男同士の旅行におすすめの国内旅行先・観光スポットはここ!

てつのくじら館

男の友人同士の旅行をいざ計画するとなると、「どこへ行こうか」「何をしよう」と意外に迷ってしまうもの。予定を詰め込みすぎてもバテるし、とはいえ何も考えずに行くのも物足りない。そんなときは旅のテーマを絞ってしまえば計画がぐっとスムーズになります。

本記事では、グルメ・歴史・アクティビティ・サウナなど、男同士複数人の旅にマッチしやすいジャンル別に、国内のおすすめスポットを厳選して紹介します。どれも「行ってよかった」と思える、目的と満足感がセットになった旅先ばかり。次の旅先を選ぶヒントにしてみてください。

目次

男同士の国内旅行を成功させるポイント

気の合う友人との旅を充実させるために、まずは男同士ならではの旅の心得を押さえておきましょう。楽しさ優先で気楽な時間を過ごすためのちょっとしたコツを紹介します。

詰め込みすぎない「余白」のあるスケジュール

男同士の旅に緻密な分刻みの行程表は不要。目的地だけ決めて、あとはその時の気分で動くくらいの余裕を持たせておくのが理想です。

たとえば地元の渋い喫茶店が気に入ったら、予定していた観光スポットを1つ飛ばしでも長居する。そんな「想定外の時間」を面白がれるのも、気を使わない間柄だからこその贅沢。無理に予定を詰め込むより、移動中の他愛ない会話を楽しむスタンスこそが結果として満足度を高めてくれます。

趣味や目的に特化した「尖った」プランニング

全員の顔色を伺って最大公約数の行き先を選ぶより、ときには誰かの「ここだけは行きたい!」という強い熱量に乗っかってみるほうが吉。城郭、絶景、廃墟、そこでしか飲めない地酒など、何かに特化したプランのほうが面白い旅になります。

共通の趣味があればベストですが、そうでなくてもあえて友人のマニアックな趣味に付き合ってみるべし。一人ではたどり着けなかった新しい発見に出会えるかもしれないし、たとえ出会えなくても話のタネになるはず。

「個」の時間と「集」の時間のバランス

ずっと行動を共にしているとそのうち疲れてしまうのは、どんなに仲が良い仲間同士でも同じ。移動中はそれぞれスマホで動画を見たり、本を読んだり、夜、宿に戻ってからも無理に話し続けず、一人は先に寝て一人は晩酌を楽しむといった自由な空気感で過ごすことを心がけましょう。

お互い自由でいながらほどよい関係性を保ち、要所ではノリを共有。適度な距離感が男旅を快適にするいちばんのコツです。

豪快なグルメと酒に酔いしれる旅

おいしい肴に箸をのばしつつ、うまい酒と会話を心ゆくまで楽しむ。これほど分かりやすく、男心に響く旅の目的はありません。ここでは男同士でグルメと酒を堪能できる、日本屈指の「酒飲みの聖地」をピックアップしました。

高知のひろめ市場など(高知県)

ひろめ市場

酒好きな仲間同士なら、一度は訪れたいのが高知です。街のシンボルでもある「ひろめ市場」は、昼夜を問わず地元の人と観光客が入り混じって酒を酌み交わす巨大な屋台村。相席になった見知らぬ客同士でも自然と会話が弾むのは、土佐ならではの「おきゃく文化」の現れ。気づけば見知らぬおじさんと乾杯しているといったできごともごく普通の光景です。

この市場内で絶対に注文したいのが、名物の「カツオの藁焼き」。職人が1,000度近い火柱を立てて焼き上げたばかりの温かいタタキを、粗塩と柑橘(ゆずやレモン)を振り、生ニンニクなども乗せていただけば、カツオ本来の濃厚な旨味と藁の香ばしさがガツンと引き立ちます。厚切りの身を頬張りながら、キレのある土佐の日本酒を流し込む瞬間は至福のひと言。また、ひろめ市場周辺にはみずからカツオを焼く「藁焼き体験」に挑戦できるお店もあります。

ひろめ市場についてのレポートはこちらから。

福岡の屋台街など(福岡県)

