【インドネシア・バリ島】ボカシテラピーで発汗デトックスしてみた!マッサージ編

皆さま、こんにちは!

日本でも報道されていたので、ご存じの方も多いかもしれませんが、先日、バリ島とジャワ島をつなぐ海底ケーブルに障害が発生し、バリ島全土で大規模かつ長時間の停電が起こりました。

停電は何度経験しても大変で、今回は特に長かったため少し不安もありましたが、無事に復旧してホッとしました。世界の一部の地域では、停電時に混乱が起きることもありますが、バリ島ではそうした様子は一切なく、人々は落ち着いていて、街も普段通り。改めて治安の良さを感じる出来事でした。

もしかすると、年に一度訪れる「ニュピ」という日が関係しているのかもしれません。この「ニュピ」については、以前詳しく記事にしておりますので、ご興味のある方は、下記のリンクからご覧いただけますと嬉しいです。

▼参考記事:

ニュピの日はバリ島へ!バリ島のお正月ニュピの魅力とは?

【バリ島ニュピの日】スマホでも撮影できた美しい星空に感動!

さて、今回は前回の【インドネシア・バリ島】ボカシテラピーで発汗デトックスしてみた!テラピー編に続いて、マッサージ編をお届けします。

※記事内でご紹介するボカシオイルやボカシテラピーの詳細は、前回の記事にてご紹介しています。よろしければ、併せてご覧ください。

前回もお伝えしましたが、今回の施術は人生最高と感じるほどの体験でした。その雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

目次

テラピーとマッサージ、どちらを先に受ける?

「Massage Clinic Usada Pak Oles」では、以下の施術が受けられます。

  • フルボディマッサージ(リラクゼーション または オステオパシー)
  • フットマッサージ(リフレクソロジー)
  • オルタナティブ・マッサージ(捻挫・筋肉のこり・怪我治癒後の痛み緩和ケア)
  • ボディスクラブ
  • ボカシセラピー

いずれの施術も単体で受けることが可能ですが、「Massage Clinic Usada Pak Oles」といえば、やはりボカシテラピーが代名詞のような存在です。そのため、多くの方が「ボカシテラピーのみ」または「ボカシテラピー+他のマッサージ」を選択されています。

Usada Pak Olesメニュー

前回の記事でもご紹介した画像になりますが、復習も兼ねて、施術のイメージと料金表を再掲載いたします。

※料金は2025年5月時点のものです。100Kは、現在のレートでおよそ900円ほどになります。

今回は初めての訪問だったこともあり、私たちは「ボカシテラピー」と「フルボディマッサージ」を選びました。

選べるプラン

フルボディマッサージの料金は、通常2人で320Kですが、カップルルームを利用すると350Kになります。大きな差はありませんし、受付の方に「カップルルームがおすすめです!」と強くすすめられたこともあり、そちらを選ぶことにしました。この判断が大正解だったことは、後ほど詳しくお伝えします。

受付を終えると、「ボカシテラピーとマッサージ、どちらを先にされますか?」と聞かれました。私は「ボカシテラピーで身体をしっかり温めてから、マッサージでしっかりほぐしてもらう方が効果がありそう」と思い、夫とも意見が一致したため、ボカシテラピー → マッサージの順で施術を受けることにしました。

一方で、「マッサージで筋肉をほぐしてから、ボカシオイルを全身にまとった状態でテラピーを受け、血行促進と美肌ケアをより深めたい」と考える方も多いそうです。

実際、受付の方にもどちらが効果的かを尋ねてみましたが、「どちらの順番でも効果に大きな違いはありません」とのことでした。

バリ島でボカシテラピーとマッサージを体験する機会があったら、あなたはどちらを先に受けたいと思いますか?

私の個人的な感想にはなりますが、テラピーのあとにマッサージを受けて本当に良かったと感じました。次回訪れることがあれば、迷わず同じ順番で受けると思います。その理由は、記事の最後にお伝えしますね。

おすすめのカップルルームをご紹介

ボカシテラピーを終えると、身体がすっかり温まり、痛みも和らいでとてもすっきりとした感覚になりました。そして、いよいよ楽しみにしていたボカシオイルを使ったマッサージの時間です。

テラピーで使用されたおがくずをシャワーでさっと流し、専用の移動用ウェア(羽織と短パンのような服)に着替えて、休憩室で数分待機しました。

その後、マッサージ担当の方が迎えに来てくださり、ボカシテラピーが建物の一番奥にあるため、案内されながら来た道を戻る形になります。

「どこまで行くのかな?」と思っていたら、なんと階段を上っていくようです。お店の外観はこじんまりとしていたので、店内の広さには驚きました。

マッサージ室へ行く階段

マッサージルームに到着して、まず目に飛び込んできたのはマッサージベッドです。ベッドの上には、枕用のタオルと施術時に使用するサロンが丁寧に準備されていました。

マッサージベッドの間にはカーテンの仕切りがあり、カップルだけでなく、ご家族やご友人同士でも利用しやすい構造になっています。

カップルルームのマッサージベッド

お部屋全体も清掃が行き届いており、マッサージベッドもとても清潔で、衛生面に不安を感じることは一切ありませんでした。そして次に驚かされたのが、まさかのバスタブの存在です。

