台湾旅行で楽しもう!人気ドリンクスタンド&注文ガイド

<TOP画像:高雄にあるレトロかわいいドリンクスタンド「福生冰果店」>

台湾旅行の楽しみのひとつが、街中にあふれるドリンクスタンド。タピオカパールミルクティーやフルーツティーをはじめ、台湾ならではの台湾茶やミルク系ドリンクは、日本人旅行者からも高い人気を集めています。

しかし実際には、「どのドリンクが人気なの?」「どう注文するの?」と迷ってしまう人も少なくないと思います。

今回は、台湾のドリンクスタンドについて、日本人旅行者が知っておきたい情報と人気の定番チェーン店を含むおすすめのお店、注文方法、日本との違いまで、初めての台湾でも安心して楽しめるように、わかりやすく解説します。

目次

台湾のドリンクスタンドとは?日本との違い

台湾 ドリンクスタンドが軒を連ねる
<ドリンクスタンドが軒を連ねていて、ドリンクスタンドの隣もまたドリンクスタンド、ということもよくあります>

台湾のドリンクスタンドは、街角に必ずある台湾の定番文化で、台湾では、日本の自動販売機やコンビニと同じくらいの感覚でドリンクスタンドが存在しています。

午前中(多くは11:00頃)から夜遅くまで営業している店も多く、地元の人はほぼ毎日のように利用しています。遅い時間に利用したい場合は、夜市にあるドリンクスタンドをおすすめします。

夜中2:00頃までオーダーできるお店、また数は多くはありませんが、24時間営業しているお店もあります。今回は利用しやすい、チェーンのお茶系ドリンクスタンドを中心にご紹介します。

日本と違うポイントは、甘さや氷の量を細かく調整できること、烏龍茶や緑茶、紅茶など、お茶の種類が豊富なこと、「奶精(粉ミルク)」と「鮮奶(牛乳)」を使い分けていることです。

オーツミルク(燕麥奶)に変更などができるお店もあるので、細かいカスタマイズが可能です。ただし、お店やメニューによっては甘さと氷などが既に固定されていて、指定できないものもありますのでご注意ください。

台湾ドリンクスタンドの注文方法

台湾 ドリンクスタンド 看板 オーダーメイド
<甘さ、氷の量はお店によって多少異なります>

まずは、基本の注文ステップをご紹介します。まず、メニューからドリンクを選びます。それから、サイズ、甘さと氷の量を選びます。最後に珍珠(タピオカパール)、仙草(仙草ゼリー)、椰果(ナタデココ)など、トッピングをしたいものがあれば追加します。

実際の会話の流れは次のようになります。

1. まず何を注文するか聞かれるので、何がほしいかを伝えます。

例:我要一杯中杯的大正紅茶拿鐵 (ウーロンミルクティー、Mサイズを1杯)

2. 続いて甘さと氷の量を聞かれます。甜度冰塊呢?(甘さと氷はどうされますか。)

例:半糖去冰 (砂糖は半分、氷なし)

台湾でよく使う甘さと氷の量の目安と中国語は、全糖:(100%)甘め、半糖:(50%)甘さ控えめ、微糖:(30%)微糖、無糖:(0%)甘くない、正常冰:(100%)普通の量、半冰:(50%)半分の量、少冰:(80%)氷やや少なめ、微冰(30%)氷少なめ、去冰:氷なし(0~5%)です。

初めてなら「微糖少冰」で注文すると飲みやすいです。

3. 最後にトッピングしたいものがあれば伝えます。

例:我要加珍珠 (タピオカパールをトッピング)

値段は北部と南部で異なりますが(南部の方が安く設定されています)、約50~80元(日本円で250~400円前後)なので、毎日飲める価格帯です。

日本より安いのでお得ですよ。トッピングできるものはお店によって異なります。別料金で、一種類10元(日本円約50円)程度です。メニューに書かれているので、トッピングをいろいろ楽しんでみてください。

台湾 ドリンクスタンド ミルクシャ タピオカ タロイモ
<「迷客夏(ミルクシャ)」の白タピオカパール(左)とタロイモ(右)。>

特別なメニューについて、簡単に分かる方法を一つお伝えします。期間限定や数量限定のものは、店頭にあるのぼりやレジの前に置かれているポップスタンドに表示されています。まず、ドリンクスタンドに着いたら、ぜひ先にチェックをお忘れなく。

