ペルーの首都、リマ旅行でのトラブル対策教えます!

私がペルーの首都リマに抱いていたイメージは「カオス」。慢性的な交通渋滞に荒っぽい運転 ― この二つだけでも、街の道路状況はすでに混沌としています。

そのため旅行中のトラブルを恐れ、これまであえて訪れるのを避けてきました。とはいえ、この町はどうしても行っておきたい場所のひとつ。

ついに初めて行って来ました。結果はというと、やはり予想通りあなどれない町でした。

そこで今回は、リマで私自身に起きたトラブルやストレスとなったことなどに基づいて、リマを訪れる観光客のストレスを少しでも軽減できるよう、事前に知っておきたい起こりうるトラブルとその対策をお教えします!

目次

リマ市内の移動はUberで

リマ市内を観光客がスムーズに移動するには、現時点ではやはりUberが最も便利だと思います。南米の他の大都市と比べて、リマは地下鉄がほとんど発達していないため、公共交通機関を利用するとなると基本的にはバスが中心になります。

ただし、ペルーに限らず南米のバスは路線が非常にわかりづらく、観光客が使いこなすにはなかなか困難です。ですから、私は旅先では極力乗らないようにしており、今回の旅行でも一切使いませんでした。

そうなると次の選択肢はタクシーですが、ペルーの流しのタクシーにはメーターがついていないので、乗車前に運賃交渉をしなければなりません。

しかも、外国人観光客の場合、現地通貨で話を進めていたはずなのに、最終的にドルで請求されたというケースもよく耳にします。実際に体験談も聞いていたので、今回は極力避けるようにしました。

リマ市内の移動はUber

その点、Uberは料金が事前にアプリで確定するので安心ですし、幸いにもリマではかなり普及しているので、今回の市内移動のほとんどはUberを利用しました。

ただし、ここで問題が一つ発覚しました。それはリマのネット事情です!なぜか場所によっては、スマホがネットに全く繋がらないエリアがあったのです。そうなるとUberを呼びたくても呼べません。結果的に、選択肢はタクシーのみ。

やむを得ず、流しのタクシーに乗ることになりましたが、その際は必ず「それって、ドルじゃなくてソル(ペルー通貨)ね」と念押ししてから乗車しました。

運賃交渉なしに流しのタクシーには乗車しないこと。これはペルー人の間では当たり前です。外国人旅行者の場合は、それに加えて必ず現地通貨であることを確認しましょう。

また、空港から市内への移動についてですが、私が利用したのは、宿泊先のホテルからおすすめされたTravelcabという送迎サービスです。

運転手が空港の到着ゲートで待っていてくれたので、到着直後で右も左もよくわからない状況でも安心感がありました。

事前予約が必要ですが、宿泊先のホテルまでスムーズに連れて行ってくれるので、初めてリマを訪れる観光客にはとても心強いサービスだと思います。

交通渋滞と運転マナー

移動に関してもう一つの大きな問題は、リマの交通渋滞です。特にバランコ地区とセントロ地区は、Uberの運転手も避けるほど渋滞がひどく、大きな時間のロスになります。

そのため、治安の良いバランコ地区の散策は、徒歩で行うのがおすすめです。ミラフローレス地区やバランコ地区では、Googleマップを活用しながら歩いても問題なく、小鳥のさえずりが聞こえてくるので、とても気持ちよく散策できました。

治安の良いバランコ地区の散策

後、追加の注意点として挙げておきたいのが、リマの運転マナーです。全体的に運転は荒く、歩道を横断するときは十分な注意が必要です。

横断歩道があっても信号が設置されていない場所が多くあり、車があまり歩行者を優先することはありません。

実際に現地を歩いていて、「止まってくれるだろう」と期待してしまうと危険な場面が何度かありました。

ペルーに行くなら通信アプリWhatsAppは必須アイテム

リマの滞在中、通信アプリも役に立ちました。店に問い合わせをする時などに活用できるので便利です。

ペルーでは、日本で一般的なLineではなく、Whatsappが広く使われています。旅行前にダウンロードしておくといいと思います。

たとえば、先ほど紹介した空港からホテルへの送迎タクシーへの予約も、WhatsAppを使って行いました。やり取りは英語でできますので、スペイン語が話せなくても大丈夫です

