奄美大島のベストシーズンは? 海のアクティビティやグルメにおすすめの時期など

奄美大島のマネン崎展望所からの眺め

奄美大島観光のベストシーズンは、海水浴をはじめとしたさまざまなアクティビティが楽しめる6月の梅雨明けから7月ごろです。

またそれ以外の時期でも豊かな自然に囲まれた奄美大島の魅力を年間通して楽しむことができます。

この記事では、奄美大島の概要や季節ごとの気候、アクティビティの種類別のベストシーズンなどを紹介します。

奄美大島への旅行を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

<1. 奄美大島はどんな島?>

<2. 奄美大島への行き方>

<3. 気温、天気をもとにした奄美大島のベストシーズン>

<4. マリンスポーツを楽しみたい場合のベストシーズン>

<5. マングローブのカヌー体験がしたい場合のベストシーズン>

<6. ホエールウォッチングのベストシーズン>

<7. 奄美トレイルを楽しみたい場合のベストシーズン>

<8. 奄美大島旅行の費用を抑えたい場合のベストシーズン>

<9. 奄美大島へはツアーが便利>

<10. ベストシーズンを探して奄美大島に行ってみよう!>

1. 奄美大島はどんな島?

奄美大島は、鹿児島県から南西に約380キロメートルほど離れた位置にある島です。年間の平均気温が20℃以上となる亜熱帯海洋性気候で、島の周辺ではサンゴ礁や熱帯魚などが見られます。

島の北部は比較的なだらかな地形で、南部には山が多いことも奄美大島の特徴です。内陸部には奄美大島だけで見られる珍しい動物や植物が生息しています。世界的に貴重な生態系や生物多様性が認められ、2021年7月には世界自然遺産に登録されました。

豊かな自然や独自の文化が根付く奄美大島は、観光地としても人気です。2024年には約50万人が奄美大島に訪れました。

参考:奄美群島への入込客数・入域客数(令和6年1月~12月)について

2. 奄美大島への行き方

奄美空港

奄美大島には、飛行機やフェリーなどで行くことが可能です。

飛行機で行く場合、東京からは羽田空港や成田空港、大阪からは大阪国際空港(伊丹空港)や関西国際空港から奄美大島への直行便が出ています。鹿児島から奄美大島には、鹿児島空港から出発する飛行機のほか、フェリーに乗って行くこともできます。

3. 気温、天気をもとにした奄美大島のベストシーズン

一般的に、奄美大島に訪れるのに最適な時期は、梅雨が明ける6月後半から7月ごろにかけてです。この時期は気温が上がり天気も良いため、奄美大島観光を満喫できます。

奄美大島は年間を通して比較的暖かいため、どの季節でも楽しむことが可能です。ここでは、奄美大島の各シーズンの気温や天気の特徴について解説しましょう。気温や降水量に関する情報は、奄美大島の中心に位置する名瀬市の気象データ(気象庁の平年値による平均気温、月降水量)を参照しています。

春(4月~6月)

4月から6月にかけての春のシーズンは、最高気温が約23℃~約29℃、最低気温が約17℃~約24℃と比較的暖かい気候です。

4月には初夏を感じられるような日もあり、奄美大島の海開きが行われます。降水量は4月が約210mm、5月が約280mm、6月が約430mmです。奄美大島は降水量の多い気候で、特に梅雨が訪れる5月・6月は多くの雨が降ります。

夏(7月~8月)

7月から8月の夏のシーズンは、最高気温が約32℃、最低気温が約26℃と暑い日が続きます。

平均気温が28℃を超えるため、野外でのアクティビティを楽しむ際は暑さ対策が必須です。7月は日照時間がピークとなるため、紫外線対策もしっかりと行う必要があります。

降水量は7月が約210mm、8月が約290mmです。梅雨が明けたあとの7月は6月と比べて降水量が少なくなりますが、8月は台風が来るため再び降水量が増えます。

秋(9月~11月)

9月から11月の秋のシーズンは、最高気温が約24℃~約30℃、最低気温が約18℃~約24℃と比較的涼しくなってきます。

秋の後半には20℃以下になる時間帯もあるため、長袖も用意しておくことがおすすめです。

降水量は9月が約350mm、10月が約260mm、11月が約170mmで、9月は台風の影響で降水量が多くなっています。

冬(12月~3月)

12月から翌年3月にかけての冬のシーズンは、最高気温が約18℃~約20℃、最低気温が約12℃~約14℃となります。

冬であっても比較的暖かい気候のため、野外でのアクティビティも無理なく楽しむことが可能です。

降水量は12月が約170mm、1月が約180mm、2月が約160mm、3月が約210mmで、雨が少ないシーズンとなっています。

4. マリンスポーツを楽しみたい場合のベストシーズン

海中の魚の群れ

奄美大島ではさまざまなマリンスポーツが楽しめて、アクティビティの種類によってベストシーズンが異なります。奄美大島でできる主なマリンスポーツは以下の通りです。

  • ・シュノーケリング
  • ・SUP
  • ・バナナボート
  • ・トーイングチューブ
  • ・ウェイクボード
  • ・スキューバダイビング

シュノーケリングは浅瀬に入って海中の様子を楽しみながら泳ぐマリンスポーツです。奄美大島では土盛(ともり)海岸やばしゃ山海水浴場、ヤドリ浜などでシュノーケリングが楽しめます。ウェットスーツを着れば年間を通してシュノーケリングができますが、特におすすめのシーズンは水温が高くなる6月の終わりごろから8月までの期間です。この時期はウミガメが産卵する時期でもあるため、運が良ければシュノーケリング中にウミガメを見られる可能性があります。