屋台のラーメン屋

全国でも屈指の屋台文化を持つ福岡もまた、グルメと酒メインの旅をしたい男同士にとって最強クラスの街。日が落ちる18時~19時頃、中洲や天神の歩道や公園にぽつりぽつりと明かりが灯り始める屋台をハシゴするのは、このエリアならではの楽しみです。隣の人と肩寄せ合いながら湯気の向こう側にあるおでんや焼き鳥をつつくという、独特の距離感で会話も弾みます。

メニューは焼き鳥、おでん、もつ煮込み、もつ鍋、天ぷら、餃子、明太子料理など店によりさまざま。最近はフレンチやイタリアンを出すネオ屋台も人気です。1~2品食べて飲んだら次の屋台へハシゴするのが定番の流れ。滞在時間は短め(30分~1時間程度)にして、混雑してきたら次の方に席を譲るのが暗黙のマナー&ルールです。

そんな屋台飲みを堪能したいなら、宿は中洲か天神周辺に取っておくのが賢明。荷物を少なめにできるし、終電を気にせず飲み歩けて、深夜の一番盛り上がる時間帯も逃さずに済みます。翌朝は中州か天神、あるいは博多駅、長浜あたりの人気店を選び、博多ラーメンで締めくくって帰路につく、というコースも申し分なしです。

初めてで屋台が不安という方は、以下の記事を読んでみてください。

男のロマン!「歴史・機械・廃墟」に浸る旅

巨大建造物や歴史的遺構を訪ねる旅はどうでしょう?共通の趣味を持つ仲間となら、そんな非日常的な光景を目的とした旅も熱く盛り上がります。ここで紹介するのは、どちらも一度は訪れておきたいロマンに満ちたスポットです。

呉のてつのくじら館など(広島県)

てつのくじら館

広島県呉市は、かつて日本最大の海軍工廠が置かれた軍港都市。戦艦「大和」を建造した街としても知られ、その歴史の重さを体感できるスポットが歩いて回れる範囲に集まっています。

誰もが目を奪われるのは、駅から歩いてすぐの場所に現れる巨大な潜水艦の姿。ここは「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」。なんと2004年まで実際に海上自衛隊で運用されていた潜水艦「あきしお」がそのまま陸揚げされており、実際に乗り込んで内部の一部を見学できます。狭い通路、びっしりと並ぶ計器類、乗組員が実際に使用していた寝台など、その密度と閉塞感は実に独特。入館は無料となっています。

隣接する「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」も必見。こちらは全長26.3m・最大幅38.9mの10分の1スケール模型、戦艦「大和」が鎮座する市立の海事博物館・科学館です。大和の精巧な造りには、思わず見入ってしまうこと間違いなし。2026年のリニューアルで模型も刷新されており、以前訪れたことがある人も改めて足を運ぶ価値ありです。

ほかにも港周辺には造船所の巨大なクレーンが動き、現役の自衛艦が停泊する風景が広がっています。呉は日本の近代化を支えた技術力と、海と共に生きる硬派な空気を体感できる街です。

長崎の軍艦島など(長崎県)

軍艦島

長崎の海上に浮かぶ「軍艦島(端島)」は、廃墟マニアならずとも一度は訪れたい場所。かつて約5,300人もの人々が暮らしていた、岩礁を埋め立てて広げたこの人工島は、1974年の閉山とともに無人島となり、2015年にはユネスコ世界文化遺産として登録されました。今も朽ち果てた高層アパートや学校が残されており、船で島に近づいて異様なシルエットが目前に迫る瞬間は、ほかでは味わえない独特な興奮をもたらします。

軍艦島へ上陸するにはガイド付きツアーへの参加が必須で、認可されているツアー会社は5社のみ(2026年5月現在)。いずれも午前便と午後便の1日2便が運航されています。上陸できるかどうかは当日の気象・海況で変わり、荒天時は周遊のみになることも。要事前予約なので、旅程を組む段階で早めに押さえておくのが鉄則です。

上陸ツアーは長崎港から出発し、所要時間は会社によって異なりますが、2時間半~3時間ほど。上陸後は整備された見学通路から崩れかけたコンクリートの塊を眺められます。ガイドの案内で第1~第3の見学所を順に巡り、貯炭場跡や「30号棟」(1916年建造の日本最古の鉄筋コンクリート造高層アパート)を間近で見るというのが共通したコース。特に30号棟は老朽化が進んでおり、今のうちに見ておくべき貴重な建物といえます。

