【アイルランド】クリスマス前のダブリン滞在はトラブル続き!?治安や宿泊先でのトラブルなど紹介

11月下旬に用事があり、泊りがけでダブリンに行ってきました。今回はいろいろあって、出発から帰宅までトラブル続きの旅行になってしまいました。この記事では、クリスマス前のイルミネーションに包まれたダブリンの魅力や治安、宿泊先でのトラブルなどをご紹介します。

目次

出発時のトラブル

出発当日の朝は、普段と同じように生活をしていました。それが私の旅行のモットーで、何も特別なことをせず普段と同じように生活していれば、特に問題なくスムーズに出発できると信じていたのです。

ところが、いつもと同じように朝の筋トレをしていたときに腰を痛めてしまい、車に乗った瞬間にぎっくり腰になってしまいました。これからは、旅行にでかける日の朝は、筋トレはほどほどにしようと反省しました。しかし、この時はまだ腰を痛めたことがその後の旅程にどう影響するかなどまったく考えてはいませんでした。

ペンギン歩きでダブリンを行ったり来たり

ダブリンのヒューストン駅について、さて歩こうと思ったら、腰が痛すぎて全く足があがりませんでした。仕方なくペタペタと地面すれすれに足を動かして、ペンギンのような歩き方で少しずつ進みましたが、子どもからお年寄りまで皆私を追い越していくので、なんだか少し寂しい気分になりました。

駅からバスを乗り継いで、1時間かけてやっと目的地に着いたのですが、受付の人から違う場所に来てしまったことを知らされ、どっと疲れが全身から出てくるのが分かりました。余裕を持って準備したはずが、きちんと下調べをしていなかったことに気づき、本当に情けなくなりました。

ダブリンのクリスマスイルミネーション

クリスマスツリー

トラブル続きの1日でしたが、なんとか目的地に到着し用事を済ませたあとは、観光客気分で旅行を楽しみました。オムニ・パーク・ショッピング・センターでは、大きなクリスマスツリーがライトアップされており、とても美しかったです。

写真はツリーの大きさが分かるようにあえて縦位置で撮影しましたが、天井近くまである大きなツリーは圧巻でした。写真からはあまり伝わりませんが、ライトが点滅しており、とても豪華です。ショッピングセンターからホテルのあるオコネル・ストリート・アッパーの辺りへはバスで行きましたが、窓から見えるどのお店もクリスマス・イルミネーションで飾られており、幸せと平和な雰囲気に包まれていました。

宿泊したホテルのインテリアデザイン

アカデミー プラザ ホテル

今回は、4つ星ホテル、アカデミー プラザ ホテルに宿泊しました。前回ダブリンを訪れたときは、とにかく安いホテルを見つけて宿泊したのですが、夜中に騒音で眠れなかったので、今回は事前に調べて少し高くてもぐっすり眠れそうなホテルを選びました。予約する際に希望を伝えるだけで、道路に面した部屋を避けれる可能性が高いので、事前にお願いするのがおすすめです。

部屋

とても親切な受付の人の対応のおかげで、今回は7階の静かな部屋(しかもリノベートしたばかりのSignature room)に宿泊できました。ベッドのわきにはモダンなデスクがあり、セーフティーボックスまであります。ここで、お茶を淹れたりメイクしたりできるので結構便利でした。間接照明や大きな鏡があるのもポイント高かったです。

テーブルとイス

ルームサービスを頼んで、ひとりで乾杯するのにちょうど良い椅子とテーブルもあります。あいにくルームサービスは、レストランが開いてる時間のみ可能とのことだったので、今回は頼みませんでした。

バスルーム

鏡の下にタオルの毛羽立ちのようなホコリがたまってしまっていたのが少し気になりましたが、それ以外はとても清潔なバスルームでした。この大きくて明るいミラーは個人的にはとても気に入りました。右側には、手前に引いて使える拡大鏡もついています。細部のいたるところにインテリアデザイナーの心づかいが感じられました。

バスタブ

予約時にお願いしたバスタブ。アイルランドでは浴槽がついていない部屋もあるので、お風呂にゆっくりと浸かりたい人は予約時にお願いすることをおすすめします。

アカデミープラザホテルのレストラン

前菜

ホテルに入っているレストランは基本的には予約が推奨されていますが、それほど混んではおらず、用事があって何時にチェックインできるか分からないときは、予約なしでも入れるので便利です。

注文した前菜がとても美味しくておかわりしたくなるほどでした。こちらは、はんぺんのような食感の生地にプルドポークが包まれており、ユズソースと甘めのホイシンソースをつけて頂きました。お値段もお手頃でお得感はありました。

