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台湾1(親戚のような安心感でリラックスできる国)
同じだけど違う。違うけど同じ。
"親しみ"と"新たな発見"がいっぱいの「台湾」
▲九フンの代名詞ともいえる赤い提灯が灯ったノスタルジックな街並み。
グルメにお買い物、観光などがお手軽に楽しめてリピーターも多い人気の隣国「台湾」。
その魅力を台湾観光協会東京事務所の所長・江 明清さんにお伺いしました。
(右)台湾観光協会 東京事務所 所長 江 明清さん
(左)阪急交通社 ツアー企画担当 杉田 舞希
杉田
最初に、江さんが日本と関わったきっかけを教えてもらえますか?
江所長
32年前、学生時代に日本を訪れたのが初めてですね。以降、観光や旅行の仕事で日本と長い間、関わってきました。
杉田
長きに渡り台湾と日本を見てきた江さんからみた台湾の方の気質や特徴について教えていただけますか?
江所長
おおらかで人なつっこく、表裏のない人が多いと思います。あと、旅行や観光が大好きですね。台湾の人口はだいたい2300万人くらいなんですが、半数以上の1300万人近い人が海外旅行に行っているんですよ。そして、何よりの台湾人の特徴は「日本が大好き!」ということですね。これについては世界で一番だと思っています。
杉田
確かに、現地でこちらが日本人だと分かると、みんなとても親切にしてくれるという印象がありますね。
では、そんな日本が大好きな台湾と日本の似ているところを教えてもらえますか?
江所長
まず日本人と台湾人は見た目が似ていますよね。そして、同じ漢字の文化なので文字を見るだけでなんとなく意味が分かってしまうんですよね。不慣れな異国の地でのそういった安心感はとても重要かなと思います。隣国である日本と台湾の関係はまるで親戚のような安心できる関係であり、個人的には「友達以上、恋人未満」な関係だと思っています(笑)。
また、台湾では一部の日本語を、そのまま台湾語として使っているんですよ。例えば「弁当」とか「案内」「元気」など...。人によっては台湾の言葉だと思って使っている方もいるかもしれないですね。それと、2014年に「台日同名32駅観光プロモーション」と称してキャンペーンも行っていたのですが、「板橋」「水上」「富岡」など日本と台湾の鉄道には同じ名前の駅が32駅もあるんですよ。
杉田
そんなにあるんですね!そういえば、日本では馴染み深い新幹線が走っていたり、温泉でリラックスする文化が浸透していたり似ているところはいっぱいありますね。
▲日本の新幹線車両技術が導入されているため、「台湾新幹線」と呼ばれています。最高時速約300kmで高雄から台北までを結びます。(協力:台湾観光協会東京事務所)
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