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ノルウェー・トロムソ(一生に一度は見てみたいオーロラに出会う旅)
一生に一度は見てみたい大自然の神秘 "オーロラ"に出会う旅
<©Gaute Bruvik - Visitnorway.com>
日本からノルウェーを訪れる旅行者の「お目当て」として大人気なのがオーロラ。その観測シーズンは9月~4月で、もっともよく見えるのは真冬。この時期に北極圏内を訪れるならば、夢の絶景オーロラが楽しめるのです。
その代表的な場所が北緯70度付近に位置するノルウェーのトロムソです。オーロラがよく現れる街として有名で、中心街から歩いて行けるいわゆる生活圏内でもオーロラが見られるほど。しかも20時から24時の無理なく起きていられる生活時間帯に観測できるのも大きな特徴です。
<©zettel/Foap/Visitnorway.com>
トロムソは洗練された街並みが広がり、その美しさは「北欧のパリ」と呼ばれるほど。伝統的な木造の家が並ぶ通りの散策も楽しめます。緯度が高いので冬の日照時間は短く、2月には午後3時くらいに太陽が沈みます。名物の地元産ビールを味わいながら、夜の訪れを待ちましょう。
真冬には寒さが厳しそうに思えるトロムソですが、メキシコ湾流の影響のおかげで、緯度の割に気候は比較的穏やか。平均気温は札幌と同じくらいなので、短時間なら本格的な防寒服なしでもオーロラ観測が楽しめます。
<©Bard Loken - Visitnorway.com>
オーロラは周囲に人工の灯りが少ないほど見えやすく、観測は街の郊外などで行うのがおすすめです。星々を見上げながらしばらく待っていると、突然どこからともなく明るい雲線が夜空にかかり始めます。星空がエメラルドグリーンに染まると、待ちに待ったオーロラの出現です!一筋の雲のようなオーロラが幻想的なカーテンを下ろしたかと思えば、輝きながら空一面に広がってみたり。夜空を軽やかに移動しながら次々と姿を変えていくオーロラ。その美しくも不思議な自然現象の前には、ただ息を呑むしかありません。
観測をしている人たちの中には、歓声を上げて大きな拍手をする人、感極まって涙を流す人も。このひとときは一生忘れることがないだろうと思える感動の体験、それがオーロラ観測なのです。運が良ければ、まるで光の天空ショーのように、さまざまな形のオーロラが降り続くこともあります。また、トロムソに夜間の飛行機で到着する場合、飛行機の窓からオーロラに遭遇できる日もあるといわれます。これからが観測のベストシーズン!ぜひご自身の目で確かめてみてください。
<©Bjorn Jorgensen - Visitnorway.com>
「トロムソ」のオーロラ出現率が高い理由!!
オーロラがもっともよく現れる場所は「オーロラベルト」と呼ばれ、地球の磁極を取り巻くようにドーナツ状の領域がぐるりと拡がっています。観測をするためにはまず、このオーロラベルトの下にある観測地を選ぶことがポイント。この領域では天気さえ良ければ非常に高い頻度で観測が可能です。
また、オーロラの光は非常に弱いため、夜が長い時期、つまり冬を旅行の時期として選ぶことが条件となります。トロムソはオーロラベルトの中心にあるのでオーロラの出現率が高いと言われています。
<©C.H/visitnorway.com>
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