＜TOP画像：歴史的なものと台北101とのコントラストが特徴的＞

今回ご紹介するのは、展望台やショッピングモールの入った超高層ビル 台北101から徒歩数分でアクセス可能な「四四南村」。超高層ビルの側にひっそりとたたずんでいるリノベスポットです。

四四南村には、文物館のほか、台湾ベーグルが味わえるカフェやおしゃれな雑貨やお土産がそろうショップもあります。近代的な建物が立ち並ぶ信義エリアの中で、まるで別世界のレトロなスポットをご紹介します。

目次

• 四四南村(ししなんそん)について
• 眷村文物館
• カフェ&雑貨「好,丘(good cho's)」
• 雑貨、本、カフェ「PLAY ground」
• まとめ

四四南村(ししなんそん)について

＜台北101／世貿駅から徒歩で3分ほどで、休日にはたくさんの人が訪れています＞

四四南村(ししなんそん)とは「眷村(けんそん)」と呼ばれる居住地域の1つです。眷村は、台湾特有の生活スタイルやグルメなどが存在しているので、台湾の新しい観光スポットとして注目されています。

＞＞眷村についての記事はこちら：【台湾】地元に根付いたグルメも！眷村文化に触れる旅

＜真ん中あたりにある眷村文物館＞

眷村とは、1949年から1960年代にかけて、国共内戦で中国大陸から移住してきた軍人を中心とする居住集落のことで、四四南村は中国青島の聯勤四十四兵工場(武器工場)から従業員と家族が移住してきた際、提供された住宅です。

もと日本統治時代に日本陸軍の倉庫だった場所ですが、ここが住宅として再利用されました。 人口増加に伴い四四東村と四四西村が増やされましたが、再開発計画により立ち退きが求められ、撤去されました。

四四南村では4棟が残され、2003年12月台北市歴史建築として登録されました。現在は眷村文物館やショップ、カフェなどとなっています。

＜小道には柵があって入れない部分もありますが、近くで建物をじっくり見学することができます＞

眷村文物館

　
＜食卓を再現した展示＞

まずは「眷村文物館」をご紹介します。ここは資料館で、四四南村の歴史が写真やパネルで説明されているほか、ドキュメンタリーフィルムの放映や実際の生活を再現した展示もあります。当時の食卓やリビングを再現した展示などもあり、住まいや生活環境の様子がよく分かります。

文字だけではなく、工夫された展示が無料で見られるので、中国語が分からなくてもぜひ立ち寄ってみてくださいね。

＜実際の生活空間を表現した展示＞

＜レトロな食器などもかわいい＞

カフェ&雑貨「好,丘(good cho's)」

＜現在、ビール醸造所 啤酒頭釀造(Taiwan Head Brewers)とコラボしてクラフトビールも販売しています 。＞

眷村文物館を見学したらさらに次の建物に入ってみましょう。建物に向かって左側にはカフェ&雑貨「好,丘(good cho's)」があります。

まずは左奥にあるカフェから。カフェでは、ベーグルに具が入ったベーグルバーガーのセットが人気ですが、おすすめは、水餃子のセット(230元)。眷村文物館で見たような眷村料理を実際に味わうことができますよ。

＜水餃子のセットにはスープと煮物(滷味)が付きます＞

＜カフェ内もレトロな雰囲気がすてき＞

台湾のサツマイモ、タロイモ、バナナ、パイナップルなどを使った手作りベーグルは1つ45元からで、店頭でも販売しているので、持ち帰ってぜひ味わってみてください。

＜店頭で販売されているベーグル＞

＜お気に入りの場所を見つけて、ぜひ写真を撮ってみてください！＞

眷村料理を味わったら雑貨などのコーナーもチェックしてみましょう。ここではこだわりの台湾製のグッズや食品が手に入ります。センスのよいカバンや文具、レトロなポストカード、マグカップなどの陶器、バラマキによさそうな個包装の台湾茶ティーバッグやいろいろなフレーバーのジャムなどなど...

お土産だけでなく、プレゼントにもよさそうなものがたくさんあって、雑貨好きなら思わず手に取ってしまうこと間違いありません。

＜魅力的な台湾製のものがたくさん並んでいます＞

雑貨、本、カフェ「PLAY ground」

＜カフェとしても利用できるお店「PLAY ground」＞

好,丘(good cho's)の雑貨コーナー入り口を出て、右へ進むと雑貨、本などを扱うお店「PLAY ground」があります。こちらでは、店内に席があり、ドリンクや梅をベースにしたジェラートなども販売しているので、カフェとしても利用可能。

台湾でデザインされたアクセサリーや小物なども販売されているので、見ているだけでも楽しいです。

＜落ち着いた雰囲気で静かな店内＞

＜個室のような席＞

＜おみくじ入りのお茶やカラスミなどの形のポーチなどデザインに工夫のあるグッズが販売されています＞

四四南村には、好,丘やPLAY ground以外にドリンクスタンドもあるので、ゆっくり回って見学してみてくださいね。

＜写真を撮るのにも人気のスポット＞

四四南村

• 住所：台北市信義区松勤街50號
• 電話：886-2-2723-7937
• 営業時間：平日9:00～17:00
• 定休日：月曜日
• 公式サイト：四四南村（交通部観光署）
• アクセス：台湾鉄道「台北駅」から台北MRT(淡水信義線)に乗り換え、「台北101／世貿駅」下車、徒歩約3分

まとめ

台湾おしゃれ雑貨&お土産も 台北101から徒歩でアクセス可能な四四南村。近代的な建物に囲まれた中で周りとは全く違ったレトロな雰囲気が楽しめるスポットです。

休日にはテントが張られ、手作りマーケットなども開催されることも。台湾の素材がたくさん入ったベーグルや眷村料理を味わったりしながら、ここで台湾のお土産も見つけてみてくださいね。

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