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【コラム】コレ知ってる?ハワイに行ったら食べておきたいローカルフードたち

ガーリックシュリンプにアサイーボウル、エッグベネディクト、パンケーキと、おいしいトレンドが次々と登場するハワイ。でも、昔から愛される伝統的な食材やローカルなお料理も魅力的なんです。ハワイのローカルな「おいしいもの」について、知ってみませんか?
※2016年10月03日掲載時の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
ハワイで昔から愛される「おいしいもの」たちをご紹介!
美味しいお料理やスイーツのトレンドが次々と現れ、私たちをときめかせてくれるハワイのグルメニュース。まだハワイを訪ねたことがないという方も、エッグベネディクトやボリューミーなパンケーキを日本のレストランで味わったことがあるのではないでしょうか。
ですが、これらがハワイのグルメの全てではありません。ハワイのローカルグルメは、日本ではなかなか見かけないような食材を使ったものや、移民の歴史とともに定着した食べ物も多いのです。そこで今回は、有名・マイナーを問わず、ハワイのローカル寄りな「おいしいもの」について、まとめてご紹介します!
1:ヤシの新芽(パルミット)

ホワイトアスパラガスのようにも見えますが...。Photo by AdobeStock
最初にご紹介するのは、ヤシの木の新芽「パルミット」。この食材は中南米、とくにブラジル料理などで使われているのですが、ハワイでも食材として利用されることがあります。気になるお味はとても淡泊で、どちらかというと質感を楽しむ食材です。ホワイトアスパラガスとタケノコの中間のような、シャクシャクした味わいが楽しいですよ。
パルミットは生のものと瓶詰があり、瓶詰は日本でも購入することができます。ただし、瓶詰は漬けている液体によって塩気と酸味が強くなっていますので、お料理に使うときはご注意を。ハワイには、パルミットを天ぷらで提供するお店がありますよ!
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2:みんな大好き! 日本でも定番になりつつある「スパムむすび」

スパムむすびは沖縄でも見かけますよね!Photo by AdobeStock
日本でも各地で販売されているスパムむすびは、詳細な説明は不要かもしれません。日本の軽食と言えば「おむすび」ですが、スパムむすびは日本よりもハワイで定着しています。その由来は諸説ありますが、ハワイに住む日系人によって戦後に作られたことが始まり、という共通点があるのだそう。
ボリューミーな食事に疲れたときにいただくスパムむすびは、食べた瞬間「懐かしい味......」と感じるはず。散策のお供に軽食として買っておくのもおすすめです。
関連記事:ハワイでおむすびをほおばる。「いやす夢(め)」のやさしいメニューたち。
3:チャーハンとはちょっと違う? 「フライドライス」

フライドライスは、東南アジアでもよく食べられています。Photo by AdobeStock
フライドライスは、マレーシアやインドネシア、ネパールなどアジアを中心に食べられている料理。チャーハンとほぼ同じ作り方ですが、入れる具材や味付けに使う調味料などに違いがあります。
フライドライスはハワイでも定番の料理となっており、ご飯を使うメニューでは「白米またはフライドライス」のどちらかをチョイスできるお店も多いのです。次にご紹介する「ロコモコ」も、ご飯の部分をフライドライスに変更できるメニューとして定着しています。
4:日本でも定番! 「ロコモコ」の奥深さ

日本のレストランでもすっかりおなじみのロコモコ。
もし、「ハワイの食べ物と言えば?」と聞かれたら、多くの人が「ロコモコ」を挙げるのではないでしょうか?それほど定着している料理ですが歴史はまだ浅く、1940~50年代に誕生して以来、ローカルや観光客に愛され続けて知名度を高めました。
ロコモコの発祥はスパムむすびと同様諸説ありますが、ハワイ島のヒロで営まれていた小さなレストランが、学生向けの安価でボリューミーなメニューとして考案したのが始まり......という説が有力です。
ロコモコのレシピはハンバーグ、目玉焼き、グレイビーソースをご飯に乗せるだけと、シンプルなもの。それだけに、お店によってトッピングが異なったり素材にこだわっていたりと、多種多様なロコモコがハワイで楽しめます。
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5:これぞハワイ伝統の食べ物。「ポイ」とは?

