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あのお土産は何でできている?ハワイアンクラフトに使われる素材を知ってみよう!

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最終更新日:2017/09/12

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ハワイ旅行のお土産として、お菓子や人気のブランドと一緒にちょっとした工芸品を買う、という方もいるのではないでしょうか。アクセサリーに楽器、大きなものでは家具と、ハワイアンクラフトは魅力的なものばかり。では、これらの工芸品はどのような素材で作られているかご存知でしょうか。

ハワイアンクラフトに使われる素材の特徴を知ってみましょう!

ハワイのお土産ショップでは、それぞれに「コアウッドを用いたウクレレ」や「ククイナッツを使ったレイ」と言った表現が使われています。しかし、これらの素材は日本ではあまりなじみが無く、パっと聞いただけでは分かりにくいと感じたことはないでしょうか。

ハワイアンクラフトに使われる素材は、ハワイの歴史を辿るかのように古くから活用されているものもあれば、近年で定着したものもあります。

今回は、そうした伝承の紹介や考察を交えながら、5つの素材についてご紹介します。

※関連記事
■【コラム】全部知っていたらハワイ通!? ハワイでよく使われるモチーフについて、知ってみませんか?

ハワイアンクラフトの素材1:とても丈夫!現在では貴重な「コアウッド」

ウクレレの木材としても使われています。 写真イメージ:Pixabay

ウクレレの木材としても使われています。 写真イメージ:Pixabay

最初にご紹介するのは、ハワイ固有種の木「コア(ハワイ語でKoa)」。材料としてはコアウッドやハワイアン・コアと呼ばれています。

ハワイアンマホガニーという名称でも呼ばれますが、コアの木はアカシア属となり、マホガニーはマホガニー属という別の分類の植物。なぜこのような名称なのかと言うと、コアの木はマホガニーのように硬く、磨けば光沢が出るなど材質として近い特徴を持っているためです。

さらに、コアはハワイ語で「勇敢、大胆不敵な」または「戦士」という意味を持ち、ハワイ王国時代の王朝家具や生活用具、カヌーの材料に使われるなど、大切な資源とされてきました。

Koa means "brave, bold, fearless" and also "warrior, fighter."
出典:Native Plants Hawaii.より(外部サイトに移動します)

良質で大型のコアウッド製品はかなりお値段が張りますが、アクセサリーなどであれば比較的購入しやすい価格帯です(※)。コアウッドの重厚で美しい質感は、ずっと手に持ち眺めたくなるような魅力を持ちます。

新品を長く使うのも素敵ですし、スワップミートで使い込まれたコアウッド製品に出会うことを期待してみるのも良いでしょう。

コアウッドはどんなお土産に使われているの?

  • ウクレレやアコースティックギターなど、楽器の材料
  • 指輪やネックレス、ブレスレットなどのアクセサリー
  • 腕時計やペン
  • ジュエリーボックスや写真立て

...など

※註:ロイヤル・ハワイアン・センター内のクラフトショップ「シンプリー・ウッド・スタジオ」で販売されている写真立ての場合、$100.00ほどとなります。

ハワイアンクラフトの素材2:磨けば光り、オイルにもなる「ククイナッツ」

ククイナッツの実はマカダミアナッツのようですが...。 写真イメージ:Adobestock

ククイナッツの実はマカダミアナッツのようですが...。 写真イメージ:Adobestock

続いてご紹介するのは「ククイナッツ(ハワイ語でkukui)」。ハワイと言えばヤシの木が印象深い植物ですが、実はククイの木が「ハワイ州の木」として制定されています(※)。

しかし、ククイの木はハワイが原産地ではなく、マレー半島が原産地です。これは、かつてハワイ諸島へ渡ったポリネシア人がククイの実を持ち込んだことが始まりとされており、ハワイ諸島に持ち込まれた植物の総称である「カヌープランツ」の一つとされています。

そんなククイの実には油分がたっぷり詰まっており、50%以上が油分となるほど。この油分をかつてのポリネシア人はろうそくなど灯りの材料としていました。この由来から、英語ではククイのことを「キャンドルナッツ(Candle Nut Tree)」と呼んでいます。

※出典:statesymbolsusa.orgより(外部サイトに移動します)

ククイの種を磨くと、こんなにツヤが出ます。 写真イメージ:Adobestock

ククイの種を磨くと、こんなにツヤが出ます。 写真イメージ:Adobestock

ククイのもう一つの特徴は、種(仁)にあります。

果実の中に含まれた種は、磨くと写真のようにとても美しい光沢を出します。天然の木の実であるため、一つとして同じ大きさはありません。コロっとしたかわいい形と手ごろな大きさで、ビーズのように扱えるのもククイナッツの魅力です。

ククイはどんなお土産に使われているの?

■ククイの油
マッサージ用のオイルや美容商品の原料として、ククイナッツオイルとして販売されています。(※)また、食用のククイオイルも生産されています。

■ククイの種(仁)
レイやブレスレットの材料として。ハンドメイド用にビーズをバラ売りしていることもあります。ナチュラルカラーだけでなく、カラフルに染め上げたものや、ハイビスカスなどのペイントが施された実もあり、バリエーションはとても豊富。

また、守護の意味を持つことから、お守りとしても売られています。

※註:当記事は、ククイナッツオイルの効能の正確性を保証しておりません。

ククイナッツで作られたレイは、現在にも受け継がれています。 写真イメージ:Adobestock

ククイナッツで作られたレイは、現在にも受け継がれています。 写真イメージ:Adobestock

ハワイアンクラフトの素材3:家具や雑貨でおなじみ。でも生態は知られていない 「ラタン」

籐家具でおなじみのラタン。 写真イメージ:Adobestock

籐家具でおなじみのラタン。 写真イメージ:Adobestock

リゾート家具の材料としておなじみのラタン。日本では「籐(とう)家具」として親しまれています。そんなラタンですが、そもそもはどんな植物かご存知でしょうか?

