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これは知っておきたい!イギリスでやってはいけないコト
今回はひたすら、イギリスではNGなこと、気をつけた方がいいことをご紹介します。
<トラファルガー広場には「鳩にエサをあげるな!」のサイン>
目次
やってはいけないコト
多額の現金を持ち歩くこと
一般的に、「日本人旅行者は現金を持っている」と思われていることを、常に念頭においていてください。イギリスではほとんどの店や施設、公共交通機関でクレジットカードが使えます。現金の所持は最小限に抑え、カードで買い物するのがおすすめです。
ロンドン市内の公共交通機関ではアルコール禁止
ロンドンからの長距離列車ではOKですが、市内の地下鉄、バスなどでのアルコールはNGです。
飲食店・公共の施設内での喫煙禁止
喫煙は必ず所定の喫煙所で。飲食店での「喫煙席」はありません。全席禁煙です。
場所取りのためにカバンや荷物、コートなどを座席に残していく
これはもう、「持って行ってください」と言っているようなものです。
ただしカフェなどで、どうしても一瞬トイレに行って来たいといった場合には、信頼できそうな近隣の席の人に、荷物を見ていてもらえるよう一声かけて行きましょう。あくまでも自己責任で、です。この場合でも必ず貴重品は肌身離さず持って行っていください。残していっていいのは、無くなってもいいもの、取られてもいいものだけ、です。
流しのミニキャブに乗る
ミニキャブとは、ロンドンで有名な、正規の黒いタクシーではなく、事前に予約することで利用できるハイヤーのことです。自分が予約した覚えのないミニキャブや、流しのミニキャブの利用は、安全のため絶対に避けましょう。
ミニキャブ自体は合法的なサービスですが、「呼んでいないキャブ」に乗るのはご法度です。他の客を送っていった帰りに、新たな客を拾おうとするキャブには要注意。夜、外出で遅くなった場合など、女性の方は特に注意が必要です。
人物(特に子供)の写真を断りを入れずに撮る
写真に関しては、日本より断然厳しいです。興味のある被写体の方に出会った場合には、一言かけてから撮影するのがマナー。
加えて、もし自分のブログなど、何かの媒体に後々アップする予定がある場合には、そのことも告げておきましょう。特に子供については、無断撮影は厳禁です。
やった方がいいコト
逆に、やった方がいいこともご紹介しておきますね。
電車やバスでは積極的に席をゆずる
年配の方や身体の不自由な方、怪我をされている方、妊婦さん、赤ちゃんや小さい子供連れの方には、すすんで席をゆずりましょう。
日本のように、寝たふりや見なかったふりは通用しません。男性・女性を問わず、こちらの車内での席のゆずりかたは見事なものです。
日本人はなんて不親切なんだ!と言われないよう、すべての日本人の代表のようなつもりでいたいものですね。同様に、駅構内などの階段でバギー(ベビーカー)を使っている人へのサポートも、こちらでは率先して行われています。
ドアは次の人のために押さえておく
自動ドアではなく、自分で押したり引いたりして開けるドアでは、自分が通りすぎたあとも、すぐに手を放さずに、次の人のために押さえておくのがマナーです。誰かとドアの部分で鉢合わせになってしまった場合などは、After you!(お先にどうぞ!)と言って、先に通してあげると感謝されるかも!
気をつけた方がいいコト
最後に、やってはいけない訳ではないけれども、気をつけた方がいいコトも、ご紹介しましょう。
English/Englandの使用法に気をつける
イギリスは4つの国からなる連合王国です。原語としてのEnglish(英語)をのぞき、English、Englandでは、イングランドについてのみ述べているということを忘れないでください。
たとえば、Are you English?は、「あなたはイングランド人ですか?」という意味です。相手が「イギリス人」だった場合、その答えは、I am Britishであるかもしれないし、No, I am Scottish/Welsh/Northern Irish.(私はスコットランド人/ウェールズ人/北アイルランド人です)となるかもしれません。
また、I love England.と言った場合、「私はイングランドが好きです」となり、場合によっては、え、じゃあウェールズは駄目なの?といったジョークを返されることもあります。ここで、British、Britainという語を使ってあげると、ちょっとイギリスをよく知っているね、という感じになります。
余談ですが、何年か前のBrit Awards(ブリット・アワーズ=イギリス版グラミー賞のような音楽賞)の中継で、某アメリカのバンドがライブ出演した後に、思いっきり「Thank you, England!」と叫んでひんしゅくをかっていました(苦笑)。まあ、イングランド人にとっては何でもなくとも、他の3国の人々にとっては、あまり面白くないエピソードなのでした。
宗教に関するジョークは避ける
イギリスは多文化国家で、多彩な宗教の人々が住んでいます。現地の人と話をする機会があれば、よほど宗教に関する知識が豊富でない限り、そして相手の人から話題をふられない限り、宗教の話題は避けたほうが無難かもしれません。
キリスト教ひとつをとっても、未だにプロテスタントとカトリックの間での抗争がある地域も残っています。ある程度語学に自信があれば、宗教論を展開するのも興味深い経験かもしれませんが、それでもジョークは避けておきましょう。どこでどんな問題が潜んでいるのか、不明なので・・・。
写真撮影でお金を取られないよう気をつける
大道芸人の中には、写真を撮るのに撮影料を求めてくる人もいるので、要注意!また、ロンドン・アイなどのアトラクションでは、写真撮影のポイントが設けられていて、あとからその写真を購入できるよ!とすすめられることも多くあります。
こうした写真はあくまでも「オプション」ですので、写真が不要な場合には購入する必要はありません。もちろん、いい思い出にはなりますが、買わなきゃ駄目!というわけではないので、ご安心を!
以上、どうぞお気をつけて、ロンドン、イギリスの旅をお楽しみください!
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。