公開日： 2025.12.26

最終更新日： 2025.12.26

おうち時間が楽しくなるロシアのお土産

こんにちは。モスクワ在住のチェブラーシカです。

ロシアのお土産といえば...マトリョーシカですよね。しかし、コロナ禍、軍事作戦を経て、現在、マトリョーシカの価格はものすごく高くなっています。私は、とてもじゃないけれども買えません。

そこで、今回は、マトリョーシカだけではない、おうち時間が楽しくなるようなロシアのお土産を紹介します。

布製品

制裁によって、ユニクロ、ZARA、H&Mなど、西側の洋服企業がロシアから撤退しました。しかし、ロシアには、ロシア帝国時代から布製品を作っている工場があります。

ソビエト崩壊後、西側企業の進出により、老舗の工場がいくつも閉鎖されてきましたが、制裁により、再び軽産業を発展させるよう、大統領と州知事が話し合いました。そのため、現在も布製品の工場が稼働中です。

その布を使って、ペルミ出身の姉妹がエプロンやミトンなど、手作りのかわいい布製品を売っています。

例えば、料理が楽しくなるマトリョーシカ柄のエプロンです。赤、緑、青と3色あり、「日本人は何色が好きかしら？」と、逆に質問されました。皆さんは、何色が好きですか？好きな色と似あう色は違う場合もあるので、買う前にエプロンを当ててみるといいですね。

そして、ミトン。オーブン料理や鍋料理で活躍すること間違いなしですが、キッチンのフックにぶら下げておくだけでもかわいいミトンです。

ロシアは、昔から紅茶文化ですが、ティーポットに入れた紅茶が冷めないように、かわいいカバーもあります。ティータイムの気分も上がること間違いなしです。この売り子さんの姉妹ですが、「日本は好きだよ。」とおっしゃっていました。

布製品だけではありません。木製品もおうち時間が楽しくなるものがあります。

それは、こちらのコースターです。コースターだけでなく、鍋敷きもあります。

コースターに紅茶のカップを置くと漂う木の香りに癒されます。使われている木材はヒノキ科のネズの木です。

以前はチェブラーシカのコースターもありましたが、現在は売られていません。サモワール、マトリョーシカ、猫、はりねずみ、来年の干支の馬などです。

私は、はりねずみのコースターが欲しくて出かけました。店頭に積み上げられたコースターを1枚ずつ丁寧に見ていきます。店員さんはあきれていましたが、どうせ、買うなら、いいものを買いたいですよね。何を見ていたかというと、コースターの裏側です。

１つずつ手作りで、材料の木の大きさもさまざまです。中には乾燥して、すでに木にひびが入っている場合もあるので、裏側をじっくり見ます。ひびが入っていないのを確認したら、土台になっている木の大きさを確認します。

土台の部分があまりにも小さいと、長年使っているうちに、その上についている絵の木が外れてしまうことがあるからです。そのため、できるだけ土台の木が大きいのを選びます。

ちなみに、私が、7年間愛用しているチェブラーシカのコースターはこちらです。長年毎日酷使したので、チェブラーシカの顔が悲惨なことになっていますが、このくらい長持ちするのも特徴です。

曜日によって出店しているお店が変わりますが、市場は午前8時から18時頃まで開きます。お店によっては、お昼くらいに店じまいを始める所もあるので、午前中に行くと活気があっていいです。

また、水曜日は卸売りの日なので、同じ品物でも他の曜日よりも安く売られている場合もあるし、水曜日にしか出店していないお店もあります。逆に、土日だけ出店するお店もあります。

買おうかどうしようか迷って、やっぱり買いたいと思って翌日行ったけど、お店がなかったという場合もあるので、気に入ったものがあった時は、あとでいいやと思わず、その場で買った方がいい場合があります。

※ご紹介の場所は野外のため、イズマイロフスキー・バザルの前です。

いかがでしたか？マトリョーシカ以外にもロシアのかわいいお土産はあるので、ブラブラお土産市場を歩いてみてください。お土産市場は屋外なので、冬は防寒対策もしっかりしてください。

観光客だと始めは高い値段を言ってくるので、値段を交渉しながら上手に買い物してくださいね。また、スリに注意して安全に楽しんでください。

チェブラーシカ: 高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。