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オランダ初の猫カフェ!「Kopjes」
最近、世界の可愛い猫達のyoutube動画がオランダでも大人気で、ゆくゆくは猫の動画祭が開かれる計画が立っている、と新聞に書かれているのを目にしました。可愛い猫の姿、しぐさ、おとぼけを見て癒されるのって、世界共通ですよね。オランダにも愛猫家人口は多く、街には猫ボートや猫博物館があったり、猫の映画が上映されたり、猫新聞も発行されたり・・等々、猫好きのためのお楽しみには事欠きません。そして、ついに(というか、やっと!)今年2015年の4月、オランダ初の猫カフェがアムステルダムにオープンしました。その名も「Kopjes」(コッピェス)。コッピェスは、オランダ語でコーヒー・カップ、又は、猫のすり寄る動作を意味する語で、まさに猫カフェにぴったりの名前です。カフェオープン当初から爆発的人気で予約が殺到しているとのこと。オランダでも猫カフェのニーズがそんなにも高かったのかと驚きです。早速、筆者も行ってみることにしました。
「Kopjes」はアムステルダムの西、バーシェス地区の住宅街の一角にあります。カウンターで、スタッフの方達が素敵な笑顔で迎えてくれました。写真右がオーナーのレニーさんです。レニーさんは日本の猫カフェにも行ったことがあり、それがこの「Kopjes」を開くきっかけのひとつにもなったとのこと。設立資金は、クラウドファンディングで975人の愛猫家から3万3千ユーロ(約500万円)集めて賄ったそうです。ファンディングの時点から反響が大きく、なんと6週間足らずで目標額に達したそうです(!)
カプチーノとチョコレートケーキがとても美味しかったです。
カラフルな猫のティー・ポットが並んでいます。猫好きにはたまらない可愛さですね!
猫図書や猫雑貨にもオーナーさんのセンスが光っています。
さて、カウンターの後ろのドアをあけると、そこは猫カフェ!平日ですが、やはり満席でした。20名で満席になってしまう広さです。お客の皆さんはリラックスしていてもやはり猫に気を使っているのか、オランダではめずらしく静かにお話しをしています。皆さん、猫を見守っているという感じで、猫と触れ合ったり遊んだりしている人はいませんでした。ちなみにカフェでは寝ている猫を起こしたり、猫を持ち上げたりするのは禁止されています。しかし、真ん中に座る猫ちゃんに周りの皆が注目している様子にはちょっと笑えるものがありました。まるで希少価値の動物を鑑賞しているかのようです。どこにでもいるようなごくごく普通の猫ちゃんですが、こうやって猫カフェに居るとなんだか特別な猫に見えてくるから面白いですね!(勿論、あらゆる猫はどの猫も特別ですが!)
これはカフェに住む8匹の猫達の写真と紹介文。全て猫シェルターから引き取られた猫達です。人間や他の猫達と暮らすのに適した性格かどうか事前に入念にチェックして引き取られたそうです。この8匹の猫達は、カフェの飼い猫なので里親は募集していません。
「みどり」という日本の名前が付けられた猫がいることを発見。みどりちゃんはどこに?
こんな所にいました。足下の段ボール箱の中でぐっすりとお昼ねしています。寝顔しか写真が撮れないのが惜しい・・・。
これはティニー。一番高い所でグーグーお昼ね中。
こちらはエレオノレ。寝ながらもピンクの肉球で癒しのエネルギーを送っているのか。
そしてこの女王のような風格のある御猫は、ロージーです。
堂々と出口をふさいでいるのは黒猫ディラ。
マーンは他のお客さんが写真撮影中。猫カフェの猫達は写真を撮られるのがお仕事のようなものですね。フラッシュは厳禁です。
お土産用にオリジナルTシャツやトートバッグも売っています。
猫好きの方、旅のユニークな思い出作りに是非足を運んでみたらいかがでしょうか。
Kattencafe Kopjes
住所:Marco Polo Straat 211, Amsterdam
ウェブサイト(オランダ語):http://www.kattencafekopjes.nl
営業時間:水曜から日曜の午前10時から午後7時まで。ウェブサイトの予約フォームから日にちと時間を選んで予約を申し込むこと。
入場料:2時間で3ユーロ。
支払い方法:ピンとクレジットカードのみ。
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親松恵子
- 自由の国オランダに魅せられ移住して、気がつけば18年。 現在は、フリーで執筆、翻訳、現地ガイド、各種コーディネーション等、何でもやっています。傍ら自分のアート活動も楽しんでいます。