体を動かす「アクティビティ」重視の旅

観光地を巡るだけでなく、仲間と競い合うようにして何かにチャレンジする「スポーツ感覚の旅」も男同士なら成立します。心身ともにリフレッシュできる、開放感抜群のアクティビティスポットを紹介します。

しまなみ海道でサイクリング(広島県・愛媛県)

サイクリストの聖地と書かれた記念碑と自転車

広島県の尾道から愛媛県の今治まで、瀬戸内海の島々を橋でつなぐ全長約70kmのルート「しまなみ海道」は、国内屈指のサイクリングコースとして知られています。各地にレンタサイクルステーションがあり、サイクリストでなくても、手ぶらで乗り込んでも、問題なく楽しめます。

全線走破(尾道ー今治の約70km)は中級者で6~10時間ほど。体力に自信があるなら日帰りでの走破も十分狙えますが、余裕を持って1泊2日にすれば道中の島グルメや立ち寄り湯を楽しむ時間も作れます。もっとライトに楽しみたいなら、島を一つだけ周遊する18km・2時間の初級コースという選択肢も。メンバーのレベルに合わせてコースを選べる柔軟さもこのルートの魅力のひとつです。

走りながら目に入るのは、穏やかな瀬戸内海と間近に浮かぶ島々、そして自転車専用道からしか見られない橋の上からの眺め。漕ぎ続けた先でゴールに辿り着いたときの達成感は、仲間同士で共有してこそ格別です。

白馬で季節ごとのアクティビティ(長野県)

白馬でのラフティング

北アルプスを望む長野県の白馬は、冬はスキーやスノーボード、夏は激流を下るラフティングやマウンテンバイクなど、1年を通してスポーツをエンジョイできるエリアです。

夏から秋にかけてなら、まずは白馬を流れる姫川支流でのラフティングに挑戦。仲間と息を合わせて急流をゴムボートで下る体験は爽快そのものです。また、白馬岩岳MTBパークでは、ゴンドラで山頂まで上がり、北アルプスを眺めながら山を下るダウンヒルも体験できます。レンタルバイクもあるため、MTB未経験者でも安心して参加可能です。

そして冬は本格スキーを満喫。HAKUBA VALLEYには複数のスキー場が集まり、初心者から上級者まで対応したさまざまなコースが待っています。滑り終わったあとは白馬の温泉で体をほぐし、美味しい料理と酒で満足度MAXに。宿と温泉と山が近い距離にまとまっているのも、白馬を拠点にした旅の素晴らしいところです

最高の「サウナと温泉」で整う旅

どうせ遠くまで出かけるのなら、国内にあるとっておきのサウナや温泉を訪ねたい人もいるかもしれません。ここでは、全国の愛好家たちにも評価の高い特別な体験ができる場所を紹介します。

静岡のサウナしきじ(静岡県)

サウナを趣味にする人たちの間で「聖地」と崇められているのが、静岡市にある「サウナしきじ」です。人気の理由は、天然水の水風呂にあり。地下50mから汲み上げた南アルプスの伏流水を、冷却装置も塩素処理も使わず24時間かけ流しで使用。肌に吸い付くような柔らかくまろやかな天然水は、一般的な施設の水風呂とは明らかに質が異なります。「この水風呂を体験するためだけに静岡へ来た」というサウナーが後を絶ちません。

施設自体は昔ながらの銭湯スタイルで、むしろ地味。年中無休24時間営業です。サウナ→天然水の水風呂→外気浴のループを何セットでも繰り返すのが、この聖地でのお約束です。

湯上がりには館内でガッツリとしたサウナ飯を楽しみ、そのままリクライニングチェアで昼寝。付け加えるなら、帰りには静岡県内にしか店舗を展開しない「炭焼きレストランさわやか」のハンバーグを食べて帰るというのも定番のコースです。

十勝のアヴァント(北海道)

