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和空で味わう大人の満ちたり旅【奈良】

<和空の玄関>
ごきげんよう。
高校時代は学校サボって奈良にばかり通っていた筋金入りの「私は、奈良派」たびこふれライターのとうもとくみです。
おや!?今日も奈良を歩いていたら法隆寺の門前町に、素敵な時間を過ごせそうなお宿が見えてきました。ぜひご紹介させて下さい。
目次
和空 法隆寺をご紹介
フロント
そのホテルのお名前は「門前宿 和空 法隆寺」
名前だけで自分の中の和の心が昂まってきますね!
和空は、関西(下寺町〈大阪〉・法隆寺〈奈良〉・三井寺〈滋賀〉)および関東・成田山(千葉)の4施設を運営しています。
どちらも魅力的な場所なのですが、近畿圏内からだと日帰り旅行になりがちで泊まる機会の少ない場所かも知れません。
でも、きっとこの記事を読んだ後には和空で1泊ゆったり旅をしたくなっているかもしれませんよ。
アクセスですが、JR「法隆寺」駅下車徒歩20分もしくは、西名阪自動車道法隆寺インターチェンジより北へ5分です。
敷地内に駐車場がありますが(23台)繁忙期には満車になる可能性がある、との事ですのでご注意下さい。
気候が穏やかな日なら、駅からのほのぼのとした田んぼのあぜ道や、法隆寺の歴史感じる参詣道をソフトクリームや名物の柿スィーツを嗜みつつ歩くのも楽しいかも知れません。
私は帰り道、美味しいほうじ茶ソフトクリームを頂きました。
「和空 法隆寺」は、西方館と東方館の2つの棟に分かれています。こちらは西方館です。
外観は、街並みに寄り添うようにしっとりと馴染んでいます。
お部屋数は、西方館と東方館あわせて58室のこじんまりとしたお宿です。
寛ぐ館内をどうぞ!!
ユニークな壁
館内も和風の雰囲気を堪能出来る落ち着いた雰囲気です。
私的に、この壁(表示板)とエレベーターが好きだったのでご披露します。
私たちが宿泊した和モダンなスーペリアツインです。
他のお部屋の雰囲気は、公式サイトよりどうぞご覧ください。
https://waqoo-horyuji.com/room/
どちらのお部屋も畳や和風のしつらえに、ゆったりとベットがあって初めて訪れるお宿なのに、おしゃれになった(ここ強調)実家に帰ってきたみたいなフィット感もあるんです。
アメニティ観察が細か過ぎる?ことで定評のある私のイチオシは、こちら。
わらじ風のスリッパ!可愛い!そして、履いた後はお持ち帰り可能です。
懐が大きいです!!
<館内着>
続いて、着用してした同僚が似合い過ぎて寺社関係者か陶芸家にしか見えなかった館内着です。作務衣タイプです。
肌触りもガサガサせず程よい柔らかさで、パジャマとしてだけでなく普段着にしたいようなデザインがよかったです。(基本は館内でご利用ください。)
お部屋のお風呂も高級感あって素敵でした。
スケルトンですが、洗面の所で鍵をかけられるのでうっかりな事件も回避出来ます!が閉めてお風呂入ったら外から音聞こえないので注意しましょう。
私は行き違いに同室の方が入浴してしまいタオルを取りっぱぐれてしまいフロントでお借りして浴堂に行きました。
<アメニティ>
こうやってオシャレに置いて頂けると嬉しいですよね。
ヘアゴムも華やかな色みが鮮やかです。お部屋には、作務衣、スリッパ、バスタオル、タオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔ソープ、石鹸(液体)、歯磨きセット、カミソリ、ヘアブラシ、衣類用消臭スプレーが用意されています。
<水>
お疲れの身体を癒してくれる優雅な名を持つミネラルウォーター1本とお茶のセットにフロント横の物販でも
取り扱っている美味しいお菓子2種類(柿もなかと茶粥紀行)です。ぜひ、お宿に到着したらホッとタイムで召し上がって頂きたい。どちらも美味しかったです。
<カゴ>
館内の雰囲気にぴったりのカゴ。よくある巾着型よりも荷物や衣類を見やすくて取り出しやすいですよね。
至高のお食事
<前菜>
お食事は、名店神田川監修の和懐石です。私たちが頂いたのはスタンダートコース。
お食事は先付けと前菜の美しさで決まりますよね。笹に包まれていますが青桃の美味しさと来たら!
想像していた味や食感と異なっていて驚きました。年を重ねても想像出来ない物に出会える発見って嬉しいですよね。それが美味しい物ならなおさらです。
私の大好きな穴子とおこわのタッグを組んだお寿司です。とろけます。
<お吸い物>
少し柚風味でさっぱりしたお吸い物です。
<お肉>
和牛リブロースのしゃぶしゃぶです。
どうして?人は、旅先の1人用鍋に心躍ってしまうのでしょうか。お肉がやわらかくて堪能しました。
さっぱりとしたデザートとフルーツです。
先付けからデザートまで身体に優しい胃が重くなら無いお食事で、これなら高齢の両親も喜んで食べてくれるんじゃ無いかな?と思いました。
こちらは、料理長こだわりの和朝食です。
奈良と言えば!聖武天皇の時代から食べられていたと言う茶がゆも選べます。湯豆腐には大豆にとことんこだわった「豆風花」のお豆腐を使用しています。豪華ですが、胃にもたれない日本の贅沢なザ・朝食でした。
館内設備のご紹介
浴堂 写真提供:和空 法隆寺
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<入浴>
私は、お茶のお風呂に入りました!