ワインは、聞いたことのないものばかりだったので、自分の好みをスタッフに伝えてバーテンダーに選んでもらいました。私の好みは日本食に合いそうなフルーティーな香りを極力抑えたメルローです。ちょうど良いチリワインを選んでくれたので、美味しくいただくことができました。

メインのフィッシュアンドチップスは、魚の骨が多すぎてとても残念でした。衣はサクサクして美味しかったのですが、途中から衣が厚すぎて衣を食べているのかタラを食べているのか分からなくなってきたので、半分ぐらい手を付けて残しました。

ホテルで起きたトラブル

ロビー

朝の時間は、ホテルのジムで汗をかいた後、ビュッフェ形式の朝食をいただいて何事もなく平穏に過ごせたのですが、1つだけ驚くようなことがありました。

朝食後、部屋へ戻りチェックアウトの準備をしていたところ、誰かが部屋をノックしてきました。これはあまりないことなので、少し驚いてしまい咄嗟に返事ができませんでした。するとオートロックのドアが開き誰かが入ってこようとしている気配がありました。またドアはすぐ閉じたので、おそらくお掃除の人が間違って自分のカードキーで開けてしまったのだろうと思いましたが少し怖かったです。

私が部屋にいることを知らせようと思いテレビの音量を大きくしたのですが、20分後ぐらいにまたドアが開きました。この時はノックはなくいきなりドアが開いたので、近くにいた私とお掃除の人が蜂合わせになりました。私はその人に今チェックアウトするということを伝えたのですが、まだ9:40ぐらいだったので、なんとなく急かされている気分になりました。

フロントで苦情を言うこともできたのですが、そんなことをしたらお掃除の人がクリスマス前に職を失うことも考えられたのでやめました。それに、彼女たちがいかに少ない賃金で、限られた時間で膨大な量の仕事をしなくてはならないかを私はリトアニア人の友人から聞かされて知っていました。しかし、お掃除の人が自分の鍵で簡単に部屋に入るということは、防犯上良くない気がしましたし、このようなことはダブリンの他のホテルでは一度もなかったので、一応予約サイトのレビューにいいところも含めて書きました。全体的には良いホテルなので改善されることを願います。

ダブリンの治安

実は、私がホテルをチェックアウトしたのは、ダブリンでとても悲しい事件が起きた日の朝でした。ダブリンはここ数年で少しづつ治安が悪くなってきていると言われていましたが、前日まではこのような事件が起きる気配は全くなく、街はイルミネーションに包まれ、クリスマス前のショッピングや食事を楽しむ人達で賑わっていました。

それだけに、この事件がアイルランド人や観光客に与えた衝撃は大きかったことでしょう。事件の現場となった小学校からアカデミープラザホテルは200mしか離れておらず、私もショックが大きかったです。当日は腰を痛めていたせいで、行く予定だったジェイムズ・ジョイス・センターには行けませんでしたが、時間が経過して街の様子が落ち着いたら訪れたいと思います。

ふと立ち寄ったヘンリー・ストリートのジュエリ・ーショップ(Tipperary Crystal)では、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」がかかっていて、お客の1人が「この歌は昔は良く聞いたけど、今はもう古いよ」と嬉しそうに店員に話していたのが印象的でした。アイルランドでは、内戦や紛争は遠い昔の過去の記憶となっていることは事実です。しかし、国外ではいまだに目を覆うような戦争がつづいており、それとは切っても切り離せない大きな渦の中にアイルランドの日常の平和があるということは、忘れてはいけないと思いました。

ダブリンの魅力

ジェイムズ・ジョイス

もしジェイムズ・ジョイスがまだ生きていたら、現代のダブリンをどのように書いたことでしょう。ちょうどあの朝、ノース・アール・ストリートでジョイスの銅像に出会い、そんなことを考えました。ファッショナブルで個性あふれる人、てきぱきと働く人。多種多様なダブリンの人々の魅力を捉えて、一人ひとりの立ち振る舞いからそれぞれのストーリーを組み立てていくのは楽しい作業でした。

ダブリンという舞台を色鮮やかにするのは明らかに彼らであって、そのことはトラムに乗って街中を眺めているとすぐに分かります。その魅力は、重たく冷たいダブリンの雨雲にも負けず、まるで暖かいものへと変換させているようです。

まとめ

今はまだダブリン旅行を控える人が多いようですが、それは仕方のないことです。しかし、そのうち時間とともに少しづつもとのダブリンの姿を取り戻していくことでしょう。その日が少しでも早く訪れることを今は願いたいです。

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Maroon

アイルランド在住のトラベル・ライター兼YouTuber。アイルランドから「アイルランドの田舎暮らし」の面白さを発信しています。現地では、ネイリストやネイル講師としても活動しています。

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