

若者の週末のショートトリップ先などとして注目したいのが名古屋です。ガラス張りの近未来的なランドマークが目を引く一方で、少し歩けば歴史を紡ぐレトロな路地裏やオーナーのこだわりが光る古着店、ハイセンスなカフェなども街に溶け込むように点在しています。
この記事では、思わずカメラを向けたくなる美しい景色や新しい店が集まるグルメエリアなど、若者の好奇心をくすぐる「今の名古屋」の歩き方を紹介します。次の週末を少し特別なものにするためのヒントとして役立ててください。
目次
- 若者にもおすすめ!名古屋の定番・映えスポット
- 写真映えもばっちり!名古屋の動植物園や水族館
- 名古屋ならではのグルメ&カルチャーが楽しめるスポット
- 名古屋の歴史・レトロな街並みで一生の思い出を!
- 名古屋から足を伸ばして行ける場所
- 若者の名古屋観光で気を付けたいポイント
- 若者向けのスポットを見つけて、名古屋観光を楽しもう!
若者にもおすすめ!名古屋の定番・映えスポット
栄(さかえ)は、名古屋の今っぽさを凝縮したようなエリア。
地下鉄の駅から地上に出れば、シンボリックなガラスの大屋根を備える「オアシス21」と、その近くに立っている「中部電力 MIRAI TOWER」がすぐに目に入ります。名古屋の中心部を象徴する2つのランドマークから紹介します。
オアシス21
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栄駅と地下でつながる複合施設「オアシス21」は、ガラス張りの大きな楕円形の屋根が印象的なスポットです。
「水の宇宙船」と呼ばれる屋上部分は地上約14mの高さにあり、ぐるりと一周歩ける空中回廊になっています。透明な床越しに下の広場をのぞき込んだり、ガラスの縁に寄って栄の街を見下ろしたりと、視点を変えるだけでガラリと景色が変わるのが面白いところ。水面に街の光や空の色が映り込むので、何度も立ち止まりながらゆっくり歩きたくなります。
観光だけでなく、地元の日常が自然に混ざり合っているところも特徴です。地下の「銀河の広場」では物産展やポップアップイベントが行われることも多く、たまたま立ち寄った日に思いがけない催しに出会えることも。栄で買い物をした帰りにふらっと寄って空を眺める、夜ごはんの前に少しだけ歩くといった気軽な使い方ができます。
時間帯に迷ったら、日没の少し前に立ち寄ってみるのがおすすめ。明るい時間帯の抜けるような空と、ライトアップが始まったあとのしっとりした雰囲気を一度に味わえます。
中部電力 MIRAI TOWER
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オアシス21のすぐ隣、久屋大通公園の並木の上にすっと立っているのが「中部電力 MIRAI TOWER」です。旧名古屋テレビ塔として親しまれてきたタワーで、高さは約180m、地上90mの屋内展望台「スカイデッキ」と、地上100mの屋外展望台「スカイバルコニー」から名古屋の中心部を一望できます。
「日本夜景遺産」にも認定されているタワーからの夜景は、栄一帯の街並みを360度見渡すパノラマビュー。屋外のスカイバルコニーに出ると、夜風と一緒に車の音や人の声がふわっと届いてきて、展望室の中とはまた違うライブ感のある眺め方ができます。
また、屋内の展望台の窓ガラスにプロジェクションマッピングなどのデジタルアートを投影する演出や、タワー全体を最新のLEDで鮮やかに彩るライトアップが行われることもあり、ちょっとしたアートイベントに足を運んだようなワクワク感を味わえます。
写真映えもばっちり!名古屋の動植物園や水族館
動物や植物、海の生き物などが好きなら、中心部から少し離れた東山動植物園か名古屋港水族館へ。
どちらも1日いても飽きない広さがあり、写真映えするシーンもたくさん期待できます。
東山動植物園
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市内東部にある「東山動植物園」は、約450種の動物と約7,000種の植物が集まる大規模な動植物園です。動物園エリアと植物園エリア、さらに遊園地や東山スカイタワーなどが約60ヘクタールの敷地内にあるという、国内屈指のスケール感。地下鉄東山線・東山公園駅から歩いて数分ほどなので、名古屋駅や栄からも無理なく足を運べます。
この園を語るうえで外せないのが、「イケメンゴリラ」として全国的に話題になったニシローランドゴリラのシャバーニ。絵本やグッズになるほどの人気者で、力強くもどこか知性を感じさせるたたずまいには思わず見入ってしまうような魅力が。ゴリラ舎の前には、シャバーニをひと目見ようとカメラやスマホを構える幅広い年齢層のファンが集まっています。
