2026年6月最新の情勢・治安と旅行情報|エジプト

<TOP画像:ピラミッドが目の前に広がるレストラン>

日本から約9,600km、観光で訪れたい国の常に上位に君臨するエジプト・アラブ共和国。

ピラミッドにクレオパトラ・・見どころは古代遺跡だけじゃない、世界屈指のダイビングスポットも、世界最大級の大エジプト博物館も砂漠に建設中の新首都(ニューキャピタル)までアップデートが凄まじいエジプトから目が離せません。

エジプトは、旅行者の間で"世界三大手強い国"と呼ばれたりしますが、その背景にある国民性や実際の様子についてご紹介。気になる最新の情勢と治安・在住者だから伝えたい、旅を楽しくするための注意事項・トラブル回避と持ち物。チップ文化や交通機関、ぼったくりに遭わないかのご心配にもお応えします。

読めばもう怖くない、あなたも必ず行きたくなるロマン溢れるエジプトの世界へ。

目次

1. エジプト・アラブ共和国

2. エジプトの見どころ

3. 国民性と旅の注意事項

まとめ

1. エジプト・アラブ共和国

正式名称はエジプト・アラブ共和国、名の通り公用語がアラビア語の北アフリカに位置する国です。

1-1. 基本情報と気候

総人口は約1億2000万人で日本と同じくらいだと想像ができますが、日本の平均年齢が約50歳であるのに対し、エジプトは平均年齢が約25歳と子どもと若い人が非常に多い国です。

国土の9割以上が砂漠で、総人口の9割がイスラム教を信仰しています。気候は年間を通して雨が非常に少なく、夏は猛暑となりますが、冬(11月〜4月)は朝晩は涼しく日中は温暖なため、観光のハイシーズンとなります。

1-2. 現在の情勢と治安

2026年6月現在では他国間の軍事衝突や紛争による直接的な影響は受けておらず、エジプト国内の情勢と治安は安定していると言えるでしょう。

しかしながら、航空機のキャンセルや減便の可能性、近隣国の情勢が変わることも起こり得るため、今後も常に最新の情報を集める必要があります。

筆者は現在、エジプトの近隣国に一時的に滞在をしているため、1年ぶりのエジプト訪問となりました。街の様子は目まぐるしく変わっていきますが、人々の活気とぬくもりは変わらずにありました。

2. エジプトの見どころ

エジプトの部屋でガラベーヤを着たアスワンの男性
<ガラベーヤを着たアスワンの男性>

日本のテレビ番組でもよくエジプトの古代遺跡が取り上げられており、みなさんのイメージするエジプトはピラミッド、クレオパトラ、スフィンクスではないでしょうか。

今でも謎に包まれていることが多い古代エジプトの世界も魅力的ですが、他にも数えきれないほどの見どころがあり、一度の訪問では全てを見ることは不可能でしょう。

2-1. 美しい海

おしゃれなパラソル

エジプトといえば砂漠とラクダをイメージする人も多いですが、北は地中海、東は紅海に面しています。特に紅海はスキューバダイビング、フリーダイビングを問わずダイバーの聖地としても知られており世界中からたくさんの人々が訪れています。

ビーチでキャンプを楽しんだり、風の力で進むカイトサーフィンなどもエジプト人の若者に人気があります。

2-2. 大エジプト博物館

計画発表から約30年、着工からは約14年、ついに2025年11月に世界最大規模の大エジプト博物館(GEM)が開館しました。

展示物の保存修復技術などで日本の専門家も支援しています。敷地は東京ドーム約10個分にも及び、堪能するには他の予定をいれずに1日じっくり博物館に時間を使いたいですね。

大エジプト博物館(The Grand Egyptian Museum)

  • 所在地:Alexandria Desert Rd, Kafr Nassar, Al Haram, Giza Governorate 3513203
  • 開館時間:9:00〜18:00
  • 公式サイト:大エジプト博物館 

2-3. 新首都(ニューキャピタル)

現在の首都はナイル川沿いの街、カイロです。テレビでもエジプトの街の様子が映れば、人々で賑わう異国情緒たっぷりの混沌とした様子ではないでしょうか。

実際に住んでみるとエジプトには大きく分けて2つの世界があると言えます。

1つは日本のテレビなどで映される、ザ・エジプト。ガラベーヤと呼ばれるワンピース状の民族衣装を着て馬やロバに乗っているかもしれません。街は人々と物で溢れかえり、日本人のイメージする異国そのもの。