カップルルームでもシャワーだけだろうと思っていたので、これは意外でした。もちろん、バスタオル、バスマットも完備されています。

但し備え付けのアメニティはシャンプー、ボディソープのみで、ボカシテラピーのシャワーに備え付けられていたものと同じです。

「こんなお風呂が使えるなら、自分用のシャンプーやトリートメントを持ってくればよかった」と少し後悔しました。もし「Massage Clinic Usada Pak Oles」でカップルルームをご利用される場合は、バスアメニティの持参をおすすめします。

フルボデイーマッサージ室シャワーとバスタブ

最初は「完全にローカルスパなんだろう」と思い込んでいたので、タオルの有無まで問い合わせたほどでしたが、良い意味で裏切られる体験でした。

ただし、通常のマッサージルーム(カップルルーム以外)の場合は、共用のシャワーを利用する形になります(おそらく、ボカシテラピーと同じようなタイプのシャワーだと思われます)。

前にも書いたように、2人で受ける場合、通常ルームとカップルルームの価格差はたったの30K(約300円弱)です。それでこの設備なら、カップルルームを選ばない理由が見つかりません。

受付の方が強くおすすめしていたのも納得です。むしろ、この価格帯自体がバリ島の高級スパと比べて破格の設定なので、たとえ1人で訪れてもカップルルームを選びたくなるほどです。

カップルルームに驚き、しばし呆然としていたところに、ついにマッサージ師の方が入ってこられ、施術がスタート。結果として、人生で一番良かったかもしれないマッサージ体験となりました。

もちろん、これは個人の感想であり、日本でもバリ島でもマッサージの当たり外れはあるものです。あくまで一例として、参考にしていただければと思います。

癒やしのボカシオイルマッサージ体験

バリ島でフルボディマッサージを受ける場合、特にこちらから指定しなければ、一般的にはオイルを使用したバリニーズマッサージが提供されます。これは、指圧によってゆっくりと筋肉をほぐし、血行とリンパの流れを促進する伝統的な施術です。

ローカルスパや個人宅でのマッサージでは、香りのないココナッツオイルが使われることが多く、観光客向けや高級スパでは、好みのエッセンシャルオイルをブレンドした高品質なマッサージオイルが使用されることもあります。

一方、「Massage Clinic Usada Pak Oles」では、全身にボカシオイルが使われるのが特徴です。これは、ほかではなかなか体験できない、非常に珍しい施術スタイルです。

ボカシ関連商品

上記画像の左下にある、大小2つの緑の箱が家庭用の一般的なボカシオイルです。通常は、痛みやかゆみのある箇所に少量を塗って使うのですが、それでも十分に効果を感じられます。

そのオイルを全身にたっぷり使った今回のマッサージは、まさに贅沢そのもの。香りや肌に触れた感覚からは、まるでボカシオイルそのものを使っているかのように感じました。

実際には、マッサージには別のオイルとブレンドして使うのが一般的だと思いますが、それでも、ここまでしっかりとボカシオイルの香りや質感を感じられたのは驚きでした。

フルボディマッサージ

皆さまは「フルボディマッサージ」と聞いて、どの部位までを想像しますか?日本だと、首・肩・腕・手のひら・腰・背中・脚・足裏あたりを思い浮かべる方が多いかもしれません。

バリ島ではそれよりも施術範囲が広く、頭・顔・手足の指先・お腹・胸の上部・おしりまでしっかりケアしてくれます。特にお腹や胸の上部などデリケートな部位については、施術前に確認してくれるので、安心して受けることができます。

私は特に、頭と顔のマッサージが大好きなのですが、実際に受けてみると意外と凝っているのを実感します。頭は重力を一番に受け、顔の筋肉も日々表情を作るためにフル稼働していますよね。

そして、今回特に驚いたのは、耳まで丁寧にマッサージされたことです。何もお願いしていなかったのに、ここまで細かくケアしてもらえたのは初めてでした。

バリニーズマッサージ

バリニーズマッサージはリンパや筋肉をしっかり刺激するので、部位によっては少し痛みやくすぐったさを感じることもあります。ところが今回は、不思議なほどまったく不快感がなく、これまでで1番と言っていいほど体にしっかり効いているのを感じました。

特に首や肩まわりが施術直後からぐっと軽くなっていて、自分でも驚くほどでした。あとでメニューを見返すと、「フルボディマッサージ(リラクゼーション または オステオパシー)」とあり、おそらく私たちが受けたのは「オステオパシー」だったのかもしれません。