台湾の牛乳を使ったドリンクスタンド:迷客夏(Milksha・ミルクシャ)

台湾 ドリンクスタンド ミルクシャ 店舗
<看板の下にのぼりがあるメニューは、期間限定の新商品です>

牛のマークでおなじみの「ミルクシャ」は、台湾では「迷客夏」という店名です。牛乳系ドリンクスタンドの「ミルクシャ」では、紅茶ラテ「大正紅茶拿鐵」「珍珠紅茶拿鐵」などが定番で、台湾ならではの牛乳×お茶のドリンクが楽しめます。

台湾の牛乳使用でくせが少なく、お茶の味がしっかりしていて、甘さ控えめでも美味しくいただけます。

日本との大きな違いは使われている牛乳にあります。「迷客夏」の創業者は酪農家なので、台南の自家牧場で生産される牛乳にこだわっています。

台湾 ドリンクスタンド ミルクシャ タピオカ
<人気の白タピオカパールが入り「珍珠紅茶拿鐵」>

「迷客夏」は台湾全土にありますが、全て台南自家牧場の牛乳が使用されています。日本では、牛乳は台湾のものではなく、台湾の味に一番近い日本の牛乳が使われているため、日本の「迷客夏」のドリンクと台湾の「迷客夏」のドリンクでは味が違います。

台湾では、この自家牧場で生産された牛乳だけでも買いに来る人がいるというほどの人気。「迷客夏」の牛乳はスーパーなどでは買うことができず、「迷客夏」の店舗だけで購入できます。

日本でも人気のおすすめドリンクは、白タピオカパールが入った「珍珠紅茶拿鐵」。蜂蜜漬けの白タピオカパールが濃厚なミルクティーによく合います。

品質にこだわる「迷客夏」では、白タピオカパールやタロイモなども2時間ほどかけて、その日の分だけを当日お店で準備しています。また、自家工場で加工し、カラメル色素や防腐剤などは使用していません。

タピオカパールは、茹で方にもこだわっているため、モチモチの白タピオカパールを安心して味わうことができます。上層が紅茶、下層が牛乳ですが、甘さや味のバランスがよくなるように、よく混ぜてから飲んでくださいね。

台湾 ドリンクスタンド オレンジ緑茶 
<台湾限定の台湾オレンジ緑茶「柳丁緑茶」>

メニューは主に牛乳入りのものですが、これ以外にも厳選した果物などを使ったドリンクメニューもあります。その中には日本では味わえない台湾限定メニューも。

通年いつでも味わえる台湾限定ドリンクは、「柳丁緑茶」。台湾オレンジを使ったすっきりした味ですが、フレッシュなオレンジの味だけでなく、お茶の味もしっかりします。ジュースというより、フルーツティーを飲んでいる感じで、暑い日の午後や喉が乾いたときに特におすすめです。

そして、季節、数量限定の幻のドリンクが「阿文鮮梅緑(55元)」。「阿文」とは梅を栽培している人の名前で、台南の梅が入ったドリンク。

4月のほぼ二週間だけしか味わえないという幻のドリンクです。日本で販売されているのは梅シロップを使ったドリンクで、梅の実は入っていませんが、「阿文鮮梅緑」はその梅の実も味わえるドリンクです。

定番のドリンクスタンド|50嵐

台湾 ドリンクスタンド チェーン店 店頭
<台湾全土で定番のチェーンで、値段が手頃で味も安定しています>

50嵐は1994年に台南で創業したブランドで、明るい黄色と青の看板がトレードマーク。街中のあらゆる場所で見かける人気ドリンクスタンドです。全台湾に店舗が多数あり、初めて台湾でオーダーするのにも安心です。

50嵐の特徴は、シンプルなメニューと安定した品質で、多くのドリンクスタンドが頻繁に新商品を出す中、いつも定番メニューがあり、基本の茶葉やドリンクの品質を重視しながら安定した味を提供しています。価格は比較的手頃で、日常的に購入しやすい点も人気です。