カイロではダウンタウンやピラミッドのあるエリアが当てはまります。旅行者が訪れるエジプトは一般的にこちらですね。

もう1つは筆者の住まいのあるエリア。民族衣装を着る人は少なく、日本人の服装とあまり変わりません。馬やロバに乗る人はおらず、みんな車に乗っています。

街並みはダウンタウンと比べて随分と整えられており、あの混沌さが感じられません。久しぶりにダウンタウンのあるエリアへ行くときはまさに観光客の気分です。

そこから車で約40分のところに建設ラッシュの広大な敷地があります。エジプトの新首都(ニューキャピタル)です。この新首都がとにかくすごい!。

砂漠の中にゼロから巨大な街を建設しており、コンパウンドと呼ばれる住宅エリアをはじめ、大学、ショッピングモール、病院など、生活に必要なインフラが驚くほどのスピードで建設されています。その建設ラッシュは圧巻です。

アフリカで一番の高さを誇るアイコニック・タワーや開通したばかりのモノレール、美しいミナーレットのモスク、コプト教の大聖堂、巨大なオペラハウスなど立派な街並みは先進国を連想させます。

スマートシティ(新行政首都)とも呼ばれる新首都には徐々に人々が移り住み、カイロの人口過密などの問題の解決策にもなる見込みです。

間違いなく今後の新しい観光スポットになるでしょう。

3. 国民性と旅の注意事項

水辺にいる穏やかな一人の若い男性と犬

エジプトについて、旅行者には世界三大"手強い国"のひとつとして挙げられることがあります。ちなみに一般的にはエジプト、インド、モロッコが"手強い"として知られているようです。

筆者はインドへ行ったことがあり良くも悪くも"手強さ"を体感していたため、エジプト訪問には躊躇していましたが、後に紅海に惹かれてエジプトへ入国することとなります。2019年に2回、2020年に3回目のエジプト入国をし在住となりました。

結論から言うと"手強い"エジプト人もいるでしょう。また安全に旅行をするために注意しておきたいこともいくつかあります。

3-1. エジプト人

さて、エジプト人は"手強い"と書きましたが、ここで指しているのは一方的に話しかけてきたり、長くついてきたりするような、旅行者にとって負担になる行動のことです。

特に旅行者(エジプト人を含む)へ対し、観光エリアでこのようなエジプト人がいます。勘違いしてほしくないのは、一般的な生活圏でしつこく絡んでくるエジプト人は稀で、ほとんどの人が誰にでも親切でフレンドリーに接してくれるということです。

現在は一時的にエジプトを離れている筆者ですが、だからこそ1年ぶりのエジプトへの帰省でやっぱり「エジプト人って優しいな」と身に沁みています。

基本的に困っている人をほうっておけない国民性です。特に子どもや女性、高齢者にはずば抜けて優しく、電車やバスで困っている人には席を譲ったり、横断歩道のない道を渡れずにいると誘導してくれるなど、エジプトで生活していた頃は、日々どこかでエジプト人の親切に助けられていました。

好奇心も旺盛であることが多く、旅行者に話しかけたい、仲良くしたいという悪意のない人も大勢います。ただ、残念ながら観光客を狙って詐欺を働こうとしたり、悪意のある人もいるため注意が必要です。

エジプト人の国民性を少し理解することで、旅の難しさが軽減し楽しさがアップするでしょう。

3-2. ぼったくりに遭ったらどうしよう

「ボッタくられたらどうしよう」というのもよく聞く心配ごとですね。どこの国に海外旅行へ行くにも少なからず同じような心配ごとがあるでしょう。いくつかの注意点を知ることで多くは解決できるはずです。

とても不便と感じる点のひとつに、観光客の行く土産物店や現地の人が行くスーパーマーケットでも値段表示のないお店があることが挙げられます。値段設定の曖昧なピラミッドエリアのラクダ乗りや写真を撮ってもらうサービスなど、「不当に高い料金を請求されないか」という不安がついて回り、せっかくの観光を心から楽しめなくなることもあります。

まず初めにエジプトの通貨について予め調べておきましょう。通貨はエジプトポンド(EGP)です。2026年6月現在では1エジプトポンドは約3円です。一番大きなお札は200ポンド札で約600円です。