やさしく触れながら、バランスを調整していくような施術で、違和感がなく、まさに体の自然治癒力を引き出してくれる感覚でした。

全身が丁寧にほぐされていく心地よさに、途中で寝てしまいそうになるほどでしたが、あまりにも気持ちよくて「起きていたい!」と思うほどでした。

「Massage Clinic Usada Pak Oles」は、その名に「Clinic」とついているだけあり、技術の高さを感じます。私を担当してくれた方は、1時間ずっと手を止めることなく、隣で施術していた夫の担当者とも一切会話せず、黙々と集中してマッサージしてくれました。

フルボデイーマッサージ室施術用ベッドの枕

うつ伏せ・仰向けに対応

ところで、このうつ伏せ用の枕は、マッサージ好きの方なら重要性をよくご存じだと思います。これがないと首がつらくなってしまい、せっかくの施術も十分に楽しめません。その点もご安心ください。

こちらでは、うつ伏せ用・仰向け用の両方の枕が用意されており、清潔なタオルも敷いていただけるので、安心して利用できます。

今回の施術は、たまたま担当者に恵まれたという可能性もありますが、夫も「非常によかった」と言っていたので、全体的に技術のレベルが高いのかもしれません。もちろん、事前にボカシテラピーで身体が温まっていたことも、効果をより高めてくれたのだと思います。

施術後のお風呂

施術が終わる頃、「お風呂に入りますか?」と尋ねられ、「ぜひ」と答えると、すぐにバスタブにお湯を入れてくれました。1時間しっかりと施術してもらったあとに、さらにゆっくりと湯船に浸かれる時間があるのは、本当に贅沢です。

「服を着たら呼んでください」と言われ、鍵だけが渡されて、特に時間制限なども言い渡されませんでした。

お湯がぬるくなったので、自分でお湯を足して温め直すことができるほど、時間に余裕がありました。てっきり「マッサージとお風呂を合わせて1時間」だと思っていたのですが、実際はマッサージを1時間きっちり行ったうえで、その後のお風呂は特に時間制限もなく、ゆっくり楽しむことができました。

バリ島らしいおおらかさと、運よく次の予約が入っていなかったことが重なったのかもしれません。

最後に

ボカシテラピー施術後のジンジャーティー

すべての施術が終わると、ロビーではジンジャーティーが用意されていました。今までに飲んだジンジャーティーの中で一番甘さが控えめで、とても美味しくいただくことができました。

今回「Massage Clinic Usada Pak Oles」へは自家用車で訪れましたが、施術後もしばらくの間、車内にはボカシオイルの香りが漂っていました。

ボカシオイルは独特の香りがあるため、ボカシテラピーやマッサージを受けてみたいと思われる方は、まずはお店で販売されている家庭用のボカシオイルを試してみるのも良いです。また、人気店のため、訪問の際は事前の予約をおすすめします。

今回、「ボカシテラピーとマッサージ、どちらを先に受けるか」で迷いましたが、テラピーを先にして本当に良かったと感じています。理由は以下の通りです。

  • ボカシテラピーにある共同シャワーの温度調整が難しく、水シャワーになる可能性あり。
  • ボカシテラピー後も汗が引かず、私服に着替えるのが困難(着替え室も蒸し暑いため)。
  • マッサージを後にすれば、専用ウェアでの移動が可能。
  • ボカシテラピーとマッサージ、どちらを先か後にしても効果に大差はなし。
  • カップルルームなら、最後にお風呂でリフレッシュできる(バスアメニティを持参すれば、そのまま帰宅してゆっくり休める)。

私としては、次回も必ずこの順番で受けたいと思っています。

あまりにも身体が楽になったので、「月に1回は通いたいね」なんて話していたのですが、いろいろあってまだ行けていません。それくらい気に入ったので、また近いうちに行けたらいいなと思っています。

バリ島在住の友人達にこの話をすると、「何年バリに住んでるの?今まで行ったことなかったなんて信じられない!」と驚かれてしまいました。

「Massage Clinic Usada Pak Oles」のボカシテラピーとマッサージは、バリ島のローカルの方だけでなく、日本人居住者にも愛されている場所です。

ボカシテラピーもボカシオイルのマッサージも、日本ではなかなかできない体験なので、バリ島を訪れる機会があれば、立ち寄ってみるのもおすすめです。きっと旅の良い思い出になると思います。

Massage Clinic Usada Pak Oles(マッサージ クリニック ウサダ パッ オレス)

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2014年に日本からバリ島へ移住。現在は夫・猫の姉妹と暮らしている主婦です。バリ島のおすすめ情報からディープなバリ島の姿まで、幅広い内容を在住者目線でお届けします!どうぞよろしくお願いします♪

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