日本では多くの駅に商業施設が併設されており、大きな賑わいを見せています。ドイツでも日本ほど大規模なものではありませんが、商業施設を併設した駅があります。ベルリンの交通網の中心となるベルリン中央駅もその一つ。そこは交通の足となるだけでなく、旅行者にとって便利なものを備えています。今回はそんなドイツ最大規模の駅を紹介したいと思います。

地下鉄、Sバーン、トラム、そしてドイツ版新幹線ICEの駅が集まるベルリン中央駅。少し歩けば、ブランデンブルグ門やドイツの国会議事堂が見えるような街の中心部にあります。その立地はかつてベルリンの壁があった場所の近く。そのため壁崩壊後は空き地となっており、そんな空間を活かすように、2006年に新しく建てられたのでした。

建てられてから10年経った建物ですが、今も圧倒的なモダンさを感じさせます。巨大な建物はガラスで軽やかに覆われ、威圧感を感じさせません。内部は地上3階地下2階の計5層で、地下と地上にそれぞれプラットホームがあります。日本の巨大な駅ほど複雑ではありませんが、それでも電車の発着場所を間違えることもあります。ですので中央駅を使う際は特に気を付けて下さい。

このような巨大な建物には様々な商業施設が入っています。人々の胃袋を満たすフードコート。その中にはドイツでは珍しい回転寿しのお店もあります。本屋、服屋、スーパーそして薬局も。また多くの情報などを手に入れられる観光案内所もあります。そのため旅行者にとっては心強い存在。ここならベルリンに着いてすぐに情報が集められるため、貴重な時間を無駄にすることはないでしょう。

ドイツで困るのは日曜日や祝日の買い物。レストランなどを除けば、一般的なお店は日曜日や祝日は営業していません。スーパーさえも開いておらず、買い物ができないため、困ってしまうこともしばしば。ですが、主要な駅のスーパーなどは、お休みの例外となっており、いつでも買い物ができるのです。ですのでお土産やちょっとした食べ物を買うのなら、とても便利な場所。

何より中央駅で便利なのは無料でインターネットを使用できること。ドイツの主要駅では、30分ですが無料でインターネットを使えます。旅行中だと、移動方法や目的地の位置など、何かと情報が必要。ですがインターネットを使える場所を探すのも簡単ではありません。それなら大きな駅に行くのが一番簡単。このように色々と活用できるベルリン中央駅を上手く活用してみてはどうでしょうか。ここなら買い物やインターネットができるため、きっと役立つはずです。