

福岡県久留米市には、久留米ラーメンや黒棒などの食べ物から地酒、久留米絣などの伝統工芸品まで、さまざまなお土産があります。そのぶん、「福岡の定番ではなく、久留米らしいものを選ぶなら何がいいのか」と迷いやすくなります。
そこで今回は、JR久留米駅2階にあるお土産ショップ「地場産くるめ JR久留米駅店」のスタッフの方におすすめのお土産を聞いてみました。日々さまざまな商品を扱うスタッフの視点を交えながら、久留米らしさや贈る相手、用途に合わせたおすすめのお土産10選を紹介します。
目次
- 久留米のお土産は「食文化」と「ものづくり」で選ぶ
- 1.「大砲ラーメン 1食袋タイプ」(株式会社森光商店)
- 2.「筑後うどん 2人前 袋入」(久留米製麺)
- 3.「黒棒 筑紫路」(久留米黒棒本舗)
- 4.「ダルムチップス」(KURUMEグッドフーズ)
- 5.「ほとめくるっぱ」(梅月堂)
- 6.「くるめん棒」(萬榮堂)
- 7.「くるめんべい」(山口油屋福太郎)
- 8.「タイヤ最中」(吉金菓子舗)
- 9.「久留米絣」(各メーカー)
- 10.「紅乙女」(紅乙女酒造)
- 番外編:久留米生まれの「あいすまんじゅう」も販売
- ご協力いただいたお店:地場産くるめ JR久留米駅店
久留米のお土産は「食文化」と「ものづくり」で選ぶ
![]()
久留米らしいお土産を選ぶときは、「食文化」と「ものづくり」の2つに分けて考えると整理しやすくなります。食べ物なら、久留米で育まれてきた食文化や原料とのつながり、食べ物以外なら、久留米で受け継がれてきた技術や産業に注目します。
久留米には、豚骨ラーメン発祥とされる歴史や筑後地方の小麦を背景としたうどん文化があります。江戸時代から続く久留米絣(くるめかすり)も、久留米の歴史を伝えるものづくりの1つです。こうした背景を知ると、単に有名な商品を選ぶのではなく、「なぜ久留米土産なのか」を基準に比較できます。
実際に購入するときは、食品なら保存方法や賞味期限、内容量を確認しましょう。工芸品や雑貨は、サイズや素材、使い道を見ると選びやすくなります。今回取材した「地場産くるめ JR久留米駅店」では、食品から伝統工芸品まで一度に見比べられます。
久留米ならではの背景に加え、贈る相手や持ち帰る方法まで考えると、自分に合った一品を絞り込めます。ここからは「地場産くるめ JR久留米駅店」のスタッフの方が選んだお土産を紹介します。
1.「大砲ラーメン 1食袋タイプ」(株式会社森光商店)
![]()
地場産くるめでは複数の久留米ラーメンを扱っており、そのなかでも大砲ラーメンは、人気商品のひとつです。
1食分には生麺とスープに加え、紅しょうがと乾のりも入っています。常温で保存でき、賞味期限は製造日から60日です。1食入りなので、自宅用や1人へのお土産として気軽に選べます。
![]()
久留米の有名店の味を1食から楽しめるため、「久留米ラーメンを自宅で味わいたい」という方におすすめです。もちろん、贈答用には箱入りの2人前や4人前もあります。
売り場には大砲ラーメンのほかにも、生麺や半生麺、乾麺など複数の久留米ラーメンが並んでいます。
![]()
銘柄を見比べながら選べるのも売り場の楽しみです。大砲ラーメンに限らず、好みに合った久留米ラーメンをお土産にできます。
2.「筑後うどん 2人前 袋入」(久留米製麺)
![]()
久留米の麺文化を持ち帰るなら、ラーメンだけでなく筑後うどんも候補になります。筑後うどんは、久留米を含む筑後地方で親しまれてきたご当地グルメです。
久留米製麺の「筑後うどん 2人前 袋入」は、ふっくらもちもちとした、やわらかな麺が特徴です。
![]()
久留米製麺は1963年に久留米で設立され、現在も市内で麺類を製造しています。
![]()
1袋には麺240gと特製うどんスープ40g×2袋が入り、2人前を楽しめます。直射日光と高温多湿を避けて保存できるため、自宅用はもちろん、家族へのお土産としても選びやすい一品です。
久留米ラーメンとは異なる麺文化を持ち帰れるため、「久留米らしい麺を家で2人で味わいたい」という方の選択肢になります。
3.「黒棒 筑紫路」(久留米黒棒本舗)
![]()
久留米黒棒本舗を運営するクロボー製菓は1920年創業で、現在も久留米市で黒棒を製造しています。
「黒棒 筑紫路(ちくしじ)」は、数種類の九州産小麦粉と卵を使った生地に、沖縄産黒糖を配合した黒砂糖蜜を絡めた菓子です。蜜づけは創業以来続く「手づけ」で仕上げています。
