駅前でグルメも自然も満喫!ロンドンのお洒落なヴィレッジ、ブラックヒース【イギリス】

イギリス ブラックヒース

ブラックヒース(Blackheath)は、南東ロンドンのルイシャム区(Lewisham)にある地区。

鉄道ブラックヒース駅前の坂道に囲まれた一角はブラックヒース・ヴィレッジと呼ばれています。

駅前のエリアを徒歩で10分ひとめぐりするだけで、多彩なグルメ(フレンチ、イタリアン、インド、パキスタン、レバノン、ベトナム料理 etc.)やショッピング、そして広大な草原の中での散歩まで楽しめるのが魅力です。

目次

ブラックヒースの地理的情報

ロンドン、ブラックヒース

駅から徒歩でゆるやかな坂道を登ること5分、目の前に突如出現する見渡す限りの巨大な原っぱ!この草原自体の名前もブラックヒースです。

ヒースとは「荒野や荒地、人の手が入れられていない平坦地」のこと。ヒースに設置されている案内板の情報によると、そのサイズは275エーカー(約111ヘクタール)とのことで、ざっくり言うと東京ドーム(4.7ヘクタール)23個分くらいといったところでしょうか。

ヒースの北側は大通りのShooters Hill Roadに面しており、通りの向こう側には世界的に有名な「グリニッジ天文台」があるグリニッジ・パーク、そして世界遺産に登録されている「マリタイム・グリニッジ(海事都市グリニッジ)というロケーションです。

【周辺エリア地図】

名前の由来

ロンドン、ブラックヒースの案内板

ブラックヒースの名前に関しては、ちょっと不穏な都市伝説があります。

それは、14世紀と16世紀に起こった黒死病(Black Death)の大流行による犠牲者たちが、この地に埋葬されているからその名がついた、というもの。

ただし、歴史的に見ると11世紀には既にブラックヒースの名前が使われていたことが確認されており、ルイシャム区のウェブサイトでこの噂は正式に否定されています。

同サイトによると、おそらく「bleak heath(吹きさらしの荒地)」という言葉が変化してブラックヒースになったのでは、とのことです。

ロンドン、ブラックヒース駅前の案内板

こちらはブラックヒース駅前に戻って、ヴィレッジ周辺エリアの案内板。ロンドンの主要駅ロンドン・ブリッジ駅からブラックヒース駅までは電車で12分といったところ。

ちなみに写真中央に写っているGAIL'sは急激に店舗数が増やしているロンドン発祥のベーカリー・チェーン店です。その人気は衰え知らずで、ここブラックヒース店でも週末にはお店の外まで行列ができています。

ブラックヒースのおすすめスポット5選!

All Saints

ロンドン、ブラックヒースの教会

ヒースのほぼ南西のふちに立つオール・セインツ教会。第二級指定建築物である建物は建築家Benjamin Ferreyの設計によるもので、1858年に設立(建築期間は1857年~67年)。一般のビジターでも礼拝参加OK。

All Saints

  • 住所: All Saints Drive, The Heath, Blackheath, London, SE3 0TH
  • 電話番号:+442088524280
  • 営業時間:公式サイトで要確認
  • 公式サイト:All Saints

Madeleine's Creperie and Gelato Ice Cream

ロンドン、ブラックヒースのクレープ屋さん

駅を出てすぐ左手にある人気のクレープ屋さん。クリームたっぷりのクレープやワッフルなどのスイーツ類に加え、お食事向けクレープや、バップスと呼ばれる丸いパンに具材を挟んだサンドイッチ類など多彩なメニューが楽しめる。

狭い店内も外のテラス席も常に混雑しているので、テイクアウェイを頼んでヒースでのピクニックを楽しむのもいいかも。

    ロンドン、ブラックヒースのクレープ
    <お得な「今週のクレープ」メニュー、ロータスビスケット&クリーム 5.50ポンド>

    Madeleine's Creperie and Gelato Ice Cream

    Prince of Wales Pond

    ロンドン、ブラックヒースのPrince of Wales Pond

    多くの水鳥たちが集う、ヒースの南の端に位置する穏やかな池。ブラックヒース駅から徒歩9分ほどのところにある池のほとりは、読書をしたり、お茶を飲んだり、ゆるりとした時間を過ごすのに最適。

    Prince of Wales Pond

    • 住所:33 S Row, Blackheath, London SE3 0RY

    The Princess of Wales

    ロンドン、ブラックヒースのパブ

    上記の池のそばにあるヴィクトリア朝スタイルの内装が素敵なパブ。さまざまな種類のクラフトビールやワインなどのお酒が楽しめるのはもちろんのこと、伝統的なサンデーローストを味わったり、お散歩途中に訪れてお茶とスイーツでゆっくりしたりするのもグッド!

    The Princess of Wales

    • 住所:1a Montpelier Row, Blackheath, London SE3 0RL
    • 電話番号:+442088525784
    • 営業時間:月~土曜 11:00~23:00(月・火曜は12:00~) 日曜 11:00~22:30
    • 公式サイト:The Princess Of Wales

    Zerodegrees

    ロンドン、ブラックヒースのレストラン

    その名のとおり、本初子午線、経度0度上というロケーションにあるモダンなレストラン・バー。店内の設備で醸造したクラフトビールが楽しめる。バラエティに富んだピザや、ボリューム満点のムール貝がおすすめ。

    Zerodegrees

      • 住所:29-31 Montpelier Vale, Blackheath, London SE3 0TJ
      • 電話番号:+442088525619
      • 営業時間:月~土曜 12:00~22:00(・土は~24:00) 日曜 12:00~21:30
      • 公式サイト:Zerodegrees Microbrewery Blackheath

    さいごに

    ロンドン、ブラックヒースの街角

    ブラックヒース・ヴィレッジには、ほかにも昔ながらの精肉店、魚屋さん、書店、ブティックなど、魅力的なお店がたくさんあります。

    また、Oxfam、Cancer Research UK、Boutique by Shelterなど、チャリティーショップ(慈善事業団体により運営されているリサイクルショップ)も同じエリア内に複数あるので、ロンドンでのチャリティーショップめぐりを手軽に体験してみたい方にもおすすめのエリアです。

    >>チャリティーショップに関する過去記事はこちら

    そしてブラックヒースの草原は、花火大会の会場としても良く知られています。毎年11月5日前後に催される「ガイ・フォークス・ナイト」* の花火大会や大みそかの花火大会など、この時期にもしロンドン旅行のご予定があれば、是非ブラックヒースを訪れることも検討してみてください。

    * ガイ・フォークス・ナイト=1605年11月5日におきた政府転覆未遂事件に由来して、毎年この時期に全国各地で花火大会が行われている。

    【駅周辺地図】

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