たびこふれ

イタリア/要塞のような市役所?フィレンツェの「ヴェッキオ宮殿」

記事投稿日:2015/03/25最終更新日:2017/10/10

Views:

ヴェッキオ宮殿とヴァザーリの回廊は、ドゥオモと並ぶフィレンツェのシンボル。お時間のある方は、内部見学ツアーもチェックを。

フィレンツェの政治をつかさどる建物「ヴェッキオ宮殿」

初めてシニョリーア広場を訪れたとき、まず目をひくのがこちらの建物。まるで要塞のような見た目ですが、実はこちら、フィレンツェ共和国時代には政庁舎として使われ、現在も市役所として使われている宮殿「ヴェッキオ宮殿」なのです。

とても市役所には見えませんが...
写真:とても市役所には見えませんが...

かつては時の権力者、メディチ家の住居としても使われたことのあるヴェッキオ宮殿は、14世紀前後にかけてアルノルフォ・ディ・カンビオによって建設されました。

華美、というよりは荘厳な雰囲気をもつ外観とは裏腹に、内部はルネサンス美術が多数収蔵された、絢爛豪華なものとなっています。

奥にはウフィツィ美術館、そばにはネプチューンの噴水があります
写真:奥にはウフィツィ美術館、そばにはネプチューンの噴水があります

今回の記事では、「500人大広間」などの内部をご紹介できないことが大変残念なのですが、宮殿内にはメディチ家の当主だったコジモ1世が、16世紀に宮殿を改築した時に作られた「秘密の通路&小部屋」を見学できるツアーもあり、中世のお城を探検する気分が存分に味わえます。

"要人専用"の通路「ヴァザーリの回廊」とは

ヴェッキオ宮殿には「ヴァザーリの回廊」と呼ばれる通路があるのですが、こちらはウフィッツィ美術館からアルノ川に架かるヴェッキオ橋の2階部分、そして川向うの「ピッティ宮殿」までを結ぶという、1kmにも及ぶ長さを誇ります。

この回廊はメディチ家の要人が、庶民の喧噪に巻き込まれない「通勤路」として作らせたという説があり、当時のメディチ家が持っていた絶大な影響力をうかがい知るものとなります。

ウフィツィ美術館の上を見ると、回廊が!
写真:ウフィツィ美術館の上を見ると、回廊が!
ヴェッキオ橋の2階部分も回廊です
写真:ヴェッキオ橋の2階部分も回廊です

こちらの回廊は通常は公開されておらず、期間限定で一般に公開されています。回廊を歩くことは現代でも難しいようですが、ヴェッキオ宮殿を出発地として外から回廊と同じように巡るというのも、フィレンツェの歴史を味わえるおすすめルートです。

こちらはすぐそばのグッチミュージアム。歩き疲れたら、1階のカフェで一休み。
写真:こちらはすぐそばのグッチミュージアム。歩き疲れたら、1階のカフェで一休み。

写真:Italyii編集部

基本情報

名前:ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)

住所:Piazza della Singnoria, 50122 Firenze

営業時間:夏季(4月1日~9月30日)9~21時(木曜は~14時)、 冬季(10月1日~3月31日)10時~17時(木曜は9時~14時)

公式サイト:http://museicivicifiorentini.comune.fi.it/palazzovecchio

※最新情報は公式サイトをご確認ください。

プロフィール画像
この記事を書いた人
Italyii(イタリィ)編集部
  • Facebook シェア
  • twitter シェア
  • はてなブックマーク  シェア
  • LINE シェア

記事投稿日:2015/03/25最終更新日:2017/10/10

Views:

イタリアのアクセスランキング

    © 2017 TabiCoffret Co.,Ltd.