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ペルーのお酒「ピスコ・サワー」と「チルカーノ」の楽しみ方をご紹介♪
目次
- ペルーのお酒「ピスコ」とは?
- 年々生産が増加するペルーのピスコ
- そんなピスコを使った国民的カクテルが「ピスコ・サワー」!
- ピスコ・サワーと人気を二分するのが「チルカーノ」!
- チルカーノのお供にはハムのサンドイッチがおすすめ!
ペルーのお酒「ピスコ」とは?
ペルーが誇るブドウの蒸留酒「Pisco(ピスコ)」。無色透明で、香りは控えめですが、とてもまろやか。ただアルコール度数が40度前後あるので、ストレートで飲むと喉の奥がカッと熱くなります。
ピスコに使用されるブドウの品種は「quebranta(ケブランタ)」や「italia(イタリア)」、「torontel(トロンテル)」など8種類。製造法は、単一品種のブドウから造られる「Puro(プーロ)」、二品種以上をブレンドした「Acholado(アチョラード)」、発酵途中で蒸留する「Mosto Verde(モスト・ベルデ)」に分けられます。
年々生産が増加するペルーのピスコ
今ではおよそ450ものボデガ(ピスコやワインの醸造所)が存在するというペルー。中でもピスコの生産は年々増加し、日本を含む海外にも積極的に輸出されています。
ペルー南部の海岸地域で栽培されるブドウ。太陽の光をいっぱい浴びたペルー産のブドウは糖度が高く、ピスコ造りに適していると言われています。
ブドウの収穫期は、地域にもよりますが、だいたい3月ごろ。これからペルーを旅行される方は、イカやピスコ近辺のワイナリーを訪ねてみてはいかがでしょうか。
そんなピスコを使った国民的カクテルが「ピスコ・サワー」!
ピスコはストレートでも美味しい飲み物ですが、その雑味のないピュアな味わいから、カクテルにも最適。
特にピスコにレモン果汁と卵白、シロップ、アンゴストゥーラ・ビターを加えた「Pisco Sour(ピスコ・サワー)」は、国民的カクテルとして絶大な人気を誇っています。
毎年2月第一土曜日は「El Día del Pisco Sour(ピスコ・サワーの日)」に制定されており、各地でイベントが開催されます。
さっぱりとしたピスコ・サワーは夏にぴったり!レモンの酸味が効いたピスコ・サワーはレモネードのような口当たりで、女性にも人気です。
ピスコ・サワーと人気を二分するのが「チルカーノ」!
ところで、このピスコ・サワーと人気を二分するカクテルがあるのをご存知でしょうか?
それはピスコをジンジャーエールで割って、レモン果汁をほんの少し加えた「Chilcano(チルカーノ)」というカクテルです。
チルカーノは、モスコミュールのウォッカをピスコに置き換えたもの。最近はトニックウォーターを使っている店もあり、その場合はさながらウォッカトニックのピスコ版といった感じですね。
甘さ控えめのチルカーノは、どちらかと言うと男性ファンが多いようです。
ピスコとジンジャーエールをボトルで注文し、自分たちでチルカーノを作りながらおしゃべりを楽しむペルー人カップル。
シェイカーなど不要で気取らずに飲めるところも、男性に支持される理由かもしれません。
チルカーノのお供にはハムのサンドイッチがおすすめ!
リマの街角には、チルカーノを気軽に楽しめる酒屋兼食堂のような店がいくつかあります。
チルカーノのお供は、なんといっても「jamón del país(ハモン・デル・パイス)」のサンドイッチ!ハモン(ハム)の塩気が、チルカーノにとてもよく合います。
さて、あなたはピスコサワー派?それともチルカーノ派?ピスコを使ったお気に入りのカクテルを探してみてくださいね。
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原田慶子
- ペルー・リマ在住ライター。ペルーの観光情報からエコやグルメの話題などを幅広く執筆。ペルーに関する情報誌等の取材協力。