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アイルランド料理をパブで堪能!
アイルランドにはパブがたくさんあります。どんな小さな町に行っても、教会同様、パブは必ずあります。アイルランド人にとって、パブはなくてはならない社交の場でもあるのです。
そんなパブでは、ご飯を出すところと、出さないところがあります。ご飯を出すところでも、ランチだけを出すところもあれば、ランチ&ディナーを出すところもあります。
ご飯もいろいろです。サンドイッチやピザなど、軽食だけを出すところもあれば、レストラン並みの食事を出すところもあります。イギリスやアイルランドではCarvery(カーベリー)と言われる、客の好みに合わせて肉(牛、豚、鳥、羊)を切り分けて出すところもあります(ランチのみの場合がほとんど)。アイルランドやイギリスのパブでは、自分の好みでパブを選んで食べに行くこともできる楽しみがあります。
そこで今日ご紹介するのはSheehan's Pub(シーハンズ・パブ)です。
1933年創業の、トラディショナルなパブです。
こちらのパブは、ダブリン南、グラフトンストリートのすぐ近くにあるため、観光客がたくさん訪れますが、地元の人もたくさん訪れます。ラグビーやサッカーなど、スポーツの大きな試合があるときは、パブ内に設置されたテレビで放送するので、地元のスポーツファンがたくさん集い、賑わいます。2階でも飲むことができます。
こちらのパブはアイルランド料理を出すパブです。
トラディショナルなパブが、アイルランド料理を出すことは珍しくありませんが、値段が高いだけで,美味しくなく、がっかりすることが多いのです。例えば、アイリッシュシチューや、シーフードチャウダーなどは、人参やジャガイモでかさを増しているところをよく見かけます。しかし、シーハンズのアイルランド料理は値段は決して安くはありませんが、かさ増しはしていません。その上、美味しいのです!
トラディショナル・アイリッシュシチュー。16.30ユーロ。こちらでよく食べられているアイルランドのパン、ソーダ―ブレッドのスライスが数枚付いてきます。
ビーフ&ギネスパイ。14.90ユーロ。
ギネスで煮た、ビーフのシチューが器に盛られ、その上にパイが乗せてあります。こういったシチューは、人参でかさ増しされることが多いのですが、ここのは牛肉がしっかり入っており、人参はあまり入っておらず、人参嫌いの私には大歓迎の一品でした。チップス(ポテトフライ)は量は多くありませんが、上手に揚げてあり、美味しかったですし、少しですが、サラダも付いてきました。すっかり完食です!
こちらはシーフードチャウダー。ソーダブレッドのスライスが付いてきます。こちらではメイン料理としてではなく、スターターでしか出されていません。8.20ユーロ。
シーフードチャウダーもシチュー同様、人参やジャガイモでかさ増しし、肝心のシーフードがあまり入っていないことが多いのですが、ここのは違いました。大きなサーモンの切り身がゴロゴロと入っていてスターターでもお腹が一杯になる、大満足の一品です。
こちらの一品には驚かされました。
一体何の料理なのかわからないかもしれませんね。こちらはコーンビーフ&キャベジです。14.90ユーロ。
白いものはキャベツの葉。ホワイトソースがかかっており、下にはマッシュポテトがしいてありました。赤いのがコーンビーフのスライスです。写真ではわかりにくいかもしれませんが、かなりのボリュームがあります。ウェイトレスさんが持って来てくれた際、あまりのボリュームに、思わず笑ってしまいました。
こちらではよく食べられる一品で、コーンビーフの代わりにベーコンが使用されることも多いです。コーンビーフと言えば、缶に入ったものが日本では普通ですが、こちらでは、ブロックの牛肉の塩漬けが一般的です。
やはり、料理のお友はギネス。5.30ユーロ。
ダブリンにお越しの際には、こちらのランチやディナーでアイルランド料理を堪能してみてはいかがでしょうか?クリスマス時期になると、店内にはクリスマスのデコレーションが施されます。2階では、このような飾りを見ることができますよ!
Sheehan's Pub
17 Chatham Street, Dublin 2
営業時間:
月曜~木曜、午前10時30分~午後11時30分
金曜~土曜、午前10時30分~午後12時30分
日曜、午前11時30分~午後11時
クリスマスイブはディナーを出していませんので、お気を付けください。
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ティファニー・カイリー
- 1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。