紫色のペースト状になっているポイ。Photo by AdobeStock
「ポイ」を初めて見た方は、どのように食べるのか見当もつかないのではないでしょうか。ですが、ポイはハワイの伝統を知るには欠かせない食べ物の一つ。ポイはタロイモというポリネシア圏の島で採れるイモをすりつぶし、発酵させてペースト状にしたもの。そのまま食べると酸味があり、日本人にとってはまず馴染みのない味として敬遠されがちです。
しかし、同じくハワイ伝統料理であるラウラウ(牛や豚、魚などをタロイモの葉で包み蒸したもの)や、カルアピッグ(焼豚を塩で味付けして細かく裂いたもの)とポイを合わせて食べると、お料理の塩味とポイの酸味がちょうどいいバランスに。つまり、ポイは日本で言う白ごはんのような主食でありながら、その風味は納豆や佃煮のように人を選ぶ独特の風味がある食べ物と言えます。
ハワイ旅行の際にポイをチャレンジするのであれば、伝統料理のお店やルアウ(ハワイを含めたポリネシアの伝統芸能を楽しむショー)へ行ってみましょう。ハワイの伝統を舌で感じてみてください!
また、ポイの名前が付いたパンケーキやマラサダもありますが、これらは発酵していないタロイモを使い、甘くて私たちにもなじみやすい味です。ただし、その色はとても鮮やかなパープルなので初めて見たときはビックリしてしまうかも。
関連記事:紫のマラサダ!?「カメハメハ ベーカリー」はロコに大人気のパン屋さん
6:ハワイのココナッツ豆腐? 「ハウピア」とは

ハウピアはフレーバーとしても定番です。Photo by AdobeStock
続いてご紹介する「ハウピア」も、ハワイ伝統のデザート。一見するとココナッツプリンやゼリーのように見えますが、ゼラチンではなくデンプンを使います。そのため、もっちりとした歯触りに。
ハウピアは現在でも人気が高く、パンケーキのソースやお菓子のフレーバーなどでも「ハウピア味」を記載されたものを見かけられます。レシピも簡単なので、ハワイでハマった方はハウピアを自作してみてはいかがでしょうか?
7:鮮やかなピンク! 「グァバ味のパン」

鮮やかな色は、つい手に取りたくなります。Photo by AdobeStock
最後にご紹介するのは「グァバ味のパン」。お米も定着していますが、ハワイのロコはパンも大好き。グァバやストロベリー、バナナなどを生地に練り込んだスイートロールは、スーパーでもよく見られます。これらのフレーバーにココナッツも合わせたパンもありますよ。
まだまだハワイには「おいしい」がいっぱい!

日本系移民がもたらした「モチ」も、おいしいおやつです。Photo by AdobeStock
今回は7つご紹介しましたが、このほかにも中華系移民によって定着した中華そば風の「サイミン」、餅粉を使った「バター餅」など、日本の観光客にとっては、どこか懐かしさを感じるお料理が多いのが、ハワイのローカルフードの面白いところ。
ハワイに限らず旅先では、今話題のお料理やレストランを最初にチェックしていきたくなりますが、ふと立ち寄ったスーパーや定食屋さんで、地元に親しまれている食べ物を味わうのも楽しいひとときです。さらに、こうしたローカルフードも時とともに進化を遂げていて、そのバリエーションを知るのも面白いですよ。
みなさんもぜひ、これらの食べ物を見かけたときはチャレンジしてみてくださいね!きっと、本場のハワイの味に出会えるはずです。
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Hawaiiii(ハワイイ)編集部
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