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静岡・浜松(直虎ゆかりの地をめぐる)
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台・浜松 井伊家の源流、直虎ゆかりの地をめぐる
▲龍潭寺/写真提供:浜松市
2017年1月から放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台・浜松は、主人公の井伊直虎(いいなおとら)が生まれ育ち、波乱に満ちた生涯を送ったゆかりの地です。井伊直虎は、徳川四天王の一人井伊直政の養母であり、井伊家二十二代当主直盛の一人娘です。井伊家の男が次々と戦死・殺害される中、幼少の直政を後見人として養育しつつ、女城主として井伊家を断絶の危機から救いました。龍潭寺で出家した際は、「次郎法師」と名乗っていました。
1. 龍潭寺(りょうたんじ)
写真提供:浜松市
井伊氏歴代を祀る龍潭寺。奈良時代に行基によって開創され、平安時代から井伊氏の菩提寺であったとされています。龍潭寺第二世住職 南渓和尚は、井伊直虎を"女城主"として立てるなど、井伊氏再興の陰の立役者として知られます。東海一の名園と称される、国指定名勝「龍潭寺庭園(池泉鑑賞式庭園)」など多くの文化財を有しています。
2. 共保公(ともやすこう)出生の井戸
写真提供:浜松市
龍潭寺の南、田園のかたわらに白壁に囲まれた大きな石組み井戸があります。井伊家初代・共保公がこの井戸から出生したと言われています。
3. 自耕庵(じこうあん)[現・妙雲寺]
写真提供:浜松市
直虎の菩提寺。後に、直虎の院号「妙雲院殿月泉祐圓禅定尼」をもって妙雲寺と改められました。
4. 渭伊神社(いいじんじゃ) ※土日祝日のみ見学可能
写真提供:浜松市
井の国の中心となる古代以来の神社。南北兵乱のとき龍潭寺の境内から現在地へ移ったといわれます。井戸や井水を祭祀対象とした神社で、井伊氏の発祥とともに氏神になりました。
5. 井殿の塚(いどののつか)
写真提供:浜松市
天文13(1544)年、家老の小野和泉守道高(政直とも)のざん言により謀反の疑いをかけられ、駿河で今川義元に討ち取られた直満と弟直義の墓。事件の後、居館の一画に供養のための塚を築き、一本の松を植えたと言い伝えられています。
直虎が生きた時代に思いを馳せながら、井伊家の菩提寺である龍潭寺を起点に、井伊谷をめぐってみませんか?
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