ロシアのデザートって、おいしいの?

こんにちは。甘いものがそんなに好きではないチェブラーシカです。

外国旅行に行くと、その地のデザートの食べ歩きを楽しむ人もいるようですね。

ロシアにもロシアならではの甘い食べ物があるので、それを今回は紹介します。

目次

モスクワケーキ

モスクワケーキ

甥が生まれた時に、義理の弟が買ってきたケーキは、どぎつい赤色をしていました。ものすごく値段が高いモスクワケーキです。

このケーキを初めて見た時は、着色料を使っていて、体に悪そうと思いましたが、赤いコーティングの下は、クルミを砕いた生地で、生クリームは外側だけなので、甘いのが苦手な私にとっては食べやすいものでした。

しかし、コロナ禍を経て、国際情勢の悪化で、このケーキの値段は、私がよく買っていたころから2倍の値段になっていて、今では買えないものとなりました。

カフェなどで見かけて、ご興味がある方は、ぜひ試してみてください。ただ、加齢とともに歯の間にいろいろ挟まりやすくなっている方は、クルミを砕いたものが歯と歯の間に挟まる可能性が高いので、ご注意ください。

モスクワケーキは、カフェで食べることもできますが、ドブリ二ンスキーというケーキ屋さんで買うこともできます。

ドブリ二ンスキー

※チェーン店のため、営業時間はそれぞれ違います。

メドヴィーク

ロシア語で蜂蜜のことを『мёд(ミョート)』と言います。実は、ロシアは、蜂蜜の産地でお土産に蜂蜜を買うことができます。

メドヴィーク

その蜂蜜を使ったケーキが、メドヴィークです。一口食べてみると、日本のどこかで食べたことがある懐かしい味といいますか、昭和だった頃、どこかで食べた気がする味といいますか、どことなく懐かしい味だなと感じます。

スポンジも柔らかく、歯と歯の間に何かが挟まることもないので、食べやすいと思います。

ナポレオン

ナポレオン

1912年にナポレオン戦争勝利100年のお祝いで皇帝にふるまわれたデザートです。『ミルフィーユ』みたいなケーキです。

プラハケーキ

プラハケーキ

チョコレートケーキの『プラハ』です。モスクワの歩行者天国のアルバート通りの所にプラハというレストランがありました。

建物は残っていますが、2018年に営業を停止しています。そのレストランでレシピが考案されたケーキです。

チョコレートケーキが好きな方はもちろんのこと、日本人の口にも合いやすくて食べやすいケーキで、おすすめです。

ちなみに、40代の夫は、「以前に比べて甘さを感じるようになり、たくさん食べられなくなった。」と先月話していました。

日本のケーキのようにフルーツが入っていないので、余計に甘く感じます。

カルトシュカ

カルト―シュカ

カルトシュカとは、ロシア語でジャガイモのことです。

このケーキに、ジャガイモは使われていません。スーパーで売られているカルトシュカは、きれいな形をしていますが、家庭で手作りをする場合、ジャガイモみたいに丸い形をしたものを作ったため、カルトシュカと呼ばれるようになりました。

しっとりしていて食べやすいデザートです。大きさもこじんまりしていて、甘いものが苦手な私にはちょうどいいサイズです。
お酒が入っているので、アルコールを摂取できない人はご注意ください。

季節限定 羊のケーキ

次に紹介するケーキの入手は難しいと思いますが、タイミングがあえば、ぜひ試してみてください。

羊のケーキ

それは、ロシア正教のクリスマスの1月7日前に教会の売店でのみ販売される羊の形をしたケーキです。ある時、敬虔な信者の2人目の義父母からお土産として、羊のケーキを頂いたことがありました。

もらったときは、大きいし、重いし、スーツケースに入れて持ち帰るのが大変と思いましたが、この羊のケーキは、小麦粉、卵、砂糖、牛乳が材料で、保存料とかを使っていなくて、手作りで、おいしいのです。日持ちは30日間です。

そのため、12月25日頃から1月7日までに旅行中の場合、教会の売店を覗いてみてください。

モスクワにたくさん教会がありますが、すべての教会の売店で売っているわけではありません。

確実にある教会をいくつか知っています。そのうちの1つを紹介します。

聖体布の複製が納められている教会

それは、キリストの聖体布の複製が納められている教会です。羊のケーキを買うだけでなく、教会の中も見てきてください。歴史を感じるイコンがあります。

教会の内部

教会に入って、左の方に行くと、地下へ続く階段があります。そこを下りていくと、聖体布があります。パンフレットも売られています。

教会の敷地には、大きい教会

また、教会の敷地には、大きい教会があります。2017年にできたばかりで、中も見ごたえがあります。

スレテンスキー修道院 

少し余談ですが、耳より情報

さらに、教会の敷地の奥の方には、トイレと食堂があります。モスクワのトイレは、数年前に比べればずいぶんきれいになってきましたが、前に使った人の使い方によっては、まだまだ悲惨なトイレがあります。

それでも、教会にあるトイレは、神様が見ていると思うからか、トイレが比較的きれいだなあと感じます。すべての教会に自由に使えるトイレがあるわけではありませんが、教会の敷地内でトイレを見つけたら、使ってみてください。

また、トイレだけでなく、食堂がある教会もあります。他の食堂よりも値段が安かったり、添加物などを使わず手作りの料理が提供されたりするので、教会の近くに食堂がある場合は、立ち寄ってみるのもありです。

ちなみに、先ほど紹介したメドヴィークやナポレオン、プラハも食べることができます

Nesvyatyye Svyatyye(教会内の食堂)

  • 住所:Ulitsa Bol'shaya Lubyanka, 17, Moscow, 107031
  • 電話:89647887462
  • 営業時間:9:00~20:30
  • 公式サイト:Nesvyatyye Svyatyye

まとめ

いかがでしたか?冬の寒い時期は、お腹がすくのが早いので、ケーキと温かい紅茶で休憩しながら観光するといいです。

ロシアのケーキは、日本のケーキのように、イチゴなどのフルーツが入っていなくて、生クリームだけでくどい場合が多いです。しかも大きいので、ケーキだけでお腹いっぱいになってしまう人もいるかもしれません。

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チェブラーシカ

高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。

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