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"世界で最も美しい鉄道駅"、豪奢なミラノ中央駅を使いこなす方法
巨大ハブステーションとして機能するミラノ中央駅。出発までにしておきたいことや待ち時間の有効活用など、きっと役立つTipsをご紹介します。
※一部写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています
参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)
目次
- ミラノの「陸の玄関」中央駅を楽しもう
- Tips1:駅舎の美を味わう
- Tips2:ミラノ中央駅で注意したいこと
- Tips3:レストランやショップで出発までの時間を過ごそう
- Tips4:人気コスメ「KIKO」はミラノ中央駅でゲット!
- Tips5:Wi-Fiはバルやマクドナルドなどで
- Tips6:時間が余ったら「荷物置き場」を活用してミラノ散策
ミラノの「陸の玄関」中央駅を楽しもう
足早に通り過ぎるミラネーゼ、大きなトランクを持った旅行者、スーツで颯爽と歩くビジネスマン......。
ここは、国内はもとよりヨーロッパ各国、大都市を結ぶ国際列車のほぼ全てが発着するミラノ陸の玄関口であり、総面積東京ドーム8個分、一日32万人、500本もの列車が行き来する巨大なハブステーション。
そこにはミラノを行き来する人々の様々なシーンがあります。今回は、この巨大な駅を楽しむためのTIPSをお伝えしましょう。
Tips1:駅舎の美を味わう
<出典元:Flickr/Photo by Ingolf[Stazione di Milano Centrale](CC BY-SA 2.0)>
この駅に降り立つと、まず圧倒されるのが駅舎の巨大さ、そしてまるで美術館のような重厚感。何しろここはあの大建築家フランク・ロイド・ライトが"世界で最も美しい鉄道駅"と称賛したのですから、単なる列車の発着ターミナルというだけではなく、鑑賞するために訪れる価値のある駅なのです。
重厚なのにどこか軽快なのは見上げるほど高い天井のおかげ。プラットフォームに美しく整列する列車たち、そしてガラス張りのアーチはホームを明るく照らして柔らかな曲線を描き、駅としての機能美を感じさせます。
まずは、駅舎自体の美しさを存分に味わってみてください。
Tips2:ミラノ中央駅で注意したいこと
プラットフォームは1F(日本式では2階)
この駅のプラットフォームは、エスカレーターを上がった先にあります。地上階にはホームがありません。
トイレにはコインが無いと入れない
イタリアのトイレはチップ制ですが、ミラノ中央駅のトイレはバルやレストランには入っていません。したがってトイレに入るにはコイン式の自動改札のような機械を通らねばならず、これには紙幣は使えないのです。1ユーロのコインがあることを確認してから向かいましょう。
電光掲示板を最後にチェック
イタリアの列車は、ギリギリまでホームの場所が表示されません。また、さっき表示されていたホームがいつの間にか変更されているといったこともあります。そこで、出発間際には必ず再度掲示板をチェックしましょう。
<撮影:Italyii ライター>
Tips3:レストランやショップで出発までの時間を過ごそう
中央駅の中には様々な店が入っていますが、発車までの時間にちょっと腹ごしらえしたりカフェで一息なんてできれば便利です。
Bistrot Milano Centrale
1F(日本式では2階)にあるビストロ。ここは早朝列車の時にも使え、なかなか落ち着く店内でしっかり美味しい食事が楽しめます。
ピッツァのような軽食から、パスタや煮込み料理、生ハムにワインなど、充実した食事を駅で手軽に食べられるとあって、使い勝手は◎です。
>>Bistrot Milano Centrale公式サイトはこちら
おすすめのお店:Panino Giusto
<出典元:.flickr/Photo by 挪威 企鵝[20110918 義大利蜜月第三天 14 三明治本店 Panino Giusto](CC BY-SA 2.0)>
0F(日本式では1階)にあるパニーニの専門店。手軽に頬張れるパニーニは、待ち時間や小腹の空いたおやつの時間にサクッと腹ごしらえするのにもってこい。日本にも支店がありますが、ここミラノが本場だけあってチェーン店ながら文句なしの美味しさです。
トマトにモッツァレラ、サラダというシンプルなものから、トローリ濃厚チーズやがっつり肉系のものなどバリエーションが豊富なのも魅力です。
Tips4:人気コスメ「KIKO」はミラノ中央駅でゲット!
<出典元:Pixabay>
1F、0Fには様々なショップが入っています。ファッションやコスメ、雑貨、雑誌や煙草などバラエティー豊かなものが揃い、待ち時間にブラブラするにはうってつけです。特に最近イタリア女性たちにも人気のコスメショップ、KIKOは女性へのお土産調達にピッタリ。
アイクリームや新色のリップ、エッジのきいたイタリアらしいマニキュアなどを買ってみてはいかが。
【関連記事】お土産にまとめ買いしたい!イタリアのプチプラコスメ「KIKO(キコ)」
Tips5:Wi-Fiはバルやマクドナルドなどで
<撮影:Italyii ライター>
今やなくてはならないWi-Fi。中央駅でもWi-Fiは使え、バルやファーストフード店などではフリーWi-Fiが使えます。
撮影:Italyii ライター
Tips6:時間が余ったら「荷物置き場」を活用してミラノ散策
さて、駅に早く着きすぎてしまった。ホテルのチェックインまではまだ時間があるけれど荷物が邪魔で動き難い、といった時に便利なのが荷物預け所。
筆者は、中央駅に空港バスで到着したものの、借りていたアパートの鍵受け渡しまでに3時間ほど時間があったため、すぐに荷物を預けて身軽になって観光に出かけました。
最初の5時間までは6ユーロ、その後12時間までは0.9ユーロ、それ以降は0.4ユーロでしっかりと荷物を預かってくれます。
いざ、憧れの列車旅へ
<撮影:Italyii ライター>
これで巨大な中央駅でも、まごつくことはありません。ミラノからヴェネツィアやフィレンツェなどすこし足を伸ばして列車の旅をするのも一興です。特にミラノ ― ヴェネツィア線は、とある映画作品でパリ ― ヴェネツィア線として撮影された列車。
映画の中の世界さながらに、田園風景を走る車窓を眺めながら旅の情緒に浸ってみてはいかがでしょうか。
基本情報
- 名前:ミラノ中央駅(Milano Centrale Railway Station)
- 住所:Piazza Duca d'Aosta, 1、20124 Milano Italy
- 公式サイト:Milano Centrale
※最新情報は公式サイトをご確認ください
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