![]()
かじった瞬間はサクッとした食感ですが、噛みしめるにつれ、じわりとした黒糖の甘みと香りが広がります。その風味は緑茶だけでなく、コーヒーにもよく合います。
賞味期限は製造日から60日で、家族や取引先などへ箱で渡す久留米土産として選びやすい商品です。
![]()
同じ久留米黒棒本舗には、丸挽きえんどう豆に黒砂糖蜜を絡めた「えんどう豆かりんとう」もあります。ノンフライで仕上げており、黒棒とは異なる味わいを選びたいときの候補になります。
4.「ダルムチップス」(KURUMEグッドフーズ)
![]()
甘くない久留米土産を選ぶなら、「ダルムチップス」が候補になります。久留米焼きとりで親しまれている「ダルム」を、常温で持ち帰れるスナックにした商品です。
![]()
ダルムは、久留米焼きとりを代表する白モツの呼び名です。ダルムチップスには国産豚の大腸が使われ、独自製法でカリカリに仕上げています。味付けは醤油風味です。食べると、ダルムらしい独特の香りと旨味が広がります。
内容量は40gで、賞味期限は製造日から90日です。直射日光を避ければ常温で保存できるため、菓子や麺類とは異なる久留米土産を探している方にも選びやすくなっています。酒のつまみや自宅用の一品にも向いています。
久留米の焼きとり文化を持ち帰れるため、「甘いものではなく、土地らしいおつまみを選びたい」という方に合う商品です。
5.「ほとめくるっぱ」(梅月堂)
![]()
「ほとめくるっぱ」は、久留米市のイメージキャラクター「くるっぱ」をかたどった最中です。「地場産くるめ」が地域資源を生かした商品として開発しました。
![]()
最中の中には、ホワイトチョコレートと八女産抹茶を使った餡が入っています。キャラクターを使った見た目だけでなく、抹茶を使った和菓子として楽しめる点も特徴です。
![]()
6個入りで、賞味期限は30日です。直射日光と高温多湿を避けて常温で保存できるため、帰りの荷物にも入れやすくなっています。くるっぱの形から久留米との関係が伝わるため、友人や職場など、旅先の話題も一緒に渡したいときに選びやすいお土産です。
6.「くるめん棒」(萬榮堂)
![]()
萬榮堂(まんえいどう)の「くるめん棒」は、1889年創業の久留米の菓子店が、久留米土産として開発したフィナンシェ系の焼き菓子です。
![]()
マカダミアナッツやアーモンド、バターを使い、しっとりとした食感に仕上げています。味はマカダミア、チョコレート、ブルーベリー、抹茶、栗くるみの5種類があり、ブルーベリー味には久留米のブルーベリーが使われています。
![]()
賞味期限は製造日から21日で、直射日光と高温多湿を避ければ常温で保存できます。地場産くるめでは3本、5本、10本などのセットも扱っており、渡す人数に合わせて選べる点も特徴です。
和菓子とは違う久留米土産を探している方や、相手の好みに合わせて味を選びたい方におすすめできる一品です。
7.「くるめんべい」(山口油屋福太郎)
![]()
山口油屋福太郎の「くるめんべい」は、久留米産の甘柿ピューレを加えた、久留米オリジナルの商品です。
明太子の辛さのあとに柿の甘みが広がる味わいで、通常のめんべいとは異なる特徴があります。パッケージには久留米市のイメージキャラクター「くるっぱ」と久留米絣が使われています。
![]()
16袋入りは2枚ずつ個包装され、計32枚です。賞味期限は製造日から180日で、直射日光と高温多湿を避ければ常温で保存できます。職場など複数人へ配るお土産にも使いやすく、お酒のつまみにも向いています。
![]()
「めんべいは知っているけれど、久留米らしいものを選びたい」という方にとって、地域の素材とデザインが加わった違いを楽しめる一品です。
8.「タイヤ最中」(吉金菓子舗)
![]()
久留米の産業史まで伝わる和菓子が、吉金菓子舗の「タイヤ最中」です。久留米はブリヂストン創業の地で、地下足袋やゴム靴、タイヤなどのゴム産業で発展してきました。
![]()
タイヤ最中は1948年に考案されたとされ、久留米市の市章をタイヤに見立てた意匠が使われています。見た目の形だけでなく、「ゴムの街」として歩んできた久留米の歴史を表した菓子です。
![]()
軽い食感の最中には、濃厚な甘さの小豆あんがたっぷり入っています。常温で保存できますが、賞味期限は1週間です。
「タイヤ型の最中」という意外性に加え、久留米がブリヂストン創業の地という背景まで伝えられる、久留米の歴史を話題にできるお土産です。
9.「久留米絣」(各メーカー)
![]()
食べ物ではなく、形に残る久留米土産を選びたいときに目を向けたいのが、久留米絣(くるめかすり)の小物です。久留米絣は1800年ごろに久留米で生まれた綿織物で、200年以上にわたって受け継がれてきました。
![]()
特徴は、糸をあらかじめ括って染め、織り合わせることで生まれる「かすれ模様」です。図案から染め、織りまで30以上の工程があり、現在は衣類だけでなく、ポーチや鞄などの日用品にも使われています。
![]()
衣類はサイズや好みを考える必要がありますが、小物なら旅先でも用途をイメージしながら選べます。食品と違って形に残り、久留米の伝統的な手仕事を日常で楽しめる点も魅力です。
久留米絣は製品によって織り方や素材、手入れ方法が異なります。柄や使い道を見比べながら、贈る相手に合う一点を選んでみてください。
10.「紅乙女」(紅乙女酒造)
![]()
久留米市田主丸町には、ごま焼酎を手がける紅乙女酒造があります。1970年代後半からごまを使った焼酎づくりに取り組み、現在も耳納蒸留所で製造を続けています。
定番の「紅乙女STANDARD」は、国産麦と米麹、ごまを原料にした25度の本格焼酎です。ごまを10%以上使い、ほのかな香りとすっきりした口当たりに仕上げています。
容量や味わいの異なる商品があるため、贈る相手や飲み方に合わせて選べる点も特徴です。甘いもの以外を探している人や、お酒が好きな人への久留米土産に向いています。
田主丸町の酒蔵が造る、ごま焼酎ならではの香りを楽しめる1本です。
番外編:久留米生まれの「あいすまんじゅう」も販売
![]()
地場産くるめ JR久留米駅店では、丸永製菓の「あいすまんじゅう」が並ぶ売り場も注目です。丸永製菓は1933年に久留米市で創業し、現在も市内に本社と工場を置いています。
![]()
「あいすまんじゅう」は1962年発売のロングセラーで、定番の「北海道あずき」は小豆あんをバニラアイスで包んだ商品です。この売り場では、季節品やPREMIUMシリーズなど、数多くの種類の「あいすまんじゅう」が揃っています。
ただし、あいすまんじゅうは冷凍品です。遠方まで持ち帰る一般的なお土産には向きにくいため、駅で食べる場合や帰宅まで保冷できる場合に選ぶのがよいでしょう。
久留米生まれのメーカーの商品を、その場で味わえるのも「地場産くるめ JR久留米駅店」ならではの楽しみです。
ご協力いただいたお店:地場産くるめ JR久留米駅店
![]()
今回ご協力いただいた「地場産くるめ JR久留米駅店」は、JR久留米駅2階にある土産店です。ラーメンや菓子、酒などの食品に加え、久留米絣や籃胎漆器(らんたいしっき)、くるっぱグッズなど、久留米の地場産品を幅広く扱っています。
JR久留米駅構内にあるため、列車に乗る前にお土産をまとめて選べるのも特徴です。この記事で紹介した食文化とものづくりの両方を、同じ売り場で見比べられます。
商品の種類や在庫は時期によって変わるため、目当ての商品がある場合は来店前に確認しておくと安心です。
- 住所:〒830-0022 福岡県久留米市京町87-12 JR久留米駅 2階
- 営業時間:7:00~19:00
- 定休日:年中無休
- アクセス方法:JR久留米駅構内 2階
- 電話番号:0942-27-5510
- 公式サイト:地場産くるめ JR久留米駅店

「福岡」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『福岡』旅行はこちら
※外部サイトに遷移しますRelated postこの記事に関連する記事
Ranking福岡記事ランキング
-

大塚たくま
- 福岡生まれ福岡育ち。福岡をこよなく愛する編集者・ライターです。観光地としての魅力だけでなく、その土地で暮らす人たちの想いや日常にも触れながら記事を書いています。旅先では有名な観光スポットを巡るだけでなく、地元の人に愛されるお店や、その土地ならではの文化を知るのが好きです。読んだ方が「今度行ってみよう」と思えるような、地域の温度が伝わる記事をお届けします。プライベートではアビスパ福岡のサポーターです。
