いわゆる大浴場(というよりもう少しこじんまりとしたサイズです)をこちらでは浴堂と呼んでいます。
玄武・朱雀・白虎・青龍と風流な土地ならではのお名前も。
それぞれ大和の茶の湯とブラックシリカの湯があり、私はたまたま時間のタイミングが良かったのか?1人で茶の湯の浴堂を満喫させて頂きました。家庭風呂とも大浴場とも異なるちょうどいいサイズでしたよ。茶葉の香りを聞くための癒しの茶香炉があり、いい香りに癒されました。
フロント近くにはお土産コーナーも。
ともかく内容が幅広くて多彩で新しい趣味の扉が開きそうでした。
一緒に泊まった同僚は仏像のレプリカにすっかり夢中になっていました。
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という訳で、ここは名物柿の最中。
お部屋にも置いてありましたが上品な甘さでおすすめです。
個人的には、奈良名物のごま団子も家族に好評でしたし、茶粥紀行も美味でした。
フロント近くには、こんなに落ち着く空間が。漫画や雑誌(和空が海外の雑誌に取り上げられたものも)がたくさんあって「天上の虹」や「ブッダ」なんてこの寛ぎの宿でずっとゴロゴロしながら全巻読めたら、さぞかし現実逃避出来てスペクタルな時間だろうなーって思いました。夢が広がりますね。フロントスタッフの皆さんも丁寧ですが、親切かつフレンドリーな対応で安心して過ごすことが出来ました。
恐らく、最初に訪問した時は「へぇ、たくさん仏像あるね。レプリカ?よく出来てるね」と言った感想を持つ方が殆どだと思うのですが、この後から紹介する「和空のしかけ」によって、同僚の如くこのコーナーから動けなくなるくらい夢中になってしまう可能性のある魔のコーナーなんです。恐ろしや。
和空の魔法のしかけ
じゃじゃん。和空では、こんなに素敵なイベントがたくさん行われております。
私たちが参加したのは、まず1日めにスライド&トークショー「偉人の履歴書」。
分かりやすく履歴書になぞらえて、聖徳太子の人柄や歴史の流れを紐解いて下さいます。
ここでもう、置いてある飛鳥時代の漫画や書籍読みたくてしょうがなくなります。
そして、2日目は語り部中江さんの境内案内です。
こういったイベントはお宿の担当の方にお聞きしたところ「法隆寺の門前にある宿だからこそ、ただ泊まるだけでなく、地域の文化や信仰、学びと触れ合う場でありたい。」という思いから、様々なイベントを企画する様になったそうです。
ちなみに、私は時間が無くそこまで手が回りませんでしたがお部屋には絵写経の案内もありました。
一時、職場で写仏ブームがあったのですが、こんなにカラフルで綺麗な物はあまり見たことが無いので「ぜひ、次回チャレンジしてみよう」と思いました。雑念だらけの私の心も整いそうです。
そして、こちら颯爽と前を行く語り部中江さんの後ろ姿。
今回は「仏像」をテーマにお話し頂きましたが「仏像」にもとても興味が湧き、心が豊かになった気がしましたし、また中江さんのお話で季節によって変わるという異なる分野のお話を聞いてみたいと思いました。
テンポ良く幅広く飽きさせず深いです。
何かを教えてもらったり知るだけで、旅も人生も、どうしてこんなにロマンが広がるのでしょうか?
どうしてこの仏像のお顔が険しいのか?穏やかなのか?その歴史との関りを考えたことも
無かったので新しい扉を開けた気がしました。
因みに団体様でもイヤホンガイドがございますのでしっかり聴き取る事が出来ますよ。
大切な人と泊まりたい
奈良の空
今回「門前宿 和空 法隆寺」に宿泊して感じたのは、「両親にもここでのんびりと過ごさせてあげたいなあ」という気持ちでした。
近畿圏から遠く無く、落ち着いて清潔な佇まい。
和風の雰囲気を大切にしながらベットで腰や身体が楽に過ごせる。
お風呂もちょうどよいサイズで温泉を満喫できますし、フロントの方のホスピタリティも素晴らしかったです。
ご飯は身体に優しく美味しいし、何より知識と好奇心を授けて下さるのが素敵だなあと感じました。
どうでしょうか?大切な人におすすめしたくなるお宿「門前宿 和空 法隆寺」
あなたもふらりと出かけてみませんか?
和空の宿泊施設情報
- 〒636-0116 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目5-32(世界遺産法隆寺の参道沿い、南大門前)
- 電話:0745-70-1155
- チェックイン 15:00 / チェックアウト 11:00
- 公式サイト:https://waqoo-horyuji.com/
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。




























