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【フィンランド】ラハティの無限に本をゲットできるイベント『Ilmaisen Kirjan Päivä』
Moi!フィンランドの南に位置する都市、ラハティに住んでいるかめ(カメの半生)です。
今回は、11月2日から3日に開催された本のイベントIlmaisen Kirjan Päiväに参加してきたレポートをお届けします。
フィンランド語ノート
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このイベントを一言で説明すると、「チケット1つで無限に本が手に入る日」です。今日は、このイベントの内容や会場、チケットの値段まで詳しくご紹介します。
この記事を読むと、Ilmaisen Kirjan Päiväの概要・開催日時・場所・チケットの買い方や値段・ヘルシンキ空港から会場への行き方などが分かります。それでは、どうぞ!
目次
Ilmaisen Kirjan Päiväはどんなイベント?
Ilmaisen Kirjan Päivä(無料の本の日)は、通常11月の初旬にラハティのLahden messukeskusという大きな展示センターで開催されるイベントです。
チケットを購入することで、ホールに置いてある数万冊の本をいくらでも持ち帰ることができます。本を入れて良いバッグの数は決まっていないので、際限なく本を手に入れることができます。私が参加したときにはキャリーバッグを持ち込んでいる人もいました。
<本の入ったバッグがたくさん>
上の写真のように、本の保管場所も設けられています。このイベントは2014年に初めて開催され、来場者や本の数は年々増え続けています。人々の読書への関心を高めることや文化をより身近に感じてもらうこと、本の再利用などが目的です。
本の値段を気にする必要がないので、それまで挑戦してこなかった本のジャンルを試してみるいい機会になりそうです。チケットを払って手に入れられるのは本のみですが、その他にも人形フェアや工芸品フェア、宝石フェアなどのさまざまなフェアが複合的に開催されます。
展示エリアは本が置いてある場所の隣に位置しているので、休憩中にふらっと立ち寄ってお土産を購入できます。Ilmaisen Kirjan Päiväは、本好きの人のみならず、フィンランドの工芸品が好きな方にもおすすめのイベントです。
<フィンランドの宝石フェアです>
置いてある本の種類は、児童書からギネスブックまでさまざまです。多くの本がフィンランド語で書いてありますが、中にはスウェーデン語やドイツ語の書籍もありました。言語が分からなくても、表紙がおしゃれで魅力的なので見ていて飽きません。
<絵本コーナー>
<ギネスブックも置いてありました>
<本の他に、メモ帳やビーズなどももらえます>
チケットについて
<会場入口の写真>
チケットの入手方法
Ilmaisen Kirjan Päiväのチケット入手方法は2つあります。
- サイトでチケットを購入する
- 現地で並んで購入する
これらの2つの方法で手に入れることができます。サイトでチケットを購入する場合は、イベント公式サイトに表示されているticketmaster.fiというウェブサイトに登録する必要があります。しかし、事前にサイトの会員登録が必要なので、心配な方は現地でチケットを買うと良いでしょう。
現地でチケットを入手する場合は、開場時間に合わせて列に並んだ後、施設内のカウンターで購入できます。
チケットの値段
気になるチケットの値段です。2024年のIlmaisen Kirjan Päiväでは、チケット料金は以下のとおりでした。
- 大人:16ユーロ(約2,600円)
- 子ども:7~15歳 10ユーロ(約1,600円)
- 年金受給者、学生、失業者:12ユーロ(約2,000円)
<私は学生なので12ユーロのチケットを購入しました>
大人が同伴する場合、7歳以下の子どもは無料で参加できます。この他にもファミリー枠があったので、事前にサイトをチェックしていくことをおすすめします。
ヘルシンキ空港から会場への行き方
ヘルシンキ空港からIlmaisen Kirjan Päiväの会場であるLahden messukeskusまでは、電車とバスを乗り継いで約1時間半から2時間です。
1. ヘルシンキ空港からティックリラ駅へ
ヘルシンキ空港からラハティ駅までの直通列車はないため、一度ティックリラ駅という駅で乗り換えをする必要があります。電車に乗るときは、入り口付近にある機械にチケットをかざします。
<電車のチケット>
チケットは空港にあるキオスキで店員から購入したり、駅のホームに置いてある券売機で入手できますよ。
2. ティックリラ駅からラハティ駅へ
ティックリラ駅に着いたら、電車を乗り換えてラハティへ。空港からティックリラ駅までのチケットは使えないので、駅の2階にある券売機でチケットを購入しましょう。
たまに車掌さんが確認しに来るので、その際にチケットを見せます。その後、数10分ほど電車に揺られてラハティに到着。
<おしゃれな電車に乗ってラハティへ>
3. ラハティ駅から会場まで
ラハティ駅に着いた後は、徒歩かバスでLahden messukeskusに向かいます。ラハティ内でバスに乗る際は、クレジットカードでチケットを支払うことができます。その他にはWaltti Mobiiliというアプリを使用すると、フィンランドの地方都市のバスを乗り回すことができるため便利です。
私は初日の午前中に参加しましたが、すでに多くの人がホールに訪れていました。開場時間の午前10時すぎから1時間並んで、ようやく施設内に入れたくらいです。
<会場前の写真です>
雪が降って凍えながら待っている中、もっと早めに並んでおけば良かったと後悔しました。イベントに来る際は、コートやニット帽などで、防寒対策をしっかりとしていくと良いと思います。
まとめ
Ilmaisen Kirjan Päiväは、11月初めに開催される本のイベントです。チケットを購入すればいくらでも本を手に入ることができます。私はこのイベントに初めて訪れたのですが、リュックと手提げバッグに本を詰められるだけ詰めて、合計37冊を入手しました。
参考に、自宅に持って帰ってきた本を数冊ご紹介します。
<小説から絵本までさまざまです>
日本の書店で、フィンランド語の本を見る機会はなかなかないと思います。フィンランドへ来た時は思い出作りに、素敵な本を手に入れるのはいかがでしょうか。
Lahden messukeskus
- 住所:Salpausselänkatu 7, 15110 Lahti
- 電話:0854-89-0846
※この記事の情報は、2024年11月時点のものです。
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かめ(カメの半生)
- フィンランドの大学に通っています。ブログではフィンランド大学生活のリアルを発信しています。https://nokiro-mon.com