ノルウェー1:ノルウェーってどんな国?

ノルウェー ソグネフィヨルド
<ソグネフィヨルド>

自然との共存の歴史を持つノルウェー。今回は、ツアー企画担当者・江渡 明子が、大自然を擁するノルウェーの魅力について駐日ノルウェー王国大使にお話を伺いました。

世界でも類のない特異な大自然 文化と自然が融合するノルウェーの魅力

ノルウェー 駐日大使

駐日ノルウェー王国大使 アーリン・リーメスタ さん
1963年7月1日生まれ。オスロ大学 政治学学士。駐シンガポールノルウェー王国大使館、駐米ノルウェー王国大使館、ノルウェー外務省の極東地区担当を経て、2014年9月、駐日ノルウェー王国大使に就任。日本とノルウェー、二国間関係の発展のために尽力している。

大使は普段どのような仕事をされているのですか?

大使館の仕事はバラエティに富んでいますが、最も重要な任務はノルウェーをプロモーションすることと、日本とノルウェーの友好的な関係を保つことです。日本とノルウェーは共に先進国であり、政治的にも接点をもっています。そうした中で、政治、産業、学問、文化など、様々な場面で両国の交流を深めることが私の仕事です。

ノルウェー インタビューの様子

日本に赴任して間もない頃、大使館が行っている復興支援の視察で東北の被災地を訪れました。被災された方とお話をし、どれだけ大変な思いをされたのかを聞いたことが印象深く心に残っています。物理的な復興だけでなく精神的な復興も大事だと気づかされました。

実際に生活されてみた日本の印象はいかがですか?

日本は非常に素晴らしい国ですね。特に、その土地々々によって様々な表情に出会えるのが魅力の一つだと思います。東京のような大都会がある一方で、少し郊外に出ると美しい自然がある。ずっとエキサイティングな場面に遭遇できるので日本にいると退屈しません。私はハイキングが好きなので、郊外でハイキングを するのが楽しみの一つになっています。ノルウェーもハイキング大国なので、故郷を思い出せるんです。

ノルウェー
<イメージ/©Terje Borud - Visitnorway.com>

ノルウェーという国について教えてください。

ノルウェーは貧富の差がない平等な社会です。仕事と家族で過ごす時間を両立するワークライフバランスを重要視したり、法律でしっかりと定められた休暇制度など、みんなが平等に権利を持ち、それを大切にしているのがノルウェーという国です。また、大自然の中で出来上がった社会なので、自然には逆らわずに大切 にしていくという精神が根強いのも特徴です。自然を大切にするところは日本人と共通していますね。

大使のご出身はどちらですか?

オスロ
<オスロ/©Nancy Bundt - Visitnorway.com>

政治・経済・文化の中心である大都市にありながら、豊かな自然に囲まれています。

私の出身はノルウェーの首都オスロです。大都市でありながら自然にも非常に近い街で、目の前にはオスロフィヨルドが広がっているので夏は海水浴が楽しめますし、山に囲まれているので冬になるとクロスカントリースキーが楽しめます。

オスロフィヨルド
<オスロフィヨルド/©Nancy Bundt - Visitnorway.com>

街中に住んでいながら簡単に大自然を感じることができるんです。また、オスロ は文化の中心地でもあり、新しいランドマークにもなっているオペラハウスはその斬新なデザインで注目を集めています。そのオペラハウスを本拠地にしている ノルウェー国立バレエ団では、プリンシパルダンサーとして日本人の西野麻衣子さんが活躍しており、彼女のノルウェーでの活躍ぶりはドキュメンタリー映画と して間もなく日本でも上映されます。

オペラハウス
<オペラハウス /©Bjorn Eirik Ostbakken - Visitnorway.com>

このように、ノルウェーの文化的要素、自然的要素を両立しているのがオスロの特徴ですね。コンパクトな街なので、短い期間でその魅力を満喫できると思います。

>>続き「ノルウェー2:"地球の雄大さ"に触れる旅」はこちらから

※記事の内容は執筆当時(2016年3月)のものです。
※2021年2月に「ノルウェー2」へのリンクを修正しました。

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