次に最も重要なことですが、最初に値段を聞きましょう。ポンドなのかドルなのかも、注意してハッキリと分かるまで相互で確認します。そして自分で予算を決めましょう。

自分で決めることが大きなポイントになります。値段表示がないと他の人は自分より安く買っているのではないかと不安になりますが、お店によって値段が違うのは日本でもよくあることです。

エジプトでは物価が上昇し続けており、短期間でも値段が倍になることもあります。そのため、インターネット上の旅行記に書かれた情報が当てはまらなくなってきています。

この商品にはいくらまでなら払ってもいいか、その値段でも買いたいのかと考慮し、底値で買おうとしないことが旅の時間をロスせず、結果的にはストレスも少なく満足度の向上となるでしょう。

3-3. チップ文化

エジプトにもチップ文化はあります。日常生活ではレストランでの食事、宅配便やフードデリバリーのドライバーやUberなどの配車サービスなどでエジプト人もチップを払っています。

日本人の旅行者のなかにはチップは気持ち、何か良いサービスを受けた時や特別な待遇をされた時に払うものと考える人もいますが、エジプトでは普通のサービスにおいてチップを払う文化があります。

例えば、普通に料理が出てきても、宅配便が普通に届いても、何か特別なサービスがなくてもチップは払いますし、普通の時点で評価は星5/5となります。

旅行ではレストランの食事の20%前後、荷物を持ってもらったり、Uberで普通に目的地に到着して10〜50ポンドくらいなど、円滑に旅を進めるためにも小額紙幣を準備してチップを払うようにしましょう。

日本にはないのでうっかりしてしまいがちですが、トイレを掃除するために常駐しているスタッフがいる場合も10〜20ポンドくらいのチップを渡したいですね。

お店によってはお釣りが不足しているところもあるので、お釣り分をチップにしても良いです。日本ではお釣りを準備しておくのが当たり前ですが、エジプトではそうした感覚が少し異なることがあります。

数ポンドならお釣りなしだったりガムや飴で返ってきたりしますし、こちらが1〜2ポンド足りない時はサービスしてくれたりもします。

3-4. 交通機関

エジプトの街中のマイクロバス、案内する人
<おすすめはしないマイクロバス>

エジプトでは主に車での移動が一般的ですが、地下鉄やバス、バスよりも小さい乗り合いのマイクロバスなども国民の安価な移動手段になっています。

旅行ではUberも非常に便利ですが空港から(または空港への)の乗車で運賃の上乗せのトラブルなどもあり、心配な場合は現地旅行代理店などのタクシーサービスなどを利用するのが最も安心です。

流しのタクシーはUberよりもトラブルになりやすいためおすすめしません。Uberでも車のランクが高いほどトラブルが少なく快適に乗車が出来るでしょう。

エジプトでは慢性的な渋滞が問題になっているため、時間帯によってはさらに余裕を持って行動したいところです。

3-5. 持って行くといいもの

多くの建物が立ち並ぶ、カイロの街並み
<カイロの街並み>

旅行に必要な基本的な荷物に加えて、特に持っていくと良いものがいくつかあります。

エジプトの気候は基本的に乾燥しており、砂埃や都心では排気ガスなどによる大気汚染で喉に不調が現れやすいです。マスクやのど飴などがあると良いでしょう。飲み物を携行し、こまめに水分補給をするように心がけましょう。

靴は歩きやすさに加えて底が厚くしっかりしたものを選びましょう。舗装されていない道路があり、ガラスなどが落ちていることがあります。

日中は暑くても朝晩は冷え込んだり、屋内の空調が効きすぎていることがあるため、羽織りやすいカーディガンや上着を用意しましょう。

また、砂漠地帯の影響で、毎日掃除をしているお店でも商品に砂埃がついてしまう場合があります。ウェットティッシュがあると便利です。

まとめ

トラブルを防いで快適に旅をするためには、ツアーに参加する、現地の旅行代理店などでガイドを依頼する、送迎サービスを利用するなどで、ほとんどの心配ごとは解消されるでしょう。

その他にも注意しておきたいことを知っておき、実践することで楽しいエジプトの旅にしたいですね。詳しい観光情報は今後投稿していきます。

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ASAMI

エジプト歴は6年目、グルメと手仕事に興味がある一児の母。古代エジプトの神秘的な部分から、目まぐるしく変わりゆくエジプトの新たな魅力までお伝えします。

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