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アマルフィ海岸にある"天空の町・ラヴェッロ"の幻想的な野外音楽祭

記事投稿日:2017/10/28最終更新日:2017/10/28

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アマルフィの高台に位置する町「ラヴェッロ」の音楽祭は、お城のような邸宅のガーデンに期間限定の舞台が組まれ、刻々と表情を変える空をバックにコンサートが行われる、とっても幻想的なもの。そんな素敵な雰囲気を作り上げる音楽祭の魅力を、ラヴェッロの町やアクセス情報と一緒にご紹介します。

「ラヴェッロ」について

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「ラヴェッロ(Ravallo)」は、世界遺産のアマルフィ海岸に位置する美しく小さな町。

アマルフィの町をバスや車で20分ほど登った、標高約350mの高台に位置しています。そのため、町のいたる所から水平線や海岸沿いの町々を見下ろせる、素晴らしい景色を望むことができます。

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町には路地や階段が続き、かわいらしい陶器の看板が道を飾り、人懐っこい猫がのんびりと歩いているなど、静かで穏やかな雰囲気が流れています。その静けさと美しさから、貴族や作家・音楽家を虜にし、のちにご紹介するワーグナーなどの著名な芸術家をも魅了してきました。

そして、今ではラヴェッロは「音楽の街(CITTÀ DELLA MUSICA)」ともいわれ、美しい景観と音楽祭で有名になっています。

ラヴェッロの見どころは「ヴィッラ・ルーフォロ」で開催される野外音楽祭!

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音楽祭のメイン会場となるのが、ラヴェッロにある「ヴィッラ・ルーフォロ(Villa Rufolo)」。

1280年にルーフォロ一族の邸宅(=ヴィッラ)として建てられ、アラブ様式とビザンチン様式が混ざった独特の様式が見所です。

音楽祭の特設ステージが設置されるテラス部分は、季節の花々で彩られています。このテラスからはティレニア海を一望できるパノラマが広がっており、夏には青い空と海を背景に、色とりどりの花が咲き、蝶が舞う......うっとりしてしまうような色彩豊かで美しい景色を望むことができます。

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1880年には、ドイツ人の作曲家・指揮者であるリヒャルト・ワーグナーがこのヴィッラを訪れています。ワーグナーは滞在中に美しい風景から着想を得て、舞台劇『パルジファル』の第二幕を作曲したと言われています。

そのことにちなみ、1953年からヴィラ・ルーフォロで音楽祭が開かれるようになり、今でもワーグナーの作品が多く演奏されています。

音楽祭の期間限定の特設ステージ

引用:Ravello Festival公式Vimeoより
https://vimeo.com/224297170

07 01 17 - Hungarian Radio Symphony Orchestra from Ravello Festival on Vimeo

イタリアで最古の音楽祭の一つと言われているラヴェッロ音楽祭は、ヴィッラ・ルーフォロの絶景テラスには期間限定で、海へ突き出るような特設ステージが組まれます。

屋根や遮るものは何もなく、開放的なステージの後ろには悠々と広がる空や海岸線が伸びる、情緒的で美しい贅沢な空間が広がっています。刻々と表情を変える夏の夕景を借景としたコンサートは、言葉にできない美しさ。

ラヴェッロの夏の風物詩として、イタリア国内はもちろん世界中から人々が集まります。

プログラムの詳細は公式ホームページで確認!

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音楽祭はヴィラ・ルーフォロのテラス会場をメインに、町の教会や広場などさまざまな場所で開かれます。そのため開始時間や料金は、公演内容によって異なります。

演目もクラシック音楽に限らず、ジャズ、バレエやコンテンポラリーダンスなどさまざまなジャンルのイベントやコンサートが上演されています。

詳細は公式ホームページにアップされていますので、好みの公演を探してみてくださいね。

ラヴェッロ音楽祭のチケット購入について

チケットは公式ホームページ、もしくはヴィッラ・ルーフォロ近くにあるチケットボックスで直接購入可能です。

コンサートやイベントは、20時もしくは21時頃開演のものが多いので、ゆったりコンサートを楽しみたい方はラヴェッロに宿泊するのがおすすめ。夏でも夜の野外は肌寒いので、上着や羽織ものをお忘れなく。

ラヴェッロはアマルフィからも簡単にアクセスできる!

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ラヴェッロからアマルフィへ行くには、タクシーかバスでのアクセスになります。タクシーの場合は、渋滞がなければ約20分で到着しますが、料金は約70ユーロ前後ととても割高です。シーズン中はバスも頻繁に出ていますので、バスの利用をおすすめします。

タクシーもバスも、アマルフィ入り口前のフラヴィオ広場(Piazza Flavio Gioia)に発着場があります。

バスはSITA社のバスと、天井がオープンになったCity Sightseeingのバスの2種類で、所用時間は約30分。切符は、SITA社のバスは町中のタバッキで、City Sightseeingのバスは乗車時に直接購入できます。

City Sightseeingの方が割高ですが、夏はオープンバスで景色を眺めながら移動するのが気持ちいいですよ。

ラヴェッロの観光は、こんな過ごし方がオススメ

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ラヴェッロは半日あれば歩いて周れる大きさの町ですが、景色の良いレストランやバールも多く、町並みも美しいのでゆっくり1日滞在されるのもおすすめです。

アマルフィやポジターノと同じく陶器やリモンチェッロ、革の手作りサンダルなどが名産で、たくさんのお店が並んでいます。

その中でも陶器は、ラヴェッロ独特の細かく繊細な図柄が特徴。道には美しいアラベスク模様の陶器が飾られ、見ているだけでも素敵です。

芸術家を魅了し、たくさんの作品が生まれた美しいラヴェッロの町。アマルフィやポジターノに来られる際は、ぜひラヴェッロにも足を運んでみてはいかがでしょうか。

写真:la luce del sad

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記事投稿日:2017/10/28最終更新日:2017/10/28

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