【秋田・大仙市】3つの道の駅をめぐる小さな旅｜話題の地元グルメ

秋田県大仙市には、地域ごとに個性あふれる道の駅が3つあります。どの場所にも共通しているのは、地元の人たちの"暮らしの温度"が感じられること。

売り場に並ぶ手づくりの惣菜、採れたて野菜、地元の味噌やお菓子。旅の途中で立ち寄るだけでなく、人や土地の"息づかい"を感じられる場所でした。

今回は「協和」「かみおか」「なかせん」にある道の駅の魅力を紹介します。

目次

• 道の駅 協和「四季の森」
• 道の駅 かみおか「茶屋っこ一里塚」
• 道の駅 なかせん「こめこめプラザ」
• まとめ

道の駅 協和「四季の森」

大仙市の中心部、国道46号を秋田市方面から進むと、山あいの静けさの中に「道の駅 協和 四季の森」が見えてきます。周囲を木々に囲まれ、裏手には芝生公園やグラウンドゴルフ場が広がる、のどかな場所。

取材で訪れた10月末には紅葉が始まり、空気が澄んでいて、深呼吸するだけで気持ちが整うようでした。

館内には地元・協和産の野菜や加工品、秋田のおみやげが並びますが、ここでしか出会えないオリジナル商品も多く、見ているだけでも楽しい時間。

1. おすすめ｜ 熊カレー

大仙市協和産の熊肉を、地元猟友会で捕獲したものを使用し、じっくり煮込んだ特製ジビエカレー。肉はホロホロに柔らかく、噛むほどに野生の旨味が口に広がります。

スパイスと絶妙に調和し、熊肉の濃厚な味わいがギュッと凝縮された逸品で、ここでしか味わえないご当地グルメです。

2. おすすめ｜手作りおはぎ

北海道十勝産の粒あんと大仙市協和産もち米を使い、甘さ控えめに仕上げた一番人気。手作りならではのやさしい口当たりで、素朴でほっとする味わい。地元の人々の暮らしや季節の恵みを感じられる、ぬくもりある一品です。

3. おすすめ｜純米吟醸 酒粕パウンドケーキ

老舗酒蔵「奥田酒造」の純米吟醸酒粕を贅沢に使ったオリジナルスイーツ。口に入れるとバナナのような香りが広がり、後からふわっとお酒の風味が感じられます。

酒粕は濃いめに練り込み、お酒好きにはもちろん、そうでない人にもおすすめ。アルコールは入っていないため、車内でも安心。お土産にも喜ばれる逸品です。

道の駅 協和「四季の森」　　　　　

• 所在地：秋田県大仙市協和荒川字新田表15-2
• 電話：018-881-6646　 　　　　　
• 時間：農林水産物販売 9:00～18:00（11～4月／9:00～17:00）売店　9:00～18:00（11～4月／9:00～17:00）
• 駐車場：137台
• 公式サイト：道の駅協和「四季の森」　

道の駅 かみおか「茶屋っこ一里塚」

大仙市神岡、国道13号沿いに位置する「道の駅 かみおか 茶屋っこ一里塚」。周囲は田んぼに囲まれたのどかな場所で、駅前には羽州街道の「一里塚」が残り、歴史の面影を感じられます。

館内には特産品が並ぶ産直コーナーや、週替わりランチが楽しめるレストランがあり、地元の味や工夫を感じられる場所。ここでしか出会えない「味どうらくの里」シリーズや地元菓子も揃い、訪れるだけでワクワクする場所です。

1. おすすめ｜味どうらくの里シリーズ

大仙市神岡に本社を構える東北醤油の人気商品「味どうらくの里」は、地元で知らない人がいない万能調味料。ここでは「味どうらくの里アイス」「せんべい」「プリン」など、だしの旨みを生かしたユニークな商品が勢ぞろい。ひと口で広がる醤油ベースの深い味わいに、思わず笑みがこぼれます。

2. おすすめ｜酒まんじゅう

大仙市の老舗「中仙堂」がつくる名物菓子。ふわふわの生地に黒こし餡がたっぷり詰まり、ほんのり酒の香りが漂います。ピンクと白の2色が並ぶ姿も可愛らしく、少し温めるとより一層しっとり。お茶請けやお土産にぴったりの、やさしい甘さが魅力です。

3. おすすめ｜酒粕ドレッシング

地元の銘酒「刈穂」の酒粕を贅沢に使った風味豊かなドレッシング。まろやかなコクとほのかな香りが野菜の味を引き立て、サラダはもちろん、魚や肉料理にもよく合います。地元の素材を生かした一本で、食卓にほんのり酒蔵の香りを届けてくれます。

道の駅 かみおか「茶屋っこ一里塚」　　　　　

• 所在地：秋田県大仙市北楢岡船戸187
• 電話：0187-72-4004　　　　　　
• 営業時間：物産館 9:00～18:00
• 公式サイト：道の駅 かみおか「茶屋っこ一里塚」

道の駅 なかせん「こめこめプラザ」

大仙市中仙地域に位置する「道の駅なかせん こめこめプラザ」は、米蔵を思わせる趣のある建物が目印。

館内には、新鮮な地元野菜や果物、地元特産の杜仲葉を使った加工品、秋田の銘菓や日本酒、地ビールなどがずらりと並びます。仙北市方面へのアクセスもよく、角館や田沢湖へ向かう途中の立ち寄りスポットとしても便利です。

地域の文化や特産品に触れながら、食やお土産を通して"大仙の今"を味わえる場所。地元の人のあたたかさが感じられる、そんな道の駅です。

1. おすすめ｜どんぱんまんじゅう

地元銘菓「ふじた」が手がけるまんじゅう。パッケージには中仙地域発祥の「ドンパン節」の歌詞が描かれ、見た目からも地元愛を感じます。ふわっとした生地にこし餡が詰まり、温かみのある素朴な味わいは、まさに、地元のお菓子という雰囲気です。

2. おすすめ｜杜仲茶

契約農家や自社農場で育てた杜仲葉を乾燥・焙煎して作るお茶。独自の製法で雑味を抑え、爽やかで飲みやすく仕上げています。

ノンカフェインで子どもから大人まで安心して楽しめる上、体にやさしい成分も含まれており、健康志向の方にもおすすめ。ホットでもアイスでも美味しく、食後やリラックスタイムにぴったりです。

3. おすすめ｜トマトファクトリー

ダイセン創農の直売所にある「ファクトリーショップトマト」では、濃厚なトマトジュース「毎日がとまと曜日」をはじめ、ニンジンやブルーベリーなど県内農産物を活かした搾汁製品を販売。ジュースバーで味の違いを試せる体験型スポットで、新鮮な地元の味を気軽に楽しめます。

道の駅 なかせん「こめこめプラザ」　　　　　

• 所在地：秋田県大仙市長野字高畑95-1
• 電話：0187-56-4515
• 時間：9:00～18:00（12～3月／9:00～17:30）
• 公式サイト：道の駅 なかせん「こめこめプラザ」

まとめ

大仙市の3つの道の駅を巡る旅は、買い物や食事だけでなく、土地の空気と人の暮らしにふれる小さな体験の連続でした。地元の食材や手仕事の品々に触れながら、自然や歴史の風景を感じ、地域の文化や人の温もりを肌で感じられます。

観光ルートの途中に立ち寄れば、旅の時間がゆったりと広がり、心もお腹も満たされることでしょう。大仙市の道の駅は、まさに"人と風景に出会う時間"を届けてくれる場所です。

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