SUPはボードとパドル、オールを使って楽しむマリンスポーツです。ボードに乗って景色をゆったり眺めたり、ボードの上でヨガをしたりなど、幅広い楽しみ方ができます。シュノーケリングと同じく、気温が高くなる夏の時期に人気のアクティビティです。

バナナボートやトーイングチューブ、ウェイクボードは、乗り物にのって水上バイクに引っ張られながら海の上を高速で移動するマリンスポーツです。爽快感やスリルを味わいたい方に人気のアクティビティで、7月や8月の暑い時期がベストシーズンとなっています。

スキューバダイビングは、比較的深いところまで潜って海中の様子を楽しめるマリンスポーツです。奄美大島にはさまざまなダイビングスポットがあり、初心者向けの体験ダイビングからライセンスが必要なファンダイビングまで幅広く楽しめます。ウェットスーツを着用するため、奄美大島では年間を通してスキューバダイビングが可能です。季節によって海の透明度や見られる生き物が異なるため、好みのシーズンを探してみましょう。

5. マングローブのカヌー体験がしたい場合のベストシーズン

マングローブ原生林の中のカヌー

奄美大島の中央部には、日本最大級の規模となるマングローブの原生林があり、「黒潮の森マングローブパーク」でカヌー体験ができます。

マングローブのカヌー体験は年間を通して楽しめるアクティビティです。暖かく天気が安定している時期にカヌーを体験したい場合は、梅雨明け後の6月後半~7月がベストシーズンとなります。

ただし、この時期は比較的観光客が多いため、人が少ない時期に落ち着いた雰囲気の中でマングローブのカヌー体験を楽しみたい場合は、12月~3月の冬の時期に行くのもおすすめです。

6. ホエールウォッチングのベストシーズン

奄美大島でホエールウォッチングを楽しむなら、1月から3月ごろがベストシーズンです。

この時期には、シベリア海から奄美大島の近海まで、繁殖や子育てのためにザトウクジラの群れがやってきます。

特に、2月と3月はザトウクジラの遭遇率が高い時期で、ホエールウォッチングのツアーも多く開催されます。

奄美大島でホエールウォッチングができる主なスポットは、島の北東側にあるあやまる岬から南側の加計呂麻島(かけろまじま)付近と、島の西側にある蒲生崎(がもうざき)から与論島(よろんじま)付近の海です。ホエールウォッチングでは、船の上からザトウクジラが泳ぐ様子や、大きくジャンプする「ブリーチング」など迫力ある光景が楽しめます。また、シュノーケリングをしながらクジラと一緒に泳げるホエールスイムも、奄美大島で人気のアクティビティです。

7. 奄美トレイルを楽しみたい場合のベストシーズン

奄美トレイルは、奄美群島をつなぐ自然歩道です。奄美大島のほか、デイゴが並ぶ加計呂麻島やサンゴの石垣が見られる与路島(よろじま)、珍しい植物や虫が見られる請島(うけじま)など8つの有人島にコースがあり、島の間は船で移動できます。

奄美トレイルを楽しみたい場合のベストシーズンは、比較的気温が低く雨も少ない12月~4月です。この時期には適度な気温の中、奄美大島の景色を気持ちよく楽しめます。

奄美トレイルは奄美大島内だけでも8エリア・全29コースがあり、全長は296kmとなっているため、宿泊施設がある場所や移動経路、見たい景色などによってコースを選ぶことがおすすめです。

8. 奄美大島旅行の費用を抑えたい場合のベストシーズン

交通費や宿泊費などをできるだけ抑えて奄美大島旅行を楽しみたい場合、12月~2月ごろがベストシーズンです。1年の中で気温が低くなるこの時期は奄美大島観光のオフシーズンのため、航空券や宿泊の料金が比較的安く設定されます。水温が低いためマリンスポーツにはあまり向かないものの、ホエールウォッチングや奄美トレイル、星空観察などが楽しめます。

また、6月の梅雨で雨が多い期間にも、航空券や宿泊料金が安くなることがあります。

9. 奄美大島へはツアーが便利

奄美大島へ行くならツアーの利用が便利です。ツアーを利用すると、奄美大島で人気の観光スポットやアクティビティをスムーズに楽しめます。

1泊2日や2泊3日のスケジュールのほか、ツアーによっては4日間や5日間などの長期滞在も可能です。

宿泊先を自由に選べるツアーや、滞在中にレンタカーを利用できるツアーなどさまざまなプランがあるので、ぜひご自身に合ったツアーを見つけてください。

<時間と費用>(目安)

  • 飛行時間:約2時間30分(成田~奄美大島)
  • 旅行日数:2日~5日間
  • ツアー費用:約30,000円~約400,000円

>>奄美大島に関するツアー情報

10. ベストシーズンを探して奄美大島に行ってみよう!

ハートロック

奄美大島の一般的なベストシーズンは梅雨が明けて降水量が落ち着く6月後半から7月ごろですが、他の季節にも観光を楽しむことが可能です。マリンスポーツやカヌー体験、ホエールウォッチング、奄美トレイルなど楽しみたいアクティビティによってベストシーズンは異なります。

また、時期によって奄美大島までの移動にかかる料金や宿泊費も変わるため、費用を抑えたい場合は料金が安くなるタイミングを狙うこともおすすめです。ぜひ、自分なりのベストシーズンを探して、お好きな時期に奄美大島観光をお楽しみください。

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