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中欧1(似て非なる!? "中欧"の国々)

記事投稿日:2015/10/05最終更新日:2017/07/03

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「似て非なる」から面白い! "中欧"ってこんなところ

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▲チェコ「プラハ歴史地区」 
 繁栄と侵略の歴史を刻むプラハ。激動の時代を経て民族の歴史を大切に残した美しい街並みです。

美しい街並みにおしゃれなカフェ巡りなど、人気が高まる中央ヨーロッパ。今回はオーストリア航空のスタッフをはじめ、ハンガリーやチェコの政府観光局の方にもお集まりいただき、"中欧"のこれまでの歴史から、それぞれの国が持つ魅力まで、たっぷりとお話を伺いました。

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(写真左から)
オーストリア航空 マーケティング スーパーバイザー 伊東綾子さん
阪急交通社 ツアー企画担当者 野際千晶
チェコ政府観光局 局長 吉田清宜さん
ハンガリー政府観光局 日本代表 勝田基嗣さん

野際 弊社のツアーもそうなのですが、そもそも「中欧」と呼ばれるようになった由来を教えてください。

勝田さん 以前、この地域は「東ヨーロッパ」と呼ばれていましたが、そのイメージを払拭したいので「中欧」と呼んだ、というのが理由の一つなんです。それから、東欧の宗教は「正教会」、文字はロシア語に代表される「キリル文字」が多いのに対し、中欧は「ローマカトリック」が多く、文字は「アルファベット」を使用しているという共通点があります。ハンガリーって国土が4ヶ国の中では一番面積が広い国ですが、それでも日本の4分の1程度。どの国も一国ではちょっと規模が小さいので「中欧」と呼ぶ方が、都合が良かったんじゃないでしょうか。

吉田さん チェコ、ハンガリー、スロバキアには、日本からの直行便がないんですよね。だからオーストリア航空の直行便が飛んでいるウィーンを中心に中欧諸国が構成されているともいえます。

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伊東さん かつてのハプスブルク帝国という共通点もあります。チェコもハンガリーもスロバキアも、ウィーンを拠点にしたハプスブルグ家の領土でしたので、街並みや文化に似通ったところもあります。でもよく観察してみると、それぞれの民族独自の文化や、長い歴史の中で守られてきたその国のアイデンティティが見えてきて面白いですね。ヨーロッパの古き良き面影を残す中欧や東欧を「ディープヨーロッパ」と名づけ、キャンペーンをしたこともあります。

野際 "中欧の共通点"がいろいろと出ましたが、他のヨーロッパの国に比べて、中欧の国々は比較的治安が良く、首都といってもコンパクトにまとまっているので、自由時間の散策も気軽にできますよね。

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>>>続き「中欧2(五感で味わう旅)」はコチラから

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記事投稿日:2015/10/05最終更新日:2017/07/03

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