おふくろの味はここから!台湾家庭の台所をご紹介

私の住む街、台南は昔ながらの風習が色濃く残る台湾南部の街です。それゆえ、何かあるたびに(何もなくても)、家族や親せきが集まり食卓を囲む機会がよくあります。大勢の胃袋を満足させようと、台所で大忙しなお義母さん。今日はそんなおふくろの味が生まれる台湾の台所を、こっそりご紹介します。

こちらは先日の旧正月の際に食べた、お義母さん特製鍋です。野菜やお肉がたっぷりであったまります。結婚式もそうですが、台湾では、大皿料理をみんなでつつくことが結構多いです。それゆえ、自然と人と人との距離も縮まります。

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そして、台湾家庭の食卓に欠かせないのがスープ。肉や魚をメインとしたボリューム満点のスープが多く、時に2種類の日もあります。そして、鴨の頭や、鶏のトサカ、そして足など、お肉はムダなく丸ごといただきます。ちょっとびっくりするかもしれませんが、特にトサカにはコラーゲンがいっぱい入っていて、お肌にもいいですよ。

そして食卓の片隅には、いらなくなった広告で作られた小さなゴミ箱。ここには、骨や食べられない漢方食材をここに捨てます。うちの家庭だけかと思っていたのですが、ほかの家庭にも常備されているそうです。

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台湾家庭の台所は居間と分けられ、奥に設けられていることが多いです。現在は台所をオープンにするデザインも増えてきましたが、マンションで、キッチンが隣り合わせになっていたとしても壁などで仕切られている物件はまだまだ多いです。それは、油などで汚れやすい台所は、お客様に見えないようにする為と聞いたことがあります。

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台所には、台湾らしいキッチングッズがいっぱい。市場でおばさんが大きな中華包丁をふりかざし、お肉をぶつ切りにしているのを見かけたことはありませんか?あの包丁と分厚いまな板は、一般家庭にもあります。そして、大きな中華鍋も...。ガスの火力も、日本より強めのような気がします。

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お義母さんの台所には、電子レンジがありません。そういう家庭は結構多いそうです。確かに電子レンジは体に悪影響を及ぼす電磁波が出ていますが、それをものすごく恐れているという人が多いのです。

そこで、白米やスープを炊くのはこの「電鍋」を使います。この万能鍋は、一家に一台必ずある必需品です。

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どこの国でも、家庭の味ってほっとしますね。おふくろの味に国境はなし!ごちそうさまでした~。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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