実はヤシ科の植物で、ツル状に伸びる性質を持ち、その種類はなんと200種以上にのぼります。このツルは表皮にトゲがあり(※)、竹のように節を持つという、なんとも不思議な形状をしています。

しかし、このツルはとても丈夫で加工しやすく、通気性も良くて軽いという特徴があります。また、ラタンは熱帯~亜熱帯の地域で生息し、インドネシアなどが主な産地です。

ラタンを用いたハワイアンインテリアの由来はハッキリとはわからないのですが、1940年代~1970年代頃の、ハワイをモチーフとしたハリウッド映画や観光ポスター、写真などを見てみると、ホテルのシーンなどでこれらの家具が登場しています。

そのため、ハワイに元々ラタンを使う文化が存在していたというよりは、南国のイメージに対して憧れを抱く人々が、ハワイにその概念を持ち込んだことで定着した工芸品と考えることができそうです。

ラタンはどんなお土産に使われているの?

  • 家具全般。椅子やベッド、タンス、ランプ、テーブルなどさまざまな家具に用いられています。
  • カゴ製品やオブジェなどの小物

...など

※註:トゲのない種類のラタンも存在します。

ハワイアンクラフトの素材4:日本でもおなじみ「アバロニ(アワビ)」

アワビの貝殻の光沢は、とても魅惑的。 写真イメージ:Pixabay

アワビの貝殻の光沢は、とても魅惑的。 写真イメージ:Pixabay

アワビ(ハワイ語でAbalone)は、日本でも人気の貝です。その身は美味しい食用として、貝殻は7色に輝き、アクセサリーやジュエリーボックスの螺鈿(らでん)に利用されます。

アワビの一種である「パウア貝」はニュージーランドが主な産地ですが、パウア貝はハワイアンジュエリーの材料としても用いられることがあります。コアウッドとアワビを素材に、ハワイアンモチーフを使ったアクセサリーはとてもロマンチックです。

最近ではハワイのアワビと言えば「コナ・アバロニ」の開発した養殖アワビが非常に有名ですが、美味しいお土産と一緒に、綺麗なお土産も手に入れてみてはいかがでしょうか?

アバロニはどんなお土産に使われているの?

■アワビの身
・養殖アワビのお土産、焼きアワビ(コナ・アバロニなどが販売)。

■アワビの貝殻
・ピアスやネックレスなどのアクセサリー
・螺鈿細工を施した雑貨

...など

ハワイアンクラフトの素材5:お茶の葉じゃない!? 「ティーリーフ」

Photo by Forest and Kim Starr

Photo by Forest and Kim Starr

Photo by Forest and Kim Starr [starr-130312-2461-Cordyline_fruticosa-leaves_with_spots-Huelo-Maui] Creative Commons Attribution 3.0 License,

最後にご紹介するのは、「ティーリーフ」と呼ばれる植物です。

ティーリーフはリュウゼツラン科コルディリネ属にあたる植物で、ツバキ科ツバキ属のチャノキとは全くの別種です。

なぜこのような名前なのかというと、もともとハワイ語で「Ki」と呼ばれていたものがなまり、「Ti」となってお茶(Tea)と似た呼び方になったのだとか。

ティーリーフはククイと同じくポリネシア人によって持ち込まれた「カヌープランツ」と考えられており、パプアニューギニアなどの地域が原産地とされています。かつてはその葉っぱが家の屋根を葺く材料や食器、衣服の材料として重宝されており、特にティーリーフで編んだレイはとても神聖なものとされていました。

現在では階級の区別なく、どなたでも身に付けることができますが、やはり神聖なシンボルという意識は受け継がれており、事故や盗難といった「災難除けのお守り」として活躍しています。

お店のオープン記念などで、オーナーの方やスタッフさんたちが葉っぱのレイを首に下げていますが、これもその名残と言えるでしょう。

このようにティーリーフは「魔除け」、「お清め」の意味がとても強く、日本の風習でたとえるならば、端午の節句の菖蒲や、七夕の笹のような役割を果たしていると考えることができます。

ちょっとしたプレゼントというより、かなり心のこもったお守りや、大切な人の今後を祈るための品として贈るものと考えて頂くと良いでしょう。

ちなみに、Youtubeなどの動画サイトでは、実際にティーリーフを使ったレイの作り方動画を見ることができます。よく育ったティーリーフはとても大きく、1枚で40cm以上となりますが、これを細かく裂いて、器用にレイを編み上げています。

ご興味のある方は、ぜひ作り方動画もチェックしてみてくださいね。

ティーリーフはどんなお土産に使われているの?

・フラに使用するレイ
造花のティーリーフレイもありますので、お土産ならばこちらを選びましょう。

・観賞植物
日本でも苗木が買えます。帰国したあとで、庭園に植えるのも素敵です。

文中一部写真・ヘッダー・サムネイル:Adobe Stock

文中一部写真:Pixabay(CC0 Public Domain)

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