽からの直射日光を避けるという仕組みになっているそうです。そして夜間には橋を渡る人々をキラキラとした7,850個もの星の光で迎えてくれます。星と光を連想させるデザインはまさしくアブダビにぴったりです。

海の上に浮いた美術館？！

こちらはサディヤット島の未来予想図です。

ちょうど画像右下に見えている白いドームが、ルーブル美術館です。実際にはターコイズブルーの海がルーブルを囲っているというイメージでとても魅力的ですね。周りに建っている奇抜な建物たちもこれから出来上がる予定の美術館や博物館です。そう！ルーブル美術館は実はアブダビの壮大なプロジェクトのたった一部にすぎません。経済と観光の街として脱オイルマネーに大成功したドバイ、そしてアブダビもアラブナンバーワンの文化大国として生まれ変わろうと文化、歴史、芸術、教育に力を入れているんです。その華麗なる舞台となるのが、このサディヤット島です。

サディヤット島とは？

画像左上に見えるのがUAEの地図です。そして右中央にある黒い円の中の左側に見えるのがアブダビ中心部。コーニッシュと呼ばれる海岸沿いからだいたい空港にかけてが表示されています。アブダビ中心部から車で15分ほど地図右上方向（ドバイの方向）へ進むと見えてくるのが、幸せの島-サディヤット島です。この中心部と島を繋ぐ橋は両側を海に囲まれていて、ドライブするととっても気持ちがいいです。

アブダビは、このサディヤット島を文化と教育の島とし、アラブの希望の光となるために今回のルーブル美術館をはじめ、グーゲンハイム美術館やナショナル博物館を建設する予定。教育の面ではニューヨーク大学アブダビが、この島の中にすでに建設され開校しています。しかしそれのみではなく、巨大なショッピングエリアや、最高級ホテル、レジデンス、などなど観光客の楽しめる施設もたくさん計画しています。