50嵐と言えば、「珍珠奶茶(タピオカパールミルクティー)」というほど、「珍珠奶茶」が定番メニューです。「奶精(粉ミルク)」か「鮮奶(牛乳)」かを選べます。

そして、タピオカパールも小粒(珍珠)か大粒(波霸)かを選べるのも特徴。弾力性のあるタピオカパールとミルクティーの組み合わせは絶品です。

個人的におすすめなのが「8冰綠」。ジャスミン緑茶をベースに金柑と梅ジャムを合わせた、ほんのりジャスミン緑茶の味がするドリンクです。

丸い金柑と梅がカップに入ると「8」に見えることからこの名がついたそうです。微糖または半糖がおすすめ。さっぱりとしていて、とても喉が乾いたときや暑い日にぴったりのドリンクです。

台湾 ドリンクスタンド 麵茶 店舗
<レトロな宣伝オブジェもかわいい「麵茶(めんちゃ)」>

2025年に新発売されてSNSなどでも話題になった新商品「麵茶(めんちゃ)」シリーズは、特別な台湾の味でおすすめです。これは、伝統的な懐かしい味「古早味」として知られる、焙煎した麦やゴマ、穀物の粉などが入った栄養たっぷりの麵茶粉をドリンクに入れたもの。

おすすめは「冰淇淋麵茶紅茶拿鐵(アイスクリーム入り麵茶紅茶ラテ)」。麵茶はほんのり甘く香ばしく粉の粒々感が楽しめて、アイスクリームが入ると、とってもスイーツ的になります。

「麵茶」シリーズは特定地域や一部店舗での「試賣(テスト販売)」があったので、期間限定とのうわさもありましたが、正式導入後は定常的に注文可能なメニューとして提供されている可能性が高いです。2026年1月現在も通常のメニューとして各地で販売されています。

定番のタピオカパールミルクティーや「麵茶」シリーズなどを気軽に楽しんでみてください!

台湾 ドリンクスタンド アイスクリーム入り 
<「冰淇淋麵茶紅茶拿鐵(アイスクリーム入り麵茶紅茶ラテ)」はアイスクリーム自体が甘いので、微糖または無糖でも甘みがあります>

紅茶専門のドリンクスタンド|可不可熟成紅茶(KEBUKE)

台湾 ドリンクスタンド 紅茶 
<クラッシックな雰囲気のドリンクスタンド「可不可熟成紅茶(KEBUKE)」>

2008年に台中で創業した「可不可熟成紅茶(KEBUKE)」は、台湾で人気の紅茶専門ドリンクスタンドで、紅茶の味を楽しみたい人向けです。甘さ控えめでもおいしく、しっかり紅茶の味が感じられます。

「可不可ke bu ke」という名称は中国語の「渴不渴 ke bu ke(喉渇いた?)」の掛け言葉で、「何か飲む?」に近い感覚でなので、看板を見ると「喉渇いた?」を連想させ「じゃあ飲もうかな」と自然に思うというわけです。

看板メニューは名前にもある通りの「熟成紅茶」。通常の紅茶と比べて、茶葉を1年ほど熟成させることで香りと甘みを引き出し、深みのある味わいを楽しめるのが特徴です。

熟成により苦味が和らいでいて、飲みやすさと芳醇な香りが際立っているので、少し苦味があっても、無糖でもおいしく、濃い味で、食事にもよく合います。

台湾 ドリンクスタンド ホット 店舗
<ほとんどがホットにできますが、アイスティーより少し時間がかかることがあるので、時間に余裕を持ってオーダーしてくださいね>

紅茶ではありませんが、個人的におすすめなのが台湾緑茶の「春芽綠茶」。こちらは、台湾南投の茶葉がつかわれています。甘くまろやかで、すっきりしたお茶です。

台湾 ドリンクスタンド コーヒー
<紅茶が中心ですが、期間限定でコーヒー入りやほうじ茶などのメニューがあることも。店頭でチェックしてみてください>

ミルクと組み合わせても、茶葉の味がしっかり感じられるため、普通のミルクティーより紅茶の風味を楽しみたい人には、ミルク入りのオレ「歐蕾」がおすすめです。紅茶の魅力を活かしたドリンクが多く、紅茶本来の風味を味わいたい人に特におすすめのドリンクスタンドです。

南部中心のドリンクスタンド|茶の魔手(Tea & Magic Hand)

