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オーストリアの冬といえばこれ!冬のドリンク③カフェハウスのドリンクとお勧めお土産
今回は、ウィーンに行ったら絶対はずせない、カフェハウスの暖かく美味しい飲み物を網羅してみます。また、お土産には最適のコーヒーやお茶のお勧めと、どこで買えるかなども合わせてご紹介しますね!
世界で最も美しいカフェと言われる、美術史美術館内のカフェ
●コーヒー
16-17世紀のトルコ軍によるウィーン包囲の時にコーヒーがヨーロッパにもたらされたと言われていますが、そのおかげでウィーンのコーヒー文化、カフェ文化は他のヨーロッパの国々の中でも抜きんでいています。
街角には必ずと言っていいほど、居心地がよく、美味しいコーヒーとケーキが楽しめ、ゆったりと何時間でも居座れる、ウィーン独特のカフェハウスに巡り合えます。
カフェ・ムゼウムの店内
多くの文豪や音楽家たちがウィーンのカフェハウスで作品を生み出し、議論を重ね、歴史を紡いできました。そんな雰囲気満点のカフェに入れば、様々な種類のコーヒーを楽しむことができます。
文豪も通ったカフェ・モーツァルトの店内。
最もウィーン的なコーヒーは「メランジュ」。エスプレッソをベースに、ミルクと生クリームをスチームした泡を乗せてあり、優しいクリーミーさと濃いコーヒーの両方が贅沢に味わえます。ウィーンのコーヒーには必ず水がついてきます。これもカフェハウス文化ならでは。
他にも、エスプレッソ(モカ、シュヴァルツァーともいう)、ブラウナー(クリーム入りのエスプレッソ)、フェアレンガーター(同量のお湯で薄めたエスプエッソ)、アインシュペナー(エスプレッソに生クリームが載ったもの)など、様々な種類のコーヒーがあります。オーストリアらしく、チョコレートリキュールやコーヒーリキュール、オレンジリキュールなどのお酒入りのコーヒーもありますよ。色々頼んでみて、お気に入りを見つけてみてくださいね。
なお、日本で言うウィンナーコーヒーは、ウィーンのカフェハウスのメニューにはありません。一番これに近いものはアインシュペナーとなっていますので、どうしても飲んでみたい方はどうぞ。
美味しくて有名なウィーンのコーヒーをお土産にされたい方は、ぜひユリウス・マイヌルのコーヒーをどうぞ。旧市街に専門店もありますが、どのスーパーでも取り扱っています。
オーストリアで最も有名なコーヒーブランド、ユリウス・マイヌル。
●ココア
「カカオ」と呼ばれるオーストリアのココアですが、冬の寒い時にカフェで飲むココアは生き返りますね。もちろんカフェハウスでは、コーヒーの苦手な人やお子様のために、美味しいココアを用意しています。
かつてはハプスブルク家御用達のケーキ屋だった、デーメルのココア。ただのココアではなく、ちゃんとスチームしたミルクや生クリームが乗っていて、家で飲むものとは段違いの美味しさです。
お土産には、手作りのチョコレートブランドツォッターZotterのココアスティック(温めたミルクに溶かして飲む)がとても美味しいのでお勧めです。普通のココアだけでなく、チリ入り(体が温まります)、生姜入り(風邪引きの時に)など、色んな効能がプラスされていて、ちょっとぶるっと来た時には最適です。
●紅茶・フルーツティ―・ハーブティー
Sonnentor社のハーブティ。森林地方にある本社併設のカフェにて。
カフェハウスではお茶はコーヒーより少しお値段も高めになりますが、それでも紅茶(ブラックティー)、フルーツティー、ハーブティ―など、豊富な種類から選ぶことができます。街中には、Demmer等のティーハウスもあり、紅茶やハーブティー好きの人が落ち着いて楽しめる雰囲気があります。
お茶はお土産にも最適。オーストリアのオーガニックハーブティー専門店Sonnertorなどのオーストリアブランドのお茶は、ソファに座ってほっとした時間を与えてくれますし、お土産にも喜ばれます。
Sonnentorのハーブティーの品揃え
今日は、ウィーンのカフェハウス文化が支える、コーヒー、ココア、お茶の特徴と、お勧めブランドやお土産についてまとめてみました。
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ひょろ
- オーストリア、ウィーン在住。10年以上暮らしてもまだ新しい発見の連続のウィーンの魅力を、記事執筆、現地調査、ネットショップなどを通じてお届けしています。国際機関勤務を経て、バイリンガル育児の傍ら、ミュージカル観劇が趣味。