園内にはゴリラ以外にも、コアラやキリン、ゾウなどの人気動物から、夜行性の動物を観察できる施設や、「世界のメダカ館」などじっくり見たくなるエリアがたくさん。植物園エリアには温室や四季折々の花が楽しめるゾーンもあって、すべてを見て回るには1日では時間が足りないほどです。
名古屋港水族館
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港の空気を感じながら海の世界に浸りたいときは、市内中心部から地下鉄名城線・名港線を乗り継ぎ、終点である名古屋港駅から徒歩数分の「名古屋港水族館」へ。
名古屋港ガーデンふ頭に位置するこの施設もまた、日本最大級の延床面積と国内屈指の大きさのプールを備えた水族館として知られています。北館と南館の2棟構成で、シャチやイルカ、ベルーガ(シロイルカ)、ペンギンなど、海の人気者たちを鑑賞できます。
圧巻は北館のプールで繰り広げられるイルカのパフォーマンスです。巨大スクリーンに映し出される映像とイルカたちのダイナミックな跳躍がシンクロする様子は、本格的なエンターテインメントショーを観ているかのよう。さらにシャチやベルーガが水中を優雅に泳ぐ様子を間近で眺められる観覧席もあり、心ゆくまでその姿を見ていられます。
館内は照明が落とされているエリアも多く、水槽の青い光に包まれながら歩いていると、外の時間の流れから切り離された感覚に。また、夏場や長期休暇シーズンには夜まで開館する特別営業やナイトアクアリウムの期間もあって、いつもと違う夜の水族館を体験したいという人たちに人気です。
名古屋ならではのグルメ&カルチャーが楽しめるスポット
名古屋らしいグルメとカルチャーを同時に楽しめる場所にも足を運んでみましょう。大須商店街とHisaya-odori Parkは、古き良き雑多な魅力が残る商店街と最新のトレンドを体感できるモダンなパークという、対照的な顔を持つスポットです。
大須商店街
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名古屋の下町カルチャーを体感できるのが「大須商店街」です。大須観音を中心にアーケードや路地が張り巡らされ、老舗の和菓子店や仏具店、電気街としての名残を感じる店、韓国グルメやB級グルメの屋台、最新のサブカルチャーショップなどが同じ街区のなかに何軒も共存しています。地下鉄鶴舞線や名城線の上前津(かみまえづ)駅から歩いてすぐという立地です。
特に注目したいのが、古着屋やヴィンテージショップの多さ。ヨーロッパやアメリカのヴィンテージを扱うお店から、ストリート系・カラフル系に強い古着店、リメイクアイテム中心のお店まで、テイストの異なるショップが歩いて回れる範囲にひしめくように並んでいます。1日かけて古着屋を巡りながら自分のスタイルに合う一着を探すのは、ファッション好きにはたまらない時間でしょう。
ショッピング以外にも、昔ながらの喫茶店や新しいコンセプトのカフェ、テイクアウトで食べ歩きできるグルメが並んでいるのもこの界隈の魅力。顔が隠れるほど大きな台湾唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」を片手に歩いたり、カラフルな小籠包(ショウロンポウ)をつついたりしながら、雑多で自由な街歩きを楽しめます。
栄・Hisaya-odori Park
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大須の雑多な熱気とは対照的に、都会的でゆったりとした時間が流れるのが、栄エリアに広がる「Hisaya-odori Park」です。久屋大通公園の北エリアとMIRAI TOWER周辺エリアの愛称で、芝生の広場や遊歩道を取り囲むようにカフェやレストラン、物販店など約40の店舗が並んでいます。
公園の中心に広がる芝生広場は、平日・休日を問わず多くの人がベンチやピクニックシートでくつろぐ憩いのエリア。テイクアウトしたドリンクやスイーツを片手に、芝生に座って思い思いの時間を過ごしています。周囲には全国展開の人気カフェやスイーツ店、クラフトビールが楽しめるお店、アウトドアブランドのショップなど、話題性のあるショップが集まっていて、今の名古屋の空気を感じられます。
特に夜には、中部電力 MIRAI TOWERのライトアップや、公園内のさまざまな光の演出も相まってチルな雰囲気に。タワーを背景に写真を撮ったり、公園内の小径を散歩しながらライトアップを眺めたりと、長居しすぎない程度の「夜の寄り道」をしたいときに使いやすいロケーションです。
名古屋の歴史・レトロな街並みで一生の思い出を!
