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愛の国イタリアの現代ウエディング事情

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記事投稿日:2016/02/29
最終更新日:2017/11/15

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日本とイタリアではこんなに違う!?現代イタリアの結婚式にまつわるアレコレをご紹介。

※写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

「アモーレの国」イタリア。そんなイタリアのウェディング事情は?

イタリア人カップルが人目もはばからず情熱的に愛を語らう様子は、見ているこちらが恥ずかしくなってしまうくらいです。では、そんな彼らの結婚式事情はどうなっているのでしょうか。

今回は、現代イタリアの結婚式にまつわるアレコレをご紹介しましょう。

イタリアの結婚式は2タイプ

イタリアでの結婚式は、市役所結婚式と教会結婚式があります。

前者は市役所で市長さんと証人立ち会いのもと行われる比較的シンプルなもの。カトリック教徒以外や、外国人との結婚式はこちらになります。また、若者の間では結婚式は簡易的に済ませたいという傾向も近年多くなってきました。

とはいえ、イタリアでは市役所といっても、それ自体が元宮殿や歴史的建造物だったりするので、それなりに雰囲気のある式になります。

Wedding

Photo by James BonTempo[Wedding]CC BY-SA 2.0

対して教会結婚式は、さすがカトリックのお膝元イタリア。歴史ある現役の教会で行われる式は厳かで重厚感があります。ただし、カトリック教徒にとって教会結婚式は一生に一度のもの。万が一失敗してしまうと、次回からは市役所結婚式となってしまうため、元祖カトリックの特別感漂う結婚式です。

ちなみに、カトリックではかつて離婚は認められていませんでした。現代ではさすがにそのようなことはありませんが、離婚には一昨年までは3年、昨年からは半年の別居期間が必要とされていて、その間の夫婦の過ごし方などに細かい決まりがあります。

プレイボーイの多いイタリアのイメージとは裏腹に、離婚率は日本よりも低いという理由の一つです。

撮影:Italyii ライター

撮影:Italyii ライター

花嫁は式に遅れるのがスタンダード

イタリアでは、花嫁と花婿は別々に支度を済ませます。日本のように揃って登場!というわけではなく、花婿が先に会場で花嫁を待ち、花嫁は遅れてくるのがスタンダード。

やはり男性はいつでも女性のために待つ、ということなのでしょうか。

イタリアの結婚式に欠かせない、ライスシャワーとコンフェッティ


日本では、花嫁花婿がチャペルから退場する際、フラワーシャワーでお祝いすることが多いですが、イタリアでは米粒を投げるライスシャワーが伝統的。最近は紙吹雪や花びらに米を混ぜて投げることも多いですが、これは一粒から無数の籾をつける米が、豊饒のシンボルとされてきたからです。

同じ理由でアーモンドも多産の象徴とされ、日本では「ドラジェ」や「ボンボニエーレ」の名前でも知られている、アーモンドを糖衣でコーティングした「コンフェッティ」というお菓子がお土産として渡されます。最近ではシャンパンフレーバーなど、変わった味のものも人気だそう。

このコンフェッティをいかに可愛くラッピングしてあるか、というのもイタリアの結婚式での注目ポイントです。

披露宴会場は貴族の邸宅や古城、一軒家レストランを貸し切って

イタリアには、日本のようなホテルの式場のようなものは存在しません。

披露宴の場所として人気なのは、プールやバー、サロンなどがついた広いヴィラ、クラシック派に人気の高い、かつての貴族の邸宅や古城、一軒家レストランなどです。

※参考サイト:Wedding villa in Italy(外部サイトに遷移します)

ロマンチックな写真撮影

Photo by pixabay

Photo by pixabay

式が終わり、披露宴のレセプションに行くまでの間は、花嫁と花婿は遺跡や歴史的建造物、豊かな自然や田園風景をバックに本格的な撮影を行います。

格好のロケーションが揃うイタリアならではの習慣で、これだけで一冊の分厚いアルバムができるほど。

さすがイタリア、桁違いの料理の数々


さすが美食の国イタリア。披露宴の料理は一番の注目ポイントで、新郎新婦も料理には最も気を遣います。まずはガーデンで軽くアペリティーボを楽しむところから始まり、場所を変えて本格的なフルコース。

前菜からメインも数種類、デザートに至るまで、食いしん坊のイタリア人もさすがにズボンのファスナーを緩めるほどの豊富な料理が並びます。

また日本のように式の時間制限がないため、ゆっくり食事をしながらの披露宴はかなりの時間に及びます。

ケーキカットは本物で!

イタリアの結婚式にも、ケーキカットがあります。ただし、日本のように披露宴の中盤ではなく、デザートの頃に行われます。しかも、ケーキはプラスチックのイミテーションではなく、皆で食べるため本物のケーキ。

そのため、人の大きさほどもあるような高さのケーキというよりは、高さはほどほどに留める代わりに、面積が広いケーキが作られる傾向にあります。

ファッションの殿堂、イタリアのウエディングドレス

Photo by pixabay

Photo by pixabay

最近流行りつつあるビーチウエディングなどでは、膝丈のドレスも人気ですが、まだまだ定評があるのはやはりクラシックなドレス。日本のようにお色直しの習慣はなく、花嫁は最初から最後まで一着のドレスで過ごします。

デザインはシンプルなものが好まれ、色はほとんどがホワイト。ですが、最近は純白というよりも、シャンパンホワイトやゴールドがかったホワイトなどもトレンドです。また、あえてベールを付けないデザインも増えているのだとか。グッチやプラダなど世界的なブランドを輩出するイタリアだけあって、ドレスのバリエーションも豊富。

そして、ドレスはレンタルではなく、オーダーメイドで作るのが主流です。


参考:海外でも人気のイタリア発ウエディングドレスブランド

※Antonio Riva(外部サイトに遷移します)

※Atelier Eme(外部サイトに遷移します)

合理的なご祝儀

そして、イタリアではご祝儀の方法がとても合理的。あらかじめ花嫁花婿はデパートなどの店を指定し、その中で欲しいものリストを作成しておきます。参列者は日本のようにお金を包むのではなく、リストの中から商品を購入して送るのです。中には、新婚旅行費を充当してもらうということも。

これを「ウエディングレジストリ」と呼び、最近ではデパートにレジストリ専門の端末があり、参列者はこの端末で品物を選んだり買ったりできるようになっています。

旅行中に結婚式を見かけたら、祝福の言葉を!

イタリアの結婚式事情、いかがでしたか。

やはりカトリックの本場ということで、結婚に対しては一種独特の価値観があるようです。また、イタリアならではの立地や歴史的背景は、クラシックで重厚感のある式を可能にします。

観光の途中でも、しばしば教会で結婚式に遭遇することがあります。その際には、ぜひ日本との違いに注目してみると面白いかもしれません。

愛を誓う二人のために、祝福の言葉をかけるのも素敵ですね。

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Italyii(イタリィ)編集部
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