ペルーでは祝日を回避した旅の計画を

私が滞在していた7月28日と29日は、ペルーの独立記念日にあたる祝日「フィエスタス・パトリアス」の2連休でした。

日本のように祝日でも商業施設が営業している場合は特に気にする必要はありませんが、ペルーでは話が別。多くの店がしっかりと休業します。

リマでは日曜日に休業する店は少なく、街は人であふれ、活気づいていたので、すっかり油断していましたが、祝日に入った途端、観光客向けのレストランやお土産屋を除いて、ほとんどの店が閉まってしまいました。

閉まっているお店の通り

28日の朝、そんな事情を知らずに、ミラフローレス地区にあるワカ・プクヤーナ遺跡を訪れました。開館時間のはずなのに門は閉まったまま。おかしいなと思いながら、他の観光客と一緒にしばらく待っていました。

というのもGoogleの情報ではこの日は開館日となっていたため、この日に見学を予定していた観光客は多かったはずです。

次々と訪れる観光客たち。その様子を見かねたのか、ようやく現れた警備員が「今日は祝日で休館です」と告げてくれました。私たちは、仕方なくその場を去りました。

せめて入口に張り紙の一つでもあれば。。。観光地なのに観光客に優しくない、と思うと、ちょっと残念でした。

この二日間は休館した博物館も少なくなく、予定していた行先を大幅に変更せざるをえませんでした。

ペルーでの不安定なネット環境への対応策

ネットの有無は、自分たちの力ではどうにもできないことですが、リマでは、場所によってインターネットがつながらないところがあります。原因はよく分かりませんが、スマホのネットが機能しないのです。

さらに、ホテルのWi-Fiも不安定で、遅かったり、突然切れたりする日もありました。そんな環境では、ネットに100%頼るのは避けたほうがいいかもしれません。

ペルーのホテル

普段は「ネットがあるのが当たり前」の生活なので、重要な情報もついネットで見ればいいやと思いがちです。そのせいで、メモを取る習慣がなくなっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ペルーのようなネットが不安定な旅先では、宿泊先の名前と住所は必ずメモしておくこと、そして紙の地図やガイドブックを持って出かけることを強くおすすめします。

私自身、旅の二日目にネットが急につながらなくなり、茫然とする出来事がありました。すでに書いたように、そのせいでウーバーが呼べなくなったのです。

ネットがつながる場所を探してしばらく歩き回りましたが、どこもダメ。仕方なく、タクシーを拾うことにしました。

ところが、運転手に行先を聞かれた瞬間、さらに焦ることに。ホテルの住所をメモしていなかったのです!地区名を伝えても「通り名が分からないと料金が出せない」と言われ、お手上げです。

まだ到着して間もないこともあり、ホテルの通り名はまったく覚えていませんでした。近くの通りの名前すら、いつもGoogleマップに頼っていたせいで、思い出せず、結局そのタクシーには乗れませんでした。

「どうしよう」と途方に暮れていたとき、ふと、ホテル近くのカフェでもらったショップカードのことを思い出しました。

急いでカバンをかき回し、なんとかカードを発見!そこに店の住所が書かれてあったので、「これでやっと帰れる!」と心からホッとしました。

この失敗から学んだ教訓です。

  • 1. ネットに頼らないこと!
  • 2. 旅先では大事な情報を必ずメモすること!
  • 3. 紙媒体は、いざという時の頼れる見方!

ネット社会に慣れすぎて、オフラインでの備えを忘れがちですが、旅先では「アナログな準備」が思わぬトラブルから助けてくれることがあります。今回の旅で、身をもって実感しました。

まとめ

以上、リマを旅行するなら、事前に知っておきたい起こりうるトラブルとその対策を紹介しました。旅行前に知っておけば、その対策を考えた旅の準備ができます。

ただでさえ、見知らぬ異国を旅する時は、緊張と不安が付きまとうものです。楽しい旅にするためにも、できるだけトラブルは回避したいものです。皆さんの旅の参考になれば幸いです。

リマ

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オシャラ

ブラジル在住19年。今はサンパウロに住んでいます。現地ならではの旅情報を発信していけたらと思います。

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