台湾 ドリンクスタンド 茶の魔手
<種類が豊富な「茶の魔手(Tea & Magic Hand)」>

1993年に台南で創業の「茶の魔手(Tea & Magic Hand)」は、台湾南部発祥のドリンクスタンドです。台南や高雄を中心に親しまれていますが、最近は台北などへも進出しています。品質にこだわった台湾茶の茶葉を使っています。

台湾 ドリンクスタンド 看板 茶園
<看板にも茶園の写真があります>

メニューは台湾茶をはじめ、フレッシュジュースやフレーバードリンクなど種類が豊富で、手頃な価格が魅力です。

台湾緑茶だけでも梅緑茶や、蜂蜜緑茶、タピオカパール入り緑茶などなど20種類以上あるので、何にしようか迷ってしまいます。もし迷った場合はメニュー左横にある「推」の字があるものがおすすめです。

台湾 ドリンクスタンド 超級青茶 
<ペットボトル入りで持ち運びにも便利な「超級青茶」>

個人的におすすめなのが「超級青茶」。100%台湾産の茶葉を使い、独自の抽出技術で淹れた無添加、無糖のお茶で、スッキリとした味わいが特徴です。

青茶は半発酵茶で、喉ごしが軽くて飲みやすいので、人気があります。「超級青茶」は、濃くはないですが、青茶の味がしっかり感じられます。ペットボトル入りで南部では40元ですが、置いていないこともあるので、お店の人に聞いてみてくださいね。

レトロかわいいドリンクスタンド|福生冰果店

台湾 ドリンクスタンド フルーツジュース専門店
<外観もとってもレトロな雰囲気>

最後にご紹介するのは、台湾南部高雄にある「福生」。こちらはフルーツジュース専門店で、お茶はありませんが、高雄でぜひ味わいたい「木瓜牛奶(パパイヤミルク)」がレトロな雰囲気で味わえるおすすめのドリンクスタンドです。

台湾 ドリンクスタンド ガラスコップ
<ガラスのコップもかわいいです>

「福生」は、1972年から営業している老舗で、シンプルで、とってもレトロな雰囲気。映画「天台」や「六弄咖啡館」のロケ地にもなりました。地元文化の一部として愛されている地域密着型のお店です。

その場で作るフレッシュジュースは「西瓜汁(スイカジュース)」や「蜂蜜果菜汁(蜂蜜入りフルーツ野菜ジュース)」「酪梨牛乳(アボカドミルク)」などなど、どれもおいしいですが、高雄の定番ドリンク「木瓜牛奶(パパイヤミルク)」は、外せません。

台湾 ドリンクスタンド フルーツジュース専門店 店頭
<フルーツなどをその場で切って作ってもらえるので、フレッシュなジュースが味わえます>

冷房もないシンプルな内装の店内。レトロな雰囲気の中で、昔ながらのガラスのコップに入ったフルーツジュースをぜひ味わってみてください!

台湾 ドリンクスタンド フルーツジュース専門店 人参
<「綜合果汁(ミックスジュース)」などもあります>

福生冰果店

  • 所在地:高雄市左營區西陵街116號
  • 電話:+886-587-5707
  • 営業時間:11:00~18:30
  • 定休日:月曜
  • Facebook:福生冰果店
  • アクセス:台湾鉄道「左營」駅または「新左營」駅(台湾新幹線「高鐵」左營、高雄市地下鉄MRT「左營」駅)」からタクシーで約10分。

まとめ

今回は、台湾のドリンクスタンドのオーダー方法やお茶のドリンクスタンドを中心にご紹介しました。台湾のドリンクスタンドのドリンクは、単なる「飲み物」ではなく、台湾の生活文化そのものです。

特徴あるメニューや甘さ、氷などの調整方法を知っておけば、初めての台湾でも安心して楽しめます。聞かれることが分かっていれば安心して注文できるので、ぜひチャレンジしてみてください。

お昼や食事時にはかなり人が多く、待ち時間が長くなるので、時間を外してチャレンジしてみてください。ぜひ台湾旅行中にいろいろなドリンクスタンドで飲み比べてみてくださいね。

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千里

静岡県出身、台湾の高雄在住。現在、日本語・中国語教室を開きながら、ガイド、特約翻訳、通訳、ライター等に従事しています。

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