1月中旬から3月中旬の冬季限定で、十勝エリアにて実施される「アヴァント」も、サウナ好きが「いつかやってみたい」と語る究極のアウトドアサウナ体験です。アヴァントとは、凍った湖や川の氷に穴を開け、サウナで温めた体を天然の水風呂に沈めるフィンランド発祥の入浴法。気温がマイナス20度を下回ることもある十勝の冬だから成立する、ワイルドすぎるアクティビティです。

屈足(くったり)湖で行われるアヴァントは、事前予約制のツアー形式。まずは湖畔に設けられた数ヶ所のサウナ内で、熱したサウナストーンに水をかける「ロウリュ」を用いて体を限界まで温めます。それからいよいよ、厚さ約20cmの氷をくり抜いた湖上のアイスホールの中へ。氷点下の水温を体感したあとは、カルーセルと呼ばれる外気浴エリアに体を投げ出して整うまでがワンセットです。凍った湖の上で仲間と思わず奇声を上げたり、厳寒の地で並んで空を見上げたりする時間は、都市のサウナでは絶対に得られません。

加えて、十勝はモール温泉などの源泉も豊富。植物性の有機物を含む黒褐色の湯に浸かることもできます。夜は静かな温泉宿で、広大な大地が育んだ十勝ワインや熟成されたチーズを囲んでゆっくりと体を回復させるのが、十勝サウナ旅における最高の締めくくりです。

男同士の国内旅行に関するよくあるQ&A

いざ男旅を計画するとなったら、意外と迷うのが「お金」と「宿」のルールです。せっかくの楽しさが些細なトラブルで台無しにならないよう、スマートに解決するコツをQ&A形式でまとめました。

Q.男旅の宿選び、「同じ部屋」と「別々」どっちがおすすめ?

旅のスタイルと仲間の関係性次第で、どちらにもメリットがあります。

同じ部屋(ツインや多人数部屋)のメリットは、コスト削減と行動のスムーズさ。「そろそろ出るぞ」とひと声かければ全員動けるので、タイトなスケジュールの旅や初日からバタバタしがちな旅では同室のほうが圧倒的に楽です。夜中まで話し込んだり、ゲームをしたりと「修学旅行的」に楽しめるのも同室ならではです。

一方、いびきや起床時間の違いが気になる間柄なら、迷わず別室にするのが正解。寝付きの良し悪しや朝の準備時間はメンバーによって大きく異なり、それがストレスになるくらいなら、少し費用がかさんでも別室にしたほうが旅全体の快適さが上がります。仲が良い相手だからこそ気まずい思いをしないよう、プライバシーを確保しましょう。

また折衷案として、ドア1枚でつながる「コネクティングルーム」を選ぶという方法もあります。それぞれの居場所を作りつつ行き来が自由にできて、使い勝手も良好。費用はかかりますが、長期の旅や気を使う間柄のメンバーがいる場合には悪くない選択肢です。

Q.旅行中の「会計」をスマートに済ませるコツは?

旅行中は食事・交通・宿泊と支払いが何度も発生します。その都度「いくらずつ?」と計算するのは面倒なうえ、雰囲気も壊れがち。そんなときはスマホ向けの割り勘管理アプリを使えば、誰かが立て替えるたびに金額を入力するだけで、最終的に誰が誰にいくら払うかを自動計算してくれます。

たとえば宿泊費など大きな出費は事前に全員から集めておき、食事など小口の支出はアプリで管理するのが現実的な運用法。幹事が都度立て替えて後でまとめて回収する方法よりも、各自が払える場面で払ってアプリに記録するスタイルのほうが、1人への負担が集中しにくく長い旅でも続けやすいでしょう。

おすすめのスポットに男同士で行ってみよう!

旅の行き先はたくさんあっても、結局「誰と行くか」が旅の満足度を決める大きな要素です。複数人の男旅なら、お互いに気を使わず共通した楽しさ・面白さを追求できるような仲間を募りましょう。夜通し地酒をハシゴしたり、趣味に全振りして巨大な潜水艦に興奮したり、無言でサウナの熱さに耐えたり。一緒に夢中になるような過ごし方こそが、日々の忙しさを忘れさせ、心の底からリフレッシュさせてくれます。

次の連休や週末、気心の知れた友達を誘って、気になるスポットへ出かけてみてください。きっと大人になった今だからこそ味わえるような冒険が待っていますよ。

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