名古屋の街には、古くから地元の人々に親しまれてきた神社や城下町の面影を残す路地裏もひっそりとたたずんでいます。時間が許せばそんな歴史を感じる場所にも立ち寄ってみましょう。
熱田神宮
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名古屋市熱田区にある「熱田神宮」は、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体とする神社として知られ、古くから「熱田さん」の愛称で地元の人々に親しまれてきました。神宮前駅や地下鉄名城線の熱田神宮伝馬町・熱田神宮西駅から徒歩圏内で、名古屋中心部からも地下鉄でアクセスしやすい立地です。
境内に入ると、鳥居をくぐった先に伸びる参道の両脇に大きな樹木が続き、街なかとは少し異なるひんやりとした空気を感じられます。
本宮で参拝をすませたあとは、織田信長が桶狭間の戦いの戦勝祈願を行い、勝利後に奉納したと伝わる「信長塀(のぶながべい)」や、宝物館・草薙館で歴史資料や刀剣を眺めるのもよし。参道を歩く人の波はあるものの、境内の奥へ進むほど静けさが増していくので、ゆったりとした時間を過ごしたいときの散策に向いています。
一方、パワースポットとしてこの場所を訪れる人も少なくありません。特にチェックしたいのは、本殿の裏手に伸びる「こころの小径(こみち)」。木漏れ日が差し込む小道を歩いた先にある「清水社(しみずしゃ)」の湧き水は、美肌のご利益があるとされ、隠れた人気スポットになっています。
四間道(しけみち)・円頓寺(えんどうじ)商店街
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名古屋駅や栄からアクセスしやすい場所にありながら、江戸・明治・昭和の風情が色濃く残っているのが、「四間道」と「円頓寺商店街」です。地下鉄桜通線の国際センター駅から歩いて10分前後、堀川沿いに北へ進むと、オフィス街から一転、城下町の面影を感じさせる街並みへと景色が切り替わります。
「四間道」は、名古屋城の城下町として整備されたエリアで、土蔵造りの建物や古い町家が今も軒を連ねています。名古屋市の街並み保存地区にも指定されており、石垣の上に蔵が建つ独特の景観や、2階部分に「屋根神様(やねがみさま)」が祀(まつ)られた町家を眺められます。古い建物をリノベーションしたカフェやレストラン、ギャラリーも増えており、「古い町並み」と「現代的な感覚」が自然に混ざり合ったエリアが形作られています。
四間道から少し西へ歩くと、アーケードが続く「円頓寺商店街」に到着。名古屋で最も古い商店街のひとつといわれ、明治から続く老舗と、新しくオープンしたカフェや雑貨店が並ぶレトロなアーケード街となっています。昔ながらの洋品店や青果店の隣に、地元の食材を使った食堂や、クラフトビール・コーヒーを楽しめる店がオープンしている光景は、どこか懐かしく、どこか新しい雰囲気を感じさせます。
名古屋から足を伸ばして行ける場所
名古屋市内で一通り楽しんだら、さらに少し足を伸ばして郊外の「もう一つの旅」を組み込んでみるのも一案です。電車やバスでアクセスできる範囲に、ジブリ作品の世界観に浸れるテーマパークと三河湾に浮かぶ小さな島という印象的なスポットがあります。
ジブリパーク
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名古屋駅から電車を乗り継いで約50分、「ジブリパーク」は「愛・地球博記念公園」内にある、スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設です。大きなアトラクションがあるテーマパークとは異なり、森や風を感じながら自分の足で歩き、名作の背景にある世界観を体感できる場所です。
パーク内には、『となりのトトロ』の「サツキとメイの家」を中心としたエリアや、『魔女の宅急便』『耳をすませば』『ハウルの動く城』など、作品ごとに世界観を切り取ったエリアが広がり、作品の主人公になったかのような没入感を味わえます。
作中のキャラクターたちと並んで写真が撮れるフォトスポットや、ここでしか手に入らないオリジナルグッズがそろうショップ、作品の世界観をテーマにしたカフェなど、ファンなら一度は訪れたいパークとなっています。
佐久島(さくしま)
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都市部を離れて島時間を味わってみたいなら、「佐久島」も候補に入れたい場所です。名古屋から名鉄線で約1時間かけて西尾駅まで向かい、そこからバスで一色港へ向かったのち、高速船で佐久島へ渡るルートが一般的。三河湾にぽっかりと浮かぶ自然豊かな離島です。
ここは「アートの島」としても知られ、島内では豊かな自然や古き良き集落の風景とアート作品とが融合した光景に出会えます。砂浜に伸びるベンチや、海を背景にした立体作品など、作品そのものがフォトスポットにもなっており、作品マップを片手に作品を探しながら島内をのんびりと散策する「アートピクニック」を楽しめます。
潮風を浴びながらレンタサイクルで島を一周したり、名物のタコやアサリといった新鮮な海鮮グルメを味わったりと、島特有の緩やかな時間の流れに身をゆだねる休日を過ごせます。
若者の名古屋観光で押さえておきたいポイント
名古屋は観光スポットがコンパクトにまとまっていて、さらに地下鉄やバス路線も発達しているため、移動手段の選び方次第で旅の快適さが変わります。限られた時間の中で効率よく回りたい若い人向けに、押さえておきたいポイントをお伝えします。
地下鉄・バスの1日乗車券を活用する
名古屋市内の観光では、市営地下鉄と市バスが一日乗り放題になる「一日乗車券」や、土日祝日・毎月8日限定で利用できる「ドニチエコきっぷ」を活用すると、移動コストを抑えつつ自由に動けます。
これらのきっぷは、一部の観光施設や飲食店で提示すると割引特典を受けられる場合もあるので、購入したら紙面や公式サイトで提携スポットを確認しておくとお得です。
エリアごとに「まとめて回る」イメージを持つ
名古屋の観光スポットは、栄・大須・名駅・ベイエリアなど、エリアごとに雰囲気が分かれているのが特徴。たとえば「栄エリアではオアシス21と中部電力 MIRAI TOWER、Hisaya-odori Parkをセットで」「大須では商店街での食べ歩きと古着巡りを中心に」「東山動植物園とスカイタワーで1日」など、1日ごとにテーマを決めて回ると、効率的に時間を使えます。
季節のイベント情報もチェックしておく
熱田神宮の祭礼や円頓寺商店街の七夕まつり、Hisaya-odori Parkのマーケットやイベント、名古屋港水族館のナイトアクアリウムなど、季節ごとのイベントや行事も要チェック。旅行日程が決まったら立ち寄りたいスポットの公式サイトを確認して、気になるイベントを見逃さないようにしておきましょう。
若者向けのスポットを見つけて、名古屋観光を楽しもう!
ガラス張りの未来的なランドマークや、たっぷり1日楽しめる動植物園や水族館、時を重ねたレトロな路地裏に漂うエモーショナルな空気感など、今の名古屋には多様な魅力が凝縮されていて、訪れるたびに新しい発見を与えてくれます。
地下鉄やお得な乗車券を上手に使いこなせば、限られた週末の時間だけでも、欲張りにたくさんの景色に出会えるはず。次の休みはカメラを片手に、「今の名古屋」を探す旅